2月3日は「節分の日」ですね。本来節分とは、「季節を分ける」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬にそれぞれ4回あったみたいです。鬼に向かって投げる豆は、地域によって種類が違うんです。私の地元の宮崎では落花生を使うのですが、グループのメンバーに話すと驚かれた記憶があります。皆さんの家では、どんな豆を使ってましたか? さて今回は、鬼のように怖くゾッとするような、山田悠介さんの小説をご紹介します。
イジメられっ子の復讐劇
若い世代に人気の山田悠介さんですが、意外にも個人の記事でご紹介が無かったので、今回ピックアップしました。小学校時代に「×ゲーム」を用いて1人の女の子をイジメていた主人公たちですが、大人になり、その女の子の復讐劇が始まります。
その復讐の内容がえげつないんです。グロさと、人間の恐怖と、たくさんの感情が入り混じっているような小説です。小さい時に身近にあった「×ゲーム」という題材だからこそ、より恐怖を感じるのかもしれませんね。日常に飽きた時に、一つの刺激として読んでみるのも良いかもしれません。
怖さとグロさのカオス
人々の憎しみや悲しみがごちゃごちゃに入り混じっているような小説です。かなりエグいといいますが、気持ちの良いラストを迎えられるお話ではないです。ただ、お話が二転三転するので、とてもワクワクして読むことが出来ると思います。怖い・グロいと言いながらも、読み進める手を止めることが出来ない、中毒性のある本です。
山田悠介さんの小説は、テンポよくスラスラと読むことが出来るので、本をあまり読まない方にもオススメです。似たような内容で、『特別法第001条 DUST』もとても面白いので、合わせて読んでみてください。