イマジネーション炸裂。異世界を感じる5冊

イマジネーション炸裂。異世界を感じる5冊

更新:2021.12.1

どこか遠くへ行ってみたいと思ったことはありませんか? 僕はあります。会社とか学校とかウザイし、旅行はやっぱ楽しいですよね。でも電車とか飛行機で行ける範囲をさらに超えちゃってる「遠く」を感じさせるものと出会うと細かいことが全部関係なくなって、「わ、スゲー」ってなります。

2009年に北里彰久(Vo, Gt)のフリーフォームなソロユニットとして活動開始。ロックやラテン、ブラックミュージックなど、雑多なジャンルをデタラメにコラージュした上に無理矢理ABS印のシールを貼りつけたような唯一無二の音楽性で、真面目に暮らしている。2013年のアルバム"Dead Montano”以降は、岩見継吾(Wb)、光永渉(Dr)とのトリオ編成を軸として、美学をつきつめ中。2015年8月にアルバム『Unknown Moments』を発売。現在はライブを中心に活動を行っている。 2017/2/18(土) りんご音楽祭 × GOLD EXPERIENCE presents「金のりんご -2017-」 PLACE:名古屋・新栄CLUB MAGO/Live & Lounge Vio http://ringofes.info/event/goldenapple2017/ http://alfredbeachsandal.com/
泡の子
どこか遠くへ行ってみたいと思ったことはありませんか? 僕はあります。会社とか学校とかウザイし、旅行はやっぱ楽しいですよね。でも電車とか飛行機で行ける範囲をさらに超えちゃってる「遠く」を感じさせるものと出会うと細かいことが全部関係なくなって、「わ、スゲー」ってなります。

なんでそんな遠くまでいけちゃうのだろう。人間の想像力ってわけがわからんですね。でも人間が想像できることなんて結局実現しうるっていうし、距離とかの問題じゃないのかな。誰しも自分の中に自分だけの国を持ってるというか。なんてーか、とにかくぶっ飛ばされたいっていうことです。ディズニーランドの向こう側に連れてって!

伝奇集

誰かが考案した架空の世界にまつわる百科事典、永久に増殖しつづける図書館、忘れることができなくなった人、オカルティックな推理小説もどきみたいなやつ……などなどについての、幻想的な短編集。この世は迷路!

霊界日記

霊界を見ることができたらしい17~18世紀の科学者、神秘主義思想家スウェーデンボルグ。彼が日々体験してたらしいあの世での色んなできごとを書いていた日記を抜粋してまとめたのがこれです。スピリチュアルのはしりで、丹波哲郎の先輩とも言える。

日記なので、誰かに見せるために書いていたわけじゃなく、純粋に彼が体験した(とフツーに信じてた)世界がつらつら描写されている。なんというか、宗教とかニューエイジとかそういうんじゃなく、日々の出来事としてこれを書いてたってのが面白いです。「あの世でニュートンと喋った」とか。

最後の審判を描写した章がドラマチック。頭おかしいおじさんの電波日記って言われりゃそれまでなんですけど。

はてしない物語

ネバーエンディングストーリーです。ファンタージエン国を飲み込んでくのが「虚無」ってのがすさまじいです。元も子もないっていうか、史上最強最悪の敵じゃないですかね。一番怖いですよね。虚無。

刑務所の前

かつて銃刀法違反で逮捕されたことのある作者が、錆びた本物の銃を手に入れ、それを修復&改造して逮捕に至るまでの過程(と刑務所内での暮らし)をドキュメントとして振り返るのだが、なぜかそれと平行して戦国時代の少女(父が鉄砲鍛冶)の日々がパラレルワールドとして描かれる。「業」みたいなものがテーマってことになる感じだが、時空がドロドロに溶け合いすぎててもうわけがわからない。とにかくめちゃくちゃ面白いっす。

奇界遺産

いやー、世界ってすごいとこいっぱいあるんだなーってふつうに思います。世界ふしぎ発見!
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