恋愛ミステリーおすすめ10選!普通のミステリーとはひと味違う!

更新:2021.12.10

恋愛だけじゃ、ミステリーだけじゃ物足りない。そんなあなたにお送りします。

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超痛快な恋愛小説 『青い城』

モンゴメリの『青い城』は、夢やロマンがたくさん詰まった、心優しい恋愛ミステリー小説です。

主人公のヴァランシーは、心臓の持病で余命一年と診断され、後悔しないで生きていくことを決心します。しかし、内気で陰気なヴァランシーの前途はなかなかに多難なのでした。

著者
モンゴメリ
出版日
2009-02-25

モンゴメリと言えば『赤毛のアン』で有名ですが、今回ご紹介するのは少女のお話ではなく、成人した女性のお話です。

主人公ヴァランシーは、29歳の独身女性。この本が出版された当時は現代に比べ、結婚しない女性への風当たりは強いものでした。そんなヴァランシーは結婚しないことへの負い目から、親戚たちの顔色をうかがいながら生活しています。

しかし、そんなヴァランシーに転機が訪れます。持病により、余命一年と宣告されるのです。そこからヴァランシーの快進撃が始まります。徐々に自分の殻を打ち破り、そして最後には、古い因習にとらわれた家から出て行くのです。彼女がどんどん外の世界へと羽ばたき、自ら幸せをつかみ取っていくその姿は圧巻の一言。痛快な気分を味わうことができるでしょう。

この作品は単なるシンデレラストーリーではありません。殻を破ろうとする彼女の前には様々な苦難が待ち構えますが、どんな逆境にもめげずに前へ前へと進んでいくその姿は、きっと読者を勇気づけてくれるはずです。

古い作品とはいえ、様々なものに捕らわれる女性の心理描写は素晴らしく、恋に、人生に悩んでいる全ての人におすすめしたい痛快恋愛小説です。是非ご一読くださいね。

恐るべき特性を持った女性の正体とは? 『ゴーン・ガール』

ニューヨークで雑誌のライターをしている34歳のニックは、電子書籍の隆盛で仕事を失い、妻のエイミーと共に故郷のミズーリ州に戻っていました。しかしニューヨークで生まれ育ったエイミーにとって、その田舎町での生活は満足のいくものではありませんでした。

そんな生活がしばらく続いたある日、結婚5周年の記念日にエイミーが突如失踪します。そして、アリバイの無いニックに妻失踪に関する容疑がかけられてしまうのです。自ら妻を探す一方で、何かを隠すように嘘を重ねるニック。ニック視点の物語と交互に挿入されるエイミーの日記から、ある衝撃の真実が明かされるのです。

著者
ギリアン フリン
出版日
2013-06-06

まずこの作品のテーマは復讐であると言えます。 愛するニューヨークを夫の都合で離れざるを得なくなり、その上夫は仕事もせずにだらけ始め、挙げ句の果てに浮気までするのですから、エイミーの怒りも想像できるでしょう。夫に対する妻の憎しみをここまで克明に描いた作品は、非常に少ないのではないでしょうか。どこかホラー小説のように読むことすらできます。

さて、この作品にはサスペンス要素がありますが、その要因はなんといっても、随所に挿入されるエイミーの日記にあるでしょう。そこにはニック視点の記述とは異なる視点の物語が挿入されており、読者は何が真実なのか分からなくなるという仕掛けがされてあるのです。そのため、結末で明かされる真実にフラストレーションの解放があり、非常に強い爽快感を感じることができるのです。

サスペンス&ホラー小説のように紹介してしまいましたが、本書はやはり恋愛小説です。物語の根底には夫婦の愛が流れていますし、結末ではふと愛情を感じることが出来ます。女性の怖さを知りたいあなたにもおすすめの一冊です。

江戸川乱歩の描く至高の恋愛小説 『孤島の鬼』

蓑浦金之助は、会社の同僚である木崎初代と恋に落ちます。初代は捨て子であったため、自身の系譜を探ろうと先祖の系譜帳を読みますが、それでも先祖が誰なのか分かりません。

そんなある夜、初代は完全なる密室で何者かに心臓を刺されて殺されてしまいます。恋人を殺された金之助は探偵の深山木幸吉に捜査を依頼しますが、幸吉も衆人監視の中殺害されてしまうのでした。

著者
江戸川 乱歩
出版日
2009-07-25

江戸川乱歩の書いたこの作品は、至高のミステリー小説でありながら、至高の恋愛小説になっています。乱歩らしいおどろおどろしい雰囲気を出しながら物語は進み、そのグロテスクな描写こそが、美しい恋の様相を表しているのです。

さて、本作で扱われる恋は異性間のものだけではありません。金之助を慕う同性愛者、諸戸の存在があるからです。諸戸は家柄良し、学歴良し、顔良しの非常に素晴らしい好青年ですが、女性に全く興味がないのです。彼は純粋な人間でもあったので、金之助への思いも隠そうとしません。しっかりと金之助に愛情を寄せるのです。

諸戸のその実直な様子から、同性間のプラトニックな愛情をしっかりと感じることが出来ます。グロテスクな描写の裏に、これほどプラトニックな愛情を描けるのは、さすがは乱歩といったところでしょうか。

現代の小説の描写に慣れていると非常にショッキングな描写の多い本作ですが、当時のほの暗い闇の中を進んでいくような感性に触れることが出来るのは、貴重な体験になると思います。そして結末に描かれる、ある人物の言葉に、きっと心が打たれることでしょう。

泉境花のロマン派小説 『活人形』

『活人形』は明治の文豪、泉鏡花のデビュー間もない頃に書かれた非常に古い作品です。現代の言葉で言い表すなら、「ハードボイルド作品」になるのでしょうか。

主人公は、探偵・倉瀬泰助。頬の三日月の傷がトレードマークの美青年です。ある日、泰助は毒を飲まされた瀕死の若者に出会います。若者を助けた泰助は、彼からとある恐怖の館の話を聞くことになります。

その館には裕福な家族が住んでいましたが、主人の病死後、様々な不可解な出来事が起こります。主人の妻は毒殺と思われる突然死を遂げ、二人の娘は三年間行方不明。そして、その隙に館を乗っ取ろうと画策するのが、親戚の得三でした。果たして、この館に隠された秘密とは何なのか。泰助は捜査に乗り出します。 

著者
泉 鏡花
出版日
2016-07-20

この作品の特徴は、幻想的な人物・風景描写と、奇っ怪な事件の現場描写にあります。まるでホラー小説のようにおどろおどろしい事件が、泰助の目の前で繰り広げられるのです。美しい探偵、泰助がその事件にどのように立ち回っていくのか。その点に注目しながら読んでみてください。

そして、物語の終盤、探偵は窮地に陥ります。それもまた非常に奇っ怪な出来事によるものなのですが、その点に関しては詳しく記述しません。是非あなたの眼で確かめてみてください。この作品が明治に作られたものだとは思えないくらい、斬新な展開が待っていますよ。

かつて日本が誇った「ロマン派」小説を楽しんでみたい方は、是非一度手に取ってみてください。この作品は、きっとあなたを深い感動に誘ってくれるはずです。

2人の魂の行き着く先は?『白夜行』

1973年、大阪で質屋殺人事件が発生します。容疑者として、主人公の一人である西本雪穂の父親が挙げられますが、証拠は出ません。一方で、被害者の息子である桐原亮司はどんどん歪んだ人生を送ることになるのです。そして二人の周辺で次々と不可解な凶悪殺人が起こります。

東野圭吾作の『白夜行』は非常に壮大なスケールの、悲劇の恋愛を描いた作品です。それゆえ登場人物も多く、小説自体も非常に長いですが、さすがは東野圭吾。非常に読みやすく、わかりやすく書かれているので、ページを後戻りするような必要はほとんどありません。きっと、本書を読み進める手が止まらなくなるでしょう。

壮大なスケールと書きましたが、それもそのはず、ここでは亮司と雪穂の20年を描いているのです。二人の青春がどのようなものであったのか、そしてその後二人はどのような人生を歩んでいったのか。それが克明に描かれていきます。決して幸せとは言えない2人の歩みに、きっとエールを送りたくなってしまうでしょう。 

著者
東野 圭吾
出版日
2002-05-17

この作品を読んだ後に残るものは一体何でしょうか。悲しい気持ちになる人、希望をもらう人。それはきっと読者によって様々です。逆に言えば、それくらい多様な読み方が出来る作品であると言えます。なぜなら、2人は生きていくためならどんな罪でも犯してきたからです。その犯罪の理由に納得できる人もいるでしょうが、時には友人や肉親すら犠牲にしようとするその行動には、やりすぎではないか、と感じる人もいることでしょう。

しかし最後には、2人の行く末にとある結論が示されます。それを希望の結末と取るか、絶望の結末と取るか、それはやはり読者次第なのでしょう。勧善懲悪とはまるで正反対の体裁を取る本作『白夜行』。複雑な人間心理を味わいたい人にはお勧めです。

戦慄の純愛ミステリー 『Nのために』

ある日、超高層マンションの一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見されます。現場には20代の男女が四人居合わせていました。彼らの証言を聞くうちに、驚くべき真実が明らかになっていくのです。

題名に『Nのために』とある通り、主要登場人物のイニシャルは全てNから始まります。そのため、最後まで誰がNなのかはわからないという構成になっています。どのNがどのNのために嘘をついているのか。それが彼ら彼女らの証言から徐々に明らかになっていくのです。

著者
湊 かなえ
出版日

NはあるNのために行動し、また別のNはそれとは別のNのために行動しているため、物語は徐々に複雑な様相を呈していきます。誰かのために行動することの美しさ、尊さを、この小説は切り取っているのですね。複雑に絡まり合った利害関係が、どのような真実を浮かび上がらせるのかにも注目して読むことが出来そうです。

一人一人は純然たる善意で行動しているのに、結局それが狂気の引き金になってしまう。あるいは、狂気そのものに写ってしまうような、どこかもの悲しい雰囲気が作中に漂っているのです。

そして、その悲しい狂気は最も残酷な結論を導き出してしまいます。出てくる登場人物には悪意のある人間がいないにも関わらず、罪を生み出してしまった。その悲しすぎる結末にあるのは純愛か狂気か、その点は是非読者の方が読んで確かめてみてくださいね。

『Nのために』はTBSにてドラマも放映されているので、こちらもぜひご覧ください。小説版に程よいアレンジが加えられた、素晴らしい傑作に仕上がっています。

少し不思議な恋愛模様 『凍りのくじら』

主人公は、藤子・F・不二雄を敬愛する父の名前を受け継いだ新進気鋭のフォトグラファー、芦沢理帆子。『凍りのくじら』は、そんな彼女の高校時代を追体験する形で構成されている小説です。

周囲の人間に合わせてしまう自分に嫌気がさした理帆子は、藤子先生の「少し・不思議」から取った、個性に名前をつける遊び「スコシ・ナントカ」で遊ぶようになります。あの子は「少し・不安」、あの子は「少し・不満」、そして自分は「少し・不在」といった風に。

著者
辻村 深月
出版日
2008-11-14

本書で特徴的なのは、各章のタイトルがドラえもんの秘密道具の名前で構成されているところでしょう。筆者の辻村深月はこのことを「家族の幸せとは何かと考えた結果」と言っています。その幸せの象徴が「どこでもドア」や「もしもボックス」だというのは、なかなか深読みが出来そうですね。

さて、主人公の理帆子が自分のことを「少し・不在」と呼ぶのには、ある理由があります。それは、どこにいても自分の居場所とは思えない、という悩みからでした。自分の身体はここにあるのに、心はどこにもいない不在感。学校には所属しているけれど、どこにも所属していないような矛盾感。その不快な感覚が理帆子を苦しめているのです。

理帆子がそう思うようになってしまったのにも理由があります。それは写真家であり父親でもある芦沢光が、理帆子が小学六年生の時に癌になり、闘病に苦しむ姿を家族に見せたくないあまり失踪してしまったことです。父親という、家庭を守るべき立場の人間が不在なことで、理帆子の精神的な支柱がなくなってしまったのです。

守ってくれる人が家庭にいないことは、子供を常に不安な状態にします。それにより、家庭という一番の居場所をなくしていしまった理帆子は「少し・不在」。つまり、どこにも居場所のない子供になってしまったのです。

悲しくてすこし暗い雰囲気の小説ですが、そこには、1人の少女の心の機微が描かれています。人間心理に深く触れたくなったらご一読してみてはどうでしょうか。

作者・辻村深月についてもっと知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

辻村深月の書籍をジャンル別にランキングで紹介!文学賞、映像化、初期、短編

辻村深月の書籍をジャンル別にランキングで紹介!文学賞、映像化、初期、短編

思春期の少年少女の心理を描くことで、定評のある辻村深月。作風は、透明感のある文章と、各作品で登場人物がリンクしているのが大きな特徴と言えるでしょう。直木賞や本屋大賞を受賞し、多くの作品が映画・ドラマ化されている彼女の著作をジャンル分けして紹介したいと思います。

告白される殺人への憧憬 『ユリゴコロ』

とある家庭で「ユリゴコロ」と題されたノートが見つかります。そこに書かれているのは、殺人に取りつかれた、ある人物の告白文でした。その家庭に存在した、狂気の真実とはいったいなんなのか。そんな暗黒の世界観から一変し、愛のある物語へと続く、感動の物語。きっとこれを読むあなたのページをめくる手は止まらないでしょう。

著者の沼田まほかるは人の心の闇や機微をえぐり取り、それを小説に描写するのを得意とする作家です。本作でも、人の心の闇、そこに至るまでの理由、そしてその結末にある愛情をとても美しく描いています。特に前半と後半でがらりと変わる雰囲気は圧巻です。

そして、この作品のタイトルにもなっている告白文『ユリゴコロ』には、読者を引き付けるものがあります。それは、あまりにも生々しい人間の感情が描かれているからでしょう。中には、読むのが辛いほどに生々しい描写もあります。これを読んでいる最中、読者はまるで読んではいけないものを読んでいるような、不思議な気持ちになることは確実です。 

著者
沼田 まほかる
出版日
2014-01-09

さて、そんな不気味なスタートを切る『ユリゴコロ』ですが、ご安心ください。本書はしっかりとした恋愛小説です。生々しい告白文から一転、芯から心を温めてくれるような感動の展開へ進んでいきます。

そしてその感動の結末へと至るためには、今まで読んできた不気味な手記の話も、過去の暗い話も必要だったのです。後半へ進むにつれて、物語が一つにまとまり、一直線に進んでいくシーン展開は、この作家でないと描けないでしょう。

結論すると、この物語は「あなたには常に見守ってくれている人がきっといる」ということだと思います。どんなつらいことがあっても、あなたは誰かに守られている。そんな深い愛情を感じさせてくれる小説です。

なにが嘘であるのかあなたは見抜けるか『偽恋愛小説家』

新人恋愛小説家、夢宮宇多のもとに舞い込んだのは、ロマンチックな体験談を持つ女性を訪ねるという番組の司会役でした。ある日夢宮は、ロマンチックな恋愛ストーリーを持つ女性に取材することになります。しかし、女性の話に隠されていたのは驚愕の真実でした。

この作品では、夢宮の「童話」の新解釈と、女性のシンデレラストーリーの二つの話を軸に展開していきます。この「童話」の新解釈では、『本当は怖いグリム童話』のように、恐ろしい解釈がされていくのです。しかし、その斬新な解釈は、幼いころに聞いた「童話」の思い出をきっと蘇らせてくれるでしょう。

一方で、シンデレラストーリーに関しては、一般的なミステリー小説のように謎が謎を呼び、一つの大きな謎を形成していきます。そして、この話と先述の「童話」の新解釈は、一つの結末へと向かって収束していくのです。「童話」になぞらえて実際の事件を解決していく、という構成になっているわけですね。 

著者
森 晶麿
出版日
2014-06-20

さて「童話」の新解釈をしているときの夢宮は全く容赦がありません。幼い子供の夢を壊すような超現実的な解釈をがんがんしていきます。その爽快感は非常に高く、すっきりと読むことができるでしょう。

本作は連作短編の形式をとっています。そしてこの物語の軸として、主人公夢宮が本物の恋愛小説家なのか?という謎があるのです。作品全体にこの一つの大きな謎があるため、読者は各短編を読む手が止まらなくなってしまいます。物語の最後で、タイトルの意味も明かされることになりますが、この隠された真相には、きっとはっとさせられてしまうでしょう。

「童話」の斬新な解釈によって現実の事件を解決していく痛快なミステリーであるとともに、恋愛のほろ苦さもたのしめる本作は、普通の恋愛・ミステリー小説に飽きている人にはぜひおすすめします。機会があれば手に取ってお読みくださいね。

ビターな雰囲気を漂わせるラブコメ作品 『砕け散るところを見せてあげる』

受験生の濱田清澄はある日、女子生徒がいじめにあっているのを目撃します。彼女の名前は蔵本玻璃。玻璃を助ける清澄でしたが、なぜかその行動を拒絶されてしまいます。果たして、その拒絶の意味は何なのか、”死んだ二人”という言葉の意味は何なのか。そして、玻璃の素顔を知ると共に、清澄は事件の真相を知ることになるのです。

主人公である清澄はヒーローになりたいという憧れを持つ、正義感の強い高校3年生です。悪いことが許せない彼は、学内で問題を見つけては、首を突っ込んで解決してしまいます。ヒーロー願望をもつ主人公といじめに逢っているヒロイン。2人の邂逅がどのような結果をもたらすのか、物語は非常に楽しみなスタートになっています。

著者
竹宮 ゆゆこ
出版日
2016-05-28

本作は序盤のうちは玻璃がいじめに逢うシーンが続いていて、読み進めるのが苦痛であるかもしれません。しかし、さすが竹宮ゆゆこというべきでしょう。そのライトな文体によって、いじめのシーンでもあまり深刻ではありません。このリーダビリティの高さも、竹宮作品ならではですね。

さらに、著者はライトノベル作家のため、作中の会話劇も多数のギャグが挿入されていて、非常に楽しめます。いじめという重いテーマを扱っているのに、明るい会話が繰り広げられるのも、注目できるポイントですね。

さて、本作には一つ大きな仕掛けが施されています。作中では、主人公である「俺」の視点で物語が描かれますが、終盤からさらにもう一つの「俺」の物語が挿入されるのです。この二人の「俺」の物語が、真相にどのように関わってくるのか、そこを推理しながら読み進めるのも、この作品の楽しみ方の一つであると言えます。

本作はいじめがテーマであることと、ヒロインである玻璃が何を考えているのか分からないような言動をすることから、ちょっと苦めのラブコメ作品になっています。しかし、最後には大きな愛が感じられる構成になっているのです。普通のラブコメに飽きている人は、ぜひお手に取ってみてください。

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