選ばなきゃいけないことが多すぎる。自分で選んで後悔したりこれでいいのだと割り切ったり、そして時々幸せになったりする。選べなくてどんどん先送りにして雁字搦めにもなる。すべての正解が書いてある教科書はどこにもない。でも、参考書はある。それはもう無数にある。すべての本が、映画が、絵が、参考書たり得る。今回は私が特に参考にした書をいくつか紹介したい。非常に個人的で申し訳ないのだが、あくまで参考程度に目を通してほしい。
例えば今日教科書を忘れても、新しい服が泥だらけになっても、何年も付き合った恋人と別れても、スマホが割れても、新しい好物に気づいても、ノーベル賞受賞が決まっても、何もなくて1日寝ちゃっても、びっくりするほどあたり前みたいな顔して明日が来る。明後日も来る。誰の事情も関係なく、全生物の生活は生きている限り、強制的に続いて行く。それを悲観していてはそのままであり、誰かが変えてくれるのを待つなんてとても愚かだから、自分で楽しくないを楽しむしかない。つまらないを、くだらないを。
- 著者
- 星野 源
- 出版日
- 2013-01-04
映画監督園子温の初の詩・エッセイ集。理不尽、理解できないこと、常識を受け入れない彼が書いたキンキンに尖った詩と鋭い切り口から様々を書いたエッセイは何度も読み返した。型を受け入れず、囚われずに作るからこそ彼の映画がある。売り方がある。読んだあと少し乱暴に背中を押された。
- 著者
- 園 子温
- 出版日
- 2015-06-19
「ぼっち」という俗語ができてから、「ひとりぼっち」はより揶揄されるようになった。でも私は「ひとりぼっち」が好きだ。ご飯もできれば一人で食べたいし、買い物する時誰かと一緒な状況もちょう苦手。
- 著者
- 蛭子 能収
- 出版日
- 2014-08-18
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。