面白い格闘漫画おすすめランキングベスト5!名作揃いで人気も高い

更新:2021.3.1

格闘、それは、血沸き肉躍る、鍛え抜かれた身体と身体のぶつかり合い。一般的な生活を送っている我々には無縁の世界ですが、だからこそ心焦がれるものがあります。 今回は、胸熱くなるおすすめ格闘漫画の中でも厳選した5作品を紹介していきます!

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1位:言わずと知れた格闘漫画の金字塔!『グラップラー刃牙』

堂々の1位は、言わずと知れた超名作『グラップラー刃牙』です。続編として『バキ』『範馬刃牙』『刃牙道』があり、今もなお多くの人に愛され続けている、格闘漫画の超大作です。1991年からの連載ですから、その歴史たるや、とてもじゃないですが、簡単には語れません。

外伝などスピンオフ作品も多数書かれている刃牙の世界。一体どういう話なのか、ご存知無い方に、簡潔にご説明致しますと、刃牙の物語は、地上最大の親子喧嘩です。もちろんただの親子喧嘩ではありません。なんせ、主人公・範馬刃牙の父親、範馬勇次郎は地上最強の生物と謳われているのですから、並みの強さでは到底敵わないのです。

著者
板垣 恵介
出版日

『グラップラー刃牙』では、無敗のチャンピオンとして君臨する地下闘技場でのバトル、それ以前の幼い頃の家族の話、そして、世界中から集められた猛者達による最大トーナメントと、盛りだくさんの内容で、楽しませてくれます。

特に、幼年期の話では、地上最強の男、勇次郎の人間性や、母、江珠の想い、刃牙の父への憧れなど、本シリーズの中でも欠かせないエピソードが収録されています。刃牙を知る上で、これから読む上で、必ず通らなければいけないのが、この第1部『グラップラー刃牙』なのです!

名言が多いことでも知られる刃牙の世界ですが、もはや格言と言いたくなるほど学ぶところの多い台詞が、本当にたくさん出てきます。

「男子はね、誰でも一生のうち一回は地上最強ってのを夢見る」 

「勝たなくていい、守れりゃいい」

「禁欲の果てにたどり着く境地など高が知れたものッッ強くなりたくば喰らえ!!」 (『グラップラー刃牙』より引用)

思わず笑ってしまうようなユーモアも所々に織り交ぜながら、刃牙の真っすぐな性格が魅力的に伝わってきます。また、圧倒的な画力も本作の魅力です。書き込まれた肉体美、今にも動き出しそうな躍動感、人智を超えた格闘家にしかできない動きなのに、絵を見ればどう動いているのかが分かってしまう、恐ろしく説得力のある絵が、有無も言わさず押し寄せてくるのです。圧倒の一言です。

ストーリー、バトル描写、キャラクター、どれをとっても格闘漫画のトップ! もし、この名作漫画をまだ読んだことが無いのならば、それは幸せです。だって、初めて読んだ時の感動を、これから味わえるのですから。

テレビアニメ第1作として2001年から放送されていました。また、「刃牙」シリーズの25周年記念として第2作が2019年からテレビアニメ化され、話題となりました。


「刃牙」シリーズについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

漫画「刃牙」の魅力全編ネタバレ紹介!最強キャラランキング、死刑囚編紹介も

漫画「刃牙」の魅力全編ネタバレ紹介!最強キャラランキング、死刑囚編紹介も

週刊少年チャンピオンで連載され続ける生きたレジェンド「刃牙」シリーズ!2018年7月に「刃牙」シリーズ25周年を記念してテレビアニメが放送され、「最凶死刑囚編」が描かれました。 2019年3月には、「最凶死刑囚編」の続きである「中国大擂台賽編」(ちゅうごくだいらいたいさい)が描かれるテレビアニメ2期の制作が発表されました。25年経っても、未だ根強い人気を持つ「刃牙」の魅力を紹介してきます!

 

2位:最強の格闘技は何?波乱を呼ぶおすすめ格闘漫画『喧嘩稼業』

2位は『喧嘩商売』に続くシリーズ漫画、本多康昭による『喧嘩稼業』。1部と2部の間に3年ほどの休載期間があったものの、リアルな格闘家にもファンが多い大作です!

まず初めにページをめくると主人公紹介として前作『喧嘩商売』を振り返りながら主人公佐藤十兵衛のことを知るための「8つのキーワード」が紹介されています。『喧嘩稼業』からでも読めるようになっている、なんとも粋な計らいです。

著者
木多 康昭
出版日
2014-04-04


8つのキーワードを簡単にご紹介いたします。

「喧嘩」いじめられっ子から脱し、本当の自分を取り戻すための手段。それゆえに強さへの思いは強い。

「策略家」偏差値75という高い知能で弱点を見抜き、相手を出し抜く、十兵衛の最大の武器。

「工藤優作」最強の喧嘩屋で十兵衛にとって最大のライバル。

「富田流」剣術・中条流がルーツの古武術。十兵衛の工藤に勝ちたいという強い思いに、弟子入りを認める。

「金剛」心臓を直接打つように強く殴るという、富田流の秘技。

「無極」自身の脳を騙し、痛みを抑え、力を増すことができるという、富田流の秘技。

「煉獄」進藤塾が隠し続けた幻の必殺奥義。これを解析し富田流の秘技として公開する。

「俺も出る」ライバル工藤優作にリベンジを果たすため、トーナメント出場を熱望する気持ち。

この中で、本作にとって最大のキーワードは「策略家」です。もはや卑怯言えてしまうようなことも、勝つためなら平然とやってのけてしまいます。スポーツマンシップの欠片もありません。この、他の格闘漫画とは一線を画すような主人公十兵衛の性格が、『喧嘩稼業』の魅力なのです。

「最強の格闘技は何か⁉ 多種ある格闘技がルール無しで戦った時…スポーツではなく…目付き金的ありの『喧嘩』で戦った時 最強の格闘技は何か?」(『喧嘩稼業』より引用)

古流武術、日本拳法、用心棒、忍術、ボクシング、プロレス、合気道、中国拳法、軍隊格闘、キックボクシング、空手、シラット、相撲、召琳寺拳法、柔道、ブラジリアン柔術。これらの技を磨いてきた達人達。表舞台と裏舞台、まさに陰と陽で、これまで出合うことのなかった16人の達人達を一堂に会し、最強を決めようと言うのです。そのトーナメントの開催が発表されるところから物語が始まります。

陰陽トーナメントの出場者が発表されるも、そこに十兵衛の名前はありません。しかし本人は出る気満々で、イレギュラーな方法で出ると言い出します。その方法というのが、出場者の一人を試合の前に倒して、代わりに出るというもの。イレギュラーにも程がある方法ですが、その相手に選んだのが、ヘビー級ボクサーの石橋強、身長差では勝っているものの、体格差は歴然。はたして十兵衛は陰陽トーナメントに出場できるのか……。

コンピューターグラフィックで描かれたキレイな絵と十兵衛の頭の切れが魅力の本作。なんでもありの頭脳派の喧嘩から目が離せなくなります!

 

3位:弱虫が見出した聖地とは?共感度の高いおすすめ格闘漫画『ホーリーランド』

森恒二の『ホーリーランド』は日本、韓国でドラマ化された名作格闘漫画です。全18巻という比較的読みやすいボリュームでありながら、登場人物の心理描写が丁寧に描かれており、リアリティのある世界感が魅力的な作品です。

主人公の神代ユウは学校でいじめにあっていて、登校拒否になってしまいます。自宅に引きこもりますが、家にも自分の居場所はありません。自分自身に存在価値を見いだせずに自殺を考えるも、それすらも叶わない臆病者なのです。孤独感に蝕まれたユウは生きる意味も持たずにただ呼吸を続けるだけのような生活を続けています。

著者
森 恒二
出版日


そんな折、ユウはふとしたことからボクシングの教本を手にします。その中でワン・ツーというボクシングの基本的な技を知り、それから毎日ただひたすらワン・ツーだけを特訓し続けるのです。この集中力は常軌を逸していて、5000回以上の反復練習は着実にユウの身に染み込んでいきます。

数か月後、自分の居場所を求め夜の街を彷徨っていると、ユウは不良たちに絡まれてしまいます。華奢でひ弱ないじめられっ子だったのですから無理もありません。ところが、彼は身に付けたワン・ツーで不良を返り討ちにしてしまいます。弱者をいびる不良は後を絶たず、ユウを標的にしてやってきますが、その度に彼は相手を返り討ちにしていくのです。

次第にユウの存在は「ヤンキー狩りのボクサー」として知れ渡っていきます。学校へ行くようになったユウにもその噂は耳に入るのです。クラスメイトがヤンキー狩りの話をしていると、ユウは自分のことだと気づきます。彼らの言葉に耳を傾けていると「カッコイイ」という言葉が聞こえてくるのです。その言葉はユウに、これまで感じたことのない高揚感を与えます。

不良が血眼になって探しているヤンキー狩りのボクサーが自分である以上、夜の街は危険な場所です。しかし、与えられた高揚感が、その恐怖心を飲み込み、ユウを子供の世界と大人の世界の間に存在する「ホーリーランド(=居場所)」へ誘うのです。

弱い主人公が強くなっていく分かりやすいストーリー展開に、暴力に飲み込まれていくユウの心理描写が丁寧に描かれているので、どっぷりとこの世界に入り込んでいけることでしょう。

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4位:タフなファイター達の深い人間模様を描く。熱い格闘漫画『TOUGH』

4位は猿渡哲也の『TOUGH タフ』です。前作にあたる『高校鉄拳伝タフ』も人気を博しているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。高校と合わせて全81巻と、凄まじいボリュームで読み応えもずっしりと重いものです。さらに3作目の『龍を継ぐ男』も始まり、その熱は加速を続けています。

著者
猿渡 哲也
出版日
2004-01-19

物語は主人公の宮沢熹一が暴力団の主催する何でもありの闇試合「ダークファイト」で戦っているところから描かれます。前作でボロボロにされた灘神影流第14代当主である父静虎の治療費を集めるためなのですが、その戦いの中でも鍛錬は欠かしません。尊敬する父の格闘家としての選手生命を絶った、伯父である鬼龍を打ち倒すという強い意志も戦いの気迫の中に見られます。

静虎の復活後は表舞台であるハイパーバトルという大会で、流派や出生の真相など、骨太なストーリーが待っています。熹一と共に驚きや成長を感じられる展開は、読み進める手が止まらなくなってしまうほどスピード感をもって進んでいきます。迫力満点なバトルシーンもさることながら、丁寧に描かれた人間模様は、読者を引き込むのに十分な魅力を持っているのです。

「己の肉体を傷つけ敵の肉体を傷つけることでしか生きている実感が湧かない格闘者の‟闇試合“!!! さあ生き残るのはどっちだあっ」(『TOUGH タフ』より引用)

タイトル通りタフな面々の力の入ったファイトは格闘好きには堪らないはずです!


『高校鉄拳伝タフ』から始まった「タフ」シリーズ。そんな長寿格闘漫画となっている「タフ」シリーズを紹介した以下の記事もおすすめです。気になる方はぜひご覧ください。

「タフ」シリーズを最新巻までまとめてみた。最強格闘漫漫画【ネタバレ注意】

「タフ」シリーズを最新巻までまとめてみた。最強格闘漫漫画【ネタバレ注意】

最強の古武術とも称される灘神影流(なだしんかげりゅう)。その後継者として生まれた、1人の少年。彼はライバルや友と出会い、そしてさまざまな死闘をくり返していくのでした。 長寿格闘漫画として有名な「タフ」シリーズ。単行本には実在の格闘家がコメントを寄せるなど、根強い人気を誇っています。そんな本シリーズのあらすじや見所を、今回の記事でご紹介。シリアスな内容ながら、笑える部分もある本作は、一体どのような物語なのでしょうか。これを読んで、あなたも人気格闘漫画に触れてみてください。

 

5位:日本が誇る格闘技の世界を描いたおすすめ漫画『バチバチ』

佐藤タカヒロの『バチバチ』は大相撲を題材にした漫画です。シリーズ化しており、作品は『バチバチ BURST』 『鮫島、最後の十五日』と続きます。

とんでもなく強く、名大関として名を馳せた、火竜という力士を父に持つ鮫島鯉太郎。彼は、角界を暴力沙汰で追放された父に似たのか、気性が荒い不良として成長してしまいます。ですが、相撲への熱量は凄まじく大きく、幼少期に引き取られた斎藤家の庭にある大きな木を相手に、一人で猛稽古に励むほどでした。

著者
佐藤 タカヒロ
出版日
2009-09-08


その大きな木の描写は鳥肌が立つほどの力強さと美しさがあります。見開きで見せる、鮫島の大迫力の体当たりと張り手。それによってあられもない方向へ伸びてしまっている大木は、言葉を使わずとも、日頃の過剰な稽古を想像させます。

鮫島は身長が低く、太りにくい体質で、決して恵まれた体躯ではありません。ですが、強烈なぶつかり相撲を武器に数々の名勝負を見せてくれます。諦めない強さ、強敵に立ち向かう勇気は真っすぐな性格の鮫島の魅力となり、その雄姿を見たいというファンがどんどん増えていきます。読んでいる方も、いつの間にか不良上がりの鮫島のファンになっていることでしょう。

角界を追われ、酒に溺れ、俺はまだ終わってないと相撲を見ながら嘆く父の姿。それとは対照的な強く勇ましかった頃の姿。「横綱とは神様よ」という父の言葉。幼き頃に見た父の姿は鮫島の心に深く刻まれていて、自らを神に戦いを挑む悪神「修羅」として角界に足を踏み入れます。

「待っているのは呪縛からの解放か…それとも修羅道か…」
(『バチバチ』より引用)

相撲という世界を舞台に熱い戦いを繰り広げる作品です。

以上、格闘漫画おすすめ5作品でした! 人間同士のぶつかり合いにドラマが生まれない訳がないんです。そして、本気でぶつかって生じるドラマが面白くない訳ないんです。未見の作品があれば、是非手に取ってみてください。

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