バレンタインの時期にぴったりのオススメ恋愛小説【広瀬彩海】
世間ではやはり今は受験、そして女性はバレンタインでしょうか。そんなバレンタインにぴったりのお気に入りの恋愛小説を紹介します。「小説のような恋がしてみたい」。女性がよく言うフレーズですよね。今は小説ではなく、マンガに憧れる方が多い気もしますが、私はマンガよりも小説の方が捉え方も人それぞれで、なんだかキラキラしているような気がして個人的に好きです。

未知な世界だからこそたまに読むとキラキラとした刺激をもらえて好きな恋愛小説を集めてみました。バレンタインのチョコレートの相手を思い浮かべながら読んでみてはいかがでしょうか……。

1度目は驚き、2度目は泣ける

著者
越谷 オサム
出版日
2011-05-28
中学生だった頃に、私が読書好きだということを知っている友人が、おすすめしてくれたのがこの本を読むきっかけでした。読み始めはよくあるような泣ける物語なのかなー、と思っていたら、奇想天外すぎて感情が追いついてこなくて、同じヒトが書いたものかと驚いてしまうほど。独創的でファンタジーな世界観に惹き込まれる物語でした。あとからしっかり読み返すと伏線の張り方もそう来るか!も感銘を受けました。中学生はもちろん、大人の方が読んでも1度目で驚き2度目で泣ける。そんな小説になっています。

宇宙のような広がりを感じさせる小説

著者
["安達 千夏", "江國 香織", "川上 弘美", "倉本 由布", "島村 洋子", "唯川 恵", "谷村 志穂", "横森 理香", "下川 香苗"]
出版日
9話収録の短編集。はじめて刊行されたのは2001年だそうです。15年前、私が2歳になっていなかった頃の話ですが、壁ドン、などという、今や恋愛にも流行がある時代の中で良い意味で感じさせないような物語の新鮮さと、少しの深みが心にチクッと注射針を刺されたかのような微かな痛みと刺激をくれます。

私にとっては「宇宙」のような小説です。足を踏み入れると空気がスッと引いていき、真っ暗な世界が広がるような感覚、人生経験によってその感覚はまったくもって違うものになりそうなのも面白い点としてあります。あくまで私の個人的な感想として頭の片隅に置いておいてくだされば幸いです。

波のように満ち引きする感情

著者
七月 隆文
出版日
2014-08-06
今や誰もが知っている「ぼく明日」。映画化され、大反響の中、流行に乗って小説を手に取った方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身映画は観ていませんが、小説を読んで、感動しました。こんなことがあったら面白いなあと思うような、切ないような悲しいような温かいような、いろいろな感情が波のように満ちては引いていき、最終的には満たされる物語になっています。

個人的にこのような少し頭脳的な部分で頭をはたらかせる小説はとても好みなので、最初から最後まで意識が本の中に吸い寄せられるような感覚でサラサラと読み進められました。マンガももちろん素敵ですが、たまには小説で視野を広げてみるのはいかがでしょうか?

この記事が含まれる特集

  • 本とアイドル

    アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る