2月といえば行事が沢山ありましたね。節分では豆まきをやり、バレンタインデーではメンバーや家族に普段の感謝の気持ちを込めてお菓子作りをしたりして楽しみました。そして、La PomPonの活動では、3月18日の定期公演に向けて、日々みんなで練習に励んでいます!
そんなふうに季節を感じながら、いろいろな感情になれる本を読んだので紹介させて頂きたいと思います。
恋愛の「感情」を味わう
村上春樹さんが海外作家の十編の恋愛小説を訳した一冊。村上さんが翻訳した言葉のチョイスがとても素晴らしかったです。十編の中で特に印象に残っていて好きな作品は「愛し合う二人に代わって」。言葉の一つひとつがストレートに伝わってきて読みやすく、心を奪われてしまいました。
甘い純愛から苦い恋まで、様々な愛の表現の仕方が描かれてあり、読んでいてドキドキが止まりませんでした。それと同時に恋愛ってこんなふうに大変で、そして面倒くさいのかもしれないな、とも感じてしまいました……。そんな多彩な感情を味わえる最高の一冊です。皆さんが思わず惹き込まれてしまう甘い恋愛小説に出会えるかもしれません。
コンプレックスの「感情」を味わう
生まれつき醜い主人公が、好きになってしまったある一人の男性を求めて、整形をきっかけに美しい女性へと変わっていくお話。整形の過程はリアルで分かりやすくかかれていて面白かったです。残酷なシーンもあり、目を背けてしまいたくなる時もありましたが……主人公の現在と過去の出来事が交互に描かれていて、物語の展開が早くあっという間に読み終えてしまいました。
容姿にコンプレックスがあり、美しくなりたいという感情を持っている方は多いと思います。この物語にはそんな女性のリアルな心情が綴られています。美しくなるために頑張っている主人公に勇気をもらえる場面もありました。
誰かに見られている、評価されていると思うから自分自身を磨こうとする、その向上心は改めて大切だなと思えた作品でした。