明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
いきなりですが、漫画って、最新巻が出るとすぐに買いたくなって、読み終えると続きを知りたくなりますよね。私のこの連載も、更新されたら何より先に読みたくなって、読んだら早く次の更新が来てほしい……と思ってもらえるような、そして、読者の皆様にワクワクをお届けできるような存在になる。これが私の今年の目標です。
まだまだ拙い文章ですが、自分なりの言葉を交え、より洗練された言葉選びが出来るよう読書を通じて語彙力も深めていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願い致します。
今回のテーマは「女って怖い」です。実は私の大好物です。(笑)
男性は、虫や幽霊や迷信などに怖がるな、男なら泣くな、と教えられ、その通りに育った方も多いと思います。そんな男性でも、歯が立たないのが、女性の執念なのです。
女性の執念に勝てるのは、それを上回る女性の執念しかないのではないでしょうか。
目には目を……。
劣等感がやがて……
- 著者
- 真梨 幸子
- 出版日
- 2015-04-22
読み始めた頃はたった2、3人だった女性の数も知らぬ間にどんどんと増えていき、誰が何をしたのが、一体何が起きているのか、この人物は誰なのかさえ分からなくなり、何度も読み返しながら読み進めていきました。
結局誰が犯人なんだ……と途中から心に霧がかかったような感覚に陥って、読み進めたいのに自分の読むスピードの限界にもどかしささえ覚えました。
ミステリー小説は犯人を予想しながら読み進めるのが好きなのですが、見事に当たらなかった。裏切られ続けるこの世界に私は一生どっぷり浸かっていたい気分です。
でもこの小説に関しては一番酷いのは……あの女ではなく……。
可笑しいのは、誰なんだ
- 著者
- 今邑 彩
- 出版日
この小説は、怖い女という表現が合わないかもしれませんが、女性を題材とした小説として紹介させて頂きます。
これは2人の女性がルームシェアをしている中で起きる奇妙な出来事が中心となり繰り広げられていく物語です。ミステリー小説にはありがちな展開だな、と思っていたら……。やはり甘かったようです。そう簡単に私たちに主導権は握らせてくれない。
これだから最高ですね。
そして、この小説の醍醐味はなんといってもエピローグ。その前に作者からの注意書きが入りますが、そこで鵜呑みにして止めるなんて言語道断。そんな人いないかもしれませんが……。
エピローグを読まなくとも結末として成立はしています。ですが、少なくとも私はエピローグありの方が物語に締りがあるというか、いかにもイヤミス!でとても面白かったです。
誰が可笑しいのか想像しながら、皆様も是非、裏切られに行ってきてください。