体に優しいお菓子作りのレシピ本おすすめ5冊!目指せグルテンフリー!

更新:2021.12.19

美味しいお菓子はバターも砂糖もたっぷり……そう思っていませんか?バターを使わなくても、少量の砂糖でも美味しいお菓子は作れます。米粉や玄米粉、てん菜糖やメープルシロップなどの自然の甘味料、そんな体に優しい材料を使ったレシピ本です。

ブックカルテ リンク

まずはバター断ちから

バターの代わりに、植物性のオイルをメインに使用したレシピ本です。

バターを溶かしたり、室温に戻したりする必要がなくなるので、生地作りが簡単でスピーディに行えます。また、バターを使わない代わりに工夫がたくさん。風味付けには、牛乳やヨーグルトなどを加えミルキーな味わいを。ナッツのパウダーはコクを与えてくれます。

著者
稲田 多佳子
出版日
2015-02-21

レシピは、スコーン、マフィン、クッキーなどの定番おやつからパンまで多岐にわたって作ることができます。

おすすめは、ミックスペッパーのクッキー。

材料は、薄力粉、きび砂糖、塩、牛乳、オリーブオイル、ミックスペッパー。家庭にあるもので代用しても作れるレシピです。おつまみにしても、おやつにしてもOK。手が止まらなくなる美味しさです。

いきなり全ての材料を、オーガニックやアレルギーフリーに変えるのは、難しいという方におすすめでします。まずは、バターから始めてみましょう。

自分に優しいお菓子

那須高原の「Ours dining」という自然創作料理店。ご夫婦2人で経営しており、自然栽培の野菜やオーガニック食品を使ったお料理を提供しています。

本書は、日々の中でお菓子作りを楽しんで欲しいと、誰かの笑顔と幸福な時間を思い、奥様が繰り返しレシピに工夫をこらしながら作った本です。

基本の道具や材料もとても丁寧に説明されていて、初めて手にする方に優しい本となっています。

体にも優しい材料を使っているのもポイント。こちらのレシピで使用している、てん菜糖やメープルシロップ、米飴は自然な甘さで体の吸収がおだやかで体に負担が少ない甘味料です。
 

著者
濱口 淳子
出版日
2014-09-06

1番おすすめのレシピは、メープルクッキー。材料はたったの4つ、薄力粉、自然塩、菜種油、メープルシロップのみ。混ぜるだけの簡単なレシピですが、伸ばす時のコツや、焼き方まで丁寧に説明されています。材料さえあれば、作りたいときに作れる普段用のレシピです。

毎日食べられるような素朴な味のお菓子から、おもてなしに使えるお菓子のレシピまでたくさん書かれているので、シーンによって使い分けたり1冊だけでもたくさん活躍できそう。

アボカドやかぶ、ごぼうを使ったお菓子のレシピまであります。野菜を使ったお菓子は、なかなか作ることがないので、この1冊を機会に是非挑戦したいものです。

こだわりの材料で作るおやつ

イギリスに住む料理家で、ケータリングも行なっているオズボーン未奈子のレシピ本です。

マクロビオティックやビーガンフードに影響を受け考えられたレシピは、牛乳、バター、生クリーム、白砂糖を使わない、体にできるだけ負担の少ない材料で作られています。

また、「無理なく、できることを」との思いからあれを食べない、これも食べないではなく、オズボーン未奈子が、できる範囲で実践したレシピです。
 

著者
オズボーン未奈子
出版日
2010-05-22

思い立ったらすぐに作れる、ビスケットやスコーンをはじめ、ちょっと手間を加えてカップケーキやタルト、保存用のおやつまでレシピは多岐にわたります。

基本の材料は、全粒粉やオートミール、洗双糖や豆乳です。一旦揃えてしまえば、作りやすいですが材料が多いレシピや、すこしずつ入れる材料を変えているレシピが多いので最初材料を揃えるのが大変かもしれません。

自分にできる範囲から始めてみてください。

小さな子のおやつにぴったりの、ひよこ豆やレンズ豆を使ったスナック菓子や野菜チップスなどもあります。炒ったり、あげたりするだけなのですごく簡単で作りやすいおやつです。

すこし凝ったアレルギーフリーのおやつを作りたい、アレンジのきくレシピ本が1冊欲しい方におすすめの本します。

砂糖、卵、乳製品を全く使わないお菓子

ヨーガンレールババグーリは、東京にある衣服、生活用品、雑貨のお店。その中で、お菓子作りが大好きなデザイナー、牧野里香が週に何度か販売しているお菓子のレシピ本です。

デザイナーのヨーガンレールに、“お砂糖は食べないよ。”と言われたことから、砂糖を使わない、ナチュラル、オーガニックなお菓子作りをしています。

著者
牧野 里香
出版日
2011-03-17

レシピ本のメインは、マフィンとクッキー。

卵、バター、牛乳はもちろん使いません。代わりに、豆乳やなたね油、甘味料はハチミツやメープルシロップを使用しています。

粉類は、全粒粉と米粉。体の吸収も穏やかで、栄養のあるお菓子です。

中にはジェラートの作り方もあります。市販のアイスは、添加物やたくさんの甘味料は入っており、美味しいけど中身や砂糖の量を知ると、なんだか食べるのをためらってしまいませんか?お子さんがいる家庭では、食べさせたくないけど何度もねだられたり……。

ぜひ、こちらのレシピ本でナチュラルなアイスを作ってみてください。

基本のメープルのジェラートは、豆乳、メープルシロップ、なたね油、塩、ラム酒、、米粉、水で作れます。お菓子を作るときと、ほとんど材料は変わりません。すこし手間がかかりますが、体を大切にしたい方、お子さんに安心できるおやつを食べさせたい方には、おすすめです。

新感覚のおやつ

神奈川県は葉山の海辺にある古民家、そこにオーガニック料理教室を営む白崎茶会があります。

グルテンフリーを目指す方におすすめの1冊。小麦粉、バター、卵を使わないお菓子のレシピ本です。

著者
白崎 裕子
出版日
2016-09-29

メインの材料は、“米粉”。

米粉のレシピは、小麦粉のレシピと違い、グルテンがないので理想のもちもち、ふわふわにならず難しいとよく言われます。

しかし、本書は工程写真がたくさん載っているので初心者でもわかりやすいです。米粉をはじめ、てん菜糖など初めて使うであろう材料についても詳しく説明が書かれているので、どうやって材料を選べばいいかわからない、という方にもぴったりのレシピ本ではないでしょうか。

米粉でたくさんの種類のお菓子が作れるの?と思いますが、マフィン、チーズケーキ、蒸しパン、クッキーなど50品ものレシピが載っています!

毎日食べたい、普段使いのおやつばかりです。

スノーボールやパンケーキなど、小さなお子さんにぴったりのおやつレシピもあります。グルテンフリー、アレルギーフリーなので、安心して子供達に食べてもらえるのではないでしょうか。アレルギーのお子さんがいらっしゃるお母さんに是非使っていただきたい1冊です!

体に優しいおやつのレシピ本、5冊紹介しました。白砂糖や乳製品、毎日摂っていませんか?すこし体に優しいお菓子を作ってみませんか?慣れれば普通のお菓子を作るのと何らかわりない、むしろ簡単なレシピも多いです。

気に入った1冊があれば是非、手にとってみてください。

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る