読んだら大学生活がむちゃくちゃになる本
エンタメ
趣味/実用

読んだら大学生活がむちゃくちゃになる本

更新:2020.11.30 作成:2016.2.26

ふくろうずの内田です。 わたしは18歳の時に夢がありました。それは、「大学生になったらモラトリアムの限りをつくす!」という夢でした。どうしてそんなしょうもない夢を持っていたかというと、当時読んでいた小説に影響されてしまった部分が大きいと思います。 そんなわけで、わたしがダメ人間になったキッカケをくれた素晴らしい小説を紹介したいと思います。10代のみなさんがウッカリ読んでしまって道を踏み外さないか心配です。大人のみなさんも、油断すると会社を辞めてフラフラしたくなっちゃいますよ。

内田万里プロフィール画像
バンド「ふくろうず」Vo/Key
内田万里
ふくろうずのヴォーカル・キーボード。内田万里(Vo, Key)、石井竜太(Gt)、安西卓丸(Ba, Vo)で2007年にふくろうず結成。2011年6月、メジャーデビュー・アルバム『砂漠の流刑地』をリリース。2015 年1月から放送されたドラマ『ワカコ酒 Season2』のオープニングテーマにミニアルバム『ベイビーインブルー』収録曲「いま何時?」が使用され、メンバーもカメオ出演して話題に。 同月には恵比寿LIQUIDROOMにてツアーファイナルが大成功。2016年4月には東京・クラブeXにて、ワンマンライブ「ふくろうずの360 ゚ライブ ~死角の無いやつら~」を開催。同じく4月に大阪・Music Club JANUSにて自主企画「プリティーツーマン~春はあげぽよ、YO!YO!白くなりゆく!?~」で、ねごとと共演し会場を盛り上げた。 7月13日にリリースされた最新アルバム『だって、あたしたちエバーグリーン』は、2014年6月リリースの『マジックモーメント』以来となる作品。2017年1月からは3カ月連続企画ライブ、6月には東京・大阪で「さらば!プラネタ銀河ツアー」を開催した。9月6日には結成10周年の集大成となるニューアルバム『びゅーてぃふる』をリリース。12月24日、結成10周年を記念したライブ「ごめんね、ありがとライブ」をもって解散を発表した。 オフィシャルホームページ http://www.fukurouzu.com/
  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena

最後の息子

著者
吉田 修一
出版日
新宿のオカマバーのママ「閻魔ちゃん」のヒモをやっている主人公「ぼく」の物語です。ゲイ狩りにあった友人「大統領」の死をきっかけに、二度と戻らない日々を主人公が撮影したビデオ日記をもとに振り返っていきます。

オカマバー、ヒモ、変なあだ名のゲイ、ビデオ日記、どれをとっても何だか憧れちゃう要素が盛りだくさん。そして、なんといっても主人公の超モラトリアムな生活がとっても魅力的です。十代ならば「自分もこんな生活がしたいなー」と思ってしまいます。

ヒモはだめだよ。

人間の屑(『夫婦茶碗』収録)

著者
町田 康
出版日
2001-04-25
誠実に生きたいと願う社会不適合な男性が懸命に頑張った結果、崖から猛スピードで転げ落ちるような物語です。

『最後の息子』の主人公はインテリ系ナヨナヨダメ人間ですが、そんなアマちゃん嫌だね! ナヨナヨしちゃって!って方は、こちらのダメ人間をオススメします。硬派、というかパンクです。主人公が大変な愛猫家で、近所の野良猫の家系図を作るところが面白いです。「黒虎一族」とかね。確実に“ダメ人間”なのに、確実に“かっこいい”と思わせてくれる町田康になりたかった大学生活でした。

神様

著者
川上弘美
出版日
2001-10-01
305号室に住んでいる「くま」と、主人公の女性「わたし」との物語です。

主人公は「くま」と散歩に出かけたり、「くま」と抱き合ったり、「えび男くん」や「コスミスミコ」と遊んだり、「人魚」が出てきたり、ヘンテコな日々なのに淡々と流れて行くので、読んでいるとなんだかふわふわしてしまいます。

これは大人の空想、大人の童話、一見優しいけれど、時に残酷で歪んだ世界です。だから、十代の女性のみなさん。この小説をしみじみ読んで、ヘンテコな世界にズブズブ入り込んでしまうと女性をこじらせる恐れがありますよ!

サークルに入ってもモテませんよ!(バンドサークルなら平気です)

1973年のピンボール

著者
村上 春樹
出版日
2004-11-16
村上春樹を読んで“ダメ人間”になったり、モラトリアムに憧れたりする人はあまりいないと思います。ですが、村上春樹の作品には、“ダメ人間”を慰めてくれるようなセリフが数多く出てくると思います。

「お互い好きになれなかったんだ。俺の方も大学の方もね」

主人公の友人「鼠」のセリフです。大学生活がうまくいかない人、いかなかった人には刺さりますね。そういうことってありますよね。
※わたしは何とか卒業しました