二度目まして、モノブライトのギター、松下省伍です。 気に入った作品(本でも音楽でも)と出会うと、いつの間にか作品から著者自身へと興味が移り、その方の他の作品を探してたり、本以外の作品を探したりと、そんな楽しいループを経験しているのは僕だけではないと思います。 僕の場合、自分だけの区切りが来るまで他の著者に移れなくなることも往々にしてあります。新しい感覚を収集するスピードが遅いとも言えますが……もう性分ですね。そんな自分がハマっている状態でよく手に取るのがエッセイというジャンルです。
このエッセイは、日記のような文体で書かれています。毎日の記録から著者の目になれたような気になるほど、風景が想像できるような滑らかな文体で、感動しました。
- 著者
- 江國 香織
- 出版日
タイトルからあるように現時点でのエッセイはこれ以降書かれていません。東野圭吾さんといえば作品数の多さでも有名で、ほぼ毎年新作が出ています。僕は時系列で読む必要はないのに作品の変化も楽しみたいという七面倒くさいクセを持っているので、ぜんぜん追いつけてないです。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
実はこの本はイレギュラーでテレビドラマから逆にエッセイを見つける、という流れで読みました。著作でもある『四つの嘘』のどろどろした人間関係をどろどろ描かないテイストで綴られる自分の周りの恋愛話、業界の仕事話、そしてそれを取り巻く家族や生活の話が大きく3つに分けられて書かれています。
- 著者
- 大石 静
- 出版日
俳優・音楽家・文筆家など様々なジャンルで活動する星野源さんご自身のエッセイ集です。終始飾らないテンポの良い言葉で幼少期のドタバタ話、舞台での話、バンドの話とまさに生活のデコボコした珍事件が並んでいます。
- 著者
- 星野 源
- 出版日
- 2013-01-04
テレビドラマや映画、舞台など幅広い分野で活躍する脚本家・宮藤官九郎さんのエッセイ集です。その多岐に及ぶ活動から経験し聞いた名言集111選。普通に生活していても飲み屋にいても「それ名言だね!」といった瞬間がありますよね?
- 著者
- 宮藤 官九郎
- 出版日
- 2013-05-10
村上春樹さんの特徴的な文章ではなく敢えて口語っぽく書かれているこのエッセイは、そう描かれていると言った方が適切かもしれません。
- 著者
- 村上春樹
- 出版日
- 2015-09-10
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。