ヤンデレにメロメロの恋愛漫画おすすめ10選!

更新:2021.11.27

ちょっと何かを拗らせてしまったヤンデレが登場します。こんな風に愛されてみたい気もするけど、愛情のみならず恐怖まで感じてしまいそう!そんなオススメを10作品集めてみました!あなたもヤンデレにメロメロに…!? スマホアプリで無料で読める作品もあるので気になったらそちらもおすすめです!

ブックカルテ リンク

ヤンデレ全開の由乃と命をかけた戦い

天野雪輝は、空想であるはずの自身の日記に、何者かによって本当の未来について書かれていることに気がつきます。そんな雪輝と同じように未来について知る、日記所有者12人が神の座をかけてサバイバルゲームを開始することになるのです。その中にはクラスメイトの我妻由乃の姿も……⁈
 

著者
えすの サカエ
出版日
2006-07-21

この神の座をかけたサバイバルゲームというのは、なんと12人がお互いに殺しあうといったとんでもない内容なのです。そして同じクラスメイトの由乃は雪輝に次いで2人目の未来日記所有者で、ちょっと変わり者の女の子。というのもこの由乃という女の子は雪輝がとにかく好きで好きで大好きすぎてストーカーしてしまったり、といった愛が重たいタイプのヤンデレ系女子だったのです。

他の日記所有者が、同じく日記を持っている雪輝を殺そうとやってきますが、由乃が雪輝を守るなどしながらどうにか2人は生き延びます。普段はとっても可愛らしい女の子由乃ですが、雪輝がピンチの時は、ブリザードが吹き荒れそうなほど冷たい目で相手と戦います。そんなヤンデレ由乃の可愛らしい時と、こじれている時とのギャップがまた読み手を魅了するのです。

ストーリーももちろん面白く、伏線が数多くあるのでいろいろ考えさせられながら読めるところがとても魅力的!可愛らしい由乃から惜しみなく発揮されるヤンデレや、そんな彼女と雪輝の恋にも注目して読んでみてください。全編通して見られるヤンデレ全開の由乃や、面白いストーリー展開に、一気に読み進めてしまうこと間違いなしです!

愛が重すぎてホラー!

ごく普通の高校生である鳥居晃は、ある日電車の通勤ラッシュで困っていた少女睦月こはるを助け、その出来事をきっかけにこはるに好意を持たれることになります。好意……といってもなんだか少しズレた好意に晃はタジタジ。そんな彼女とお付き合いすることになり……⁈

著者
大城 ようこう
出版日
2010-04-07

自分を助けてくれた晃に対して、こはるの純粋な恋心はとどまることを知りません。朝の電車、学校の教室、どこにでも現れるこはるは、もう立派なストーカー!そんな彼女に晃は困惑はするものの、なんだかんだ可愛らしい女の子からの好意にまんざらでもない様子で、かなりズレた好意を受け入れ、お付き合いを始めることになるのです。

そんな2人のお付き合いは、可愛らしく心がホッとなる……ではなく、背筋がゾッとするような感覚とドキドキ(恐怖という意味で)の連続。お付き合いを続けていくうちに少しずつ距離も近づいていくわけですが、それに伴いこはるの奇行も強烈なものになっていくのです。付き合う前の段階で、晃のリコーダーを舐めるなど、びっくり仰天な行動をしていた彼女ですから付き合い始めたら……と考えるとホラー‼︎

この作品の魅力、面白さはやはり、この女の子こはるちゃんの重すぎる愛情にあります。病的なほど晃を愛するこはるちゃんのヤンデレ具合は身の毛もよだつほどですよ!漫画だからこそOKな、思わず「この子ヤバい!」といってしまう展開をみなさんにも是非体感していただきたいです。

ヒロインがヤンデレすぎてホラーなこちらの作品、可愛い!けれど怖い!という感覚が病みつきになります。

幼馴染同士の歪んだ関係

姉を亡くし、ひとりぼっちになってしまった高校生男子の柚原。そんなとき幼馴染である黄路と10年ぶりの再会をすることから始まるこのストーリー。部屋の掃除やご飯も作ってくれる優しい彼女ではあるけれど……。
 

著者
ninikumi
出版日
2014-01-11

家族を亡くし、たった1人になった柚原が出会ったのは幼い時に隣に住んでいた女の子。「ゆんちゃん」と自分のことを呼ばれたことで、その女の子が幼馴染の黄路であるということに気がつくのです。まだ姉を亡くして1ヶ月の柚原のぐちゃぐちゃな家の中や食生活を見て甲斐甲斐しく世話を焼くようになるのですが、そんな彼女の昔の顔や、彼女との思い出を柚原はなぜか思い出せません。

そんな柚原が黄路に過去のことや、家族のことを尋ねた瞬間にいきなり変化する黄路の目は冷たく、普段とのギャップが激しくて心まで冷えるような恐怖!途端に心に影を持つ少女にしか見えなくなります。彼女からふとした時に見える恐ろしい表情や発言から、黄路の甲斐甲斐しい世話焼きが愛情や友情ではなく彼への執着にしか見えなくなっていく様は、まさにホラー。

1話の始めからたくさんの伏線が張ってあるので、読み進めていくのがとても面白いです。なんとも言えない恐怖や執着の中に黄路の本当の愛はあるのでしょうか?

闇属性王道なあの子は一体⁈

中二病全開の高校1年生金木剣太、彼は「闇を抱える系」のキャラが大好き!そんな時自分の隣に座るクラスメイト銀牙カタナという女の子に出会います。名前からして闇属性っぽい彼女は剣太の好みとドンピシャな闇を抱えてる系女子で……⁈
 

著者
岡野く仔
出版日
2017-03-01

とにかくアニメの中のキャラクターみたいな闇設定の彼女にドキドキワクワクが止まらない剣太。高校生とは思えないような体の華奢さ、髪の毛は真っ白、片目は何故か包帯を巻いている彼女はビジュアル面だけではなく、髪の毛が真っ白になった理由など細部まで訳ありだったのです。その1つ1つが剣太の大好きな闇設定と同じで、話せば話すほど闇属性な彼女に剣太はもうメロメロ!

そんな風にどんな展開も全て闇につながる彼女と、彼女の存在自体に尊さを感じている剣太のちょっと変わったお話です。剣太の、何があろうとも闇設定を愛している様子や、カタナちゃんの全てが闇属性に繋がるという展開はいつもブレないので面白いです!彼らの学園での日常が4コマ風に描かれているのですが、短い話の中に必ず闇を感じさせるコマがあるので、そこも見所ですよ。

そんな闇属性のカタナちゃんが抱える闇は、どこまでも深く真っ黒なものなのにもかかわらず、そう感じさせず面白く思えるのがこの作品の面白いところです。闇をこよなく愛する中二病の主人公剣太と、どこまでも闇属性なカタナちゃんだからこそ出せるなんとも言えない雰囲気は、闇というより、もう萌えに近い⁈そんな2人の様子が気になり、ついつい読んでしまうこちらの作品、この面白さから離れられないこと間違いなしです!
 

ヤンデレMAXな彼

24歳の画家、真部明春が出会ったのは白磁のような肌をもつ女子高生、一条生花。彼女に出会ったことから始まるこちらの話は、失明した彼女を自分の世界に閉じ込めておきたいという明春の狂愛ラブストーリーです。

著者
モリエ サトシ
出版日
2009-06-19

明春は目で見て物を描くというより対象に触れてイメージを膨らませた上で描くタイプの画家。白磁のような真っ白な肌をもつ一条生花のことが気になる彼は、生花を自分の専属モデルにするのです。そんな時、生花が病気により失明してしまったことをきっかけに明春と生花の距離がグッと縮まるのですが……⁈

何と言ってもこの主人公の明春は大変なこじらせ方をしたヤンデレなのです!生花が失明したにも関わらず、自分の手で捕まえておける嬉しさから物凄く笑顔になり、目が見えなくなり自分で何も出来なくなった彼女に対して「何も出来なくていい」というようなことを平気で言います。美しい生花にのめり込み仕事に手がつかなくなってしまった明春の様子に生花が気がつき、このままではいけないと学校に再び通い始めるのですが、その様子を見つめる明春の目は……ヤンデレ全開!イケメンの怖い顔は本当に恐怖ですよ。

そんな2人の幸せの形とは一体?ヤンデレ全開の明春が、自分の欲望のためだけではなく彼女との本当の幸せにたどり着くことができるのかにも注目して読んでみていただきたいです!そしてイケメンでヤンデレな彼を是非じっくり堪能してください。
 

ロリ百合ヤンデレ!?毒がてんこ盛りな甘い物語

学校一の美少女でヤリマン気質はあるもののモテモテな主人公のさとう。彼女が最近初めてできたという「愛すべき人」はなんと行方不明になっている幼女のしお。ふたりはなぜか大人がひとりもいない広いマンションの1室にふたりだけで住んでいます。

そんなふたりの甘い日々を守るため、さとうが日々「努力」するというストーリーです。

 

著者
鍵空 とみやき
出版日
2015-10-22


本作はとにかく毒がてんこもりなヤンデレ漫画です。主人公のさとうが愛を向ける相手が幼女で同性でしかも誘拐してきた少女という設定がすでにガクブル。しかもその愛は綺麗な言葉で綴られますがかなりの重さなのです。

主人公もやばい奴ではありますが、その周囲もまともではありません。経営する店を自分の国のように横暴に振る舞う女店長や、さとうをストーカーし続ける教師など、まともな人はさとうの親友だけ。

しかしその彼女もここまで怪しい人物に囲まれているのだから何か裏があるのだろうと読者を疑心暗鬼にさせます。どこを見回しても安心できる要素がない、毒だらけの作品です。

妖怪×人間の恋愛漫画は人間の方が怖い……!?

ひょんなことから知り合った妖怪が見えてしまう少女・咲とつまさきおとしのとしくん。最初は頑張って咲を怖がらせようとするとしくんでしたが、咲の笑っていない目と強圧的ですらあるマイペースぶりに徐々にペースをくずされていきます。

本来恐ろしいはずの妖怪と、それを上回る怖さを持った人間の日常ラブコメディです。

 

著者
ツナミノ ユウ
出版日
2015-07-23


本作の魅力はヤンデレヒロイン・咲の言葉攻め。としくんの追随を許さないほどの言葉の嵐でよりその怖さを強調します。その分量の多さは少し離れて作品のコマを見るとお経のようになって見えるほど。

咲はその言葉攻めを巧みに織り交ぜながらとしくんを追い詰めます。ある時は勝手に彼の名前をとしくんにし、ある時は彼の家の前で待ち伏せしと、相手を思っているようで全く見えていないという安定のヤンデレクオリティを発揮しながら弾丸トークをするのです。

としくんがどこにいても見つけることができるというその嗅覚は人間ではないと思えるほどあっぱれ。なぜか人間の咲よりも妖怪のとしくんに感情移入してしまうという新しい人外漫画です。

かわいいのに危ない!7人の少女とのアブノーマル学園ライフ

ヤンデレと呼ばれる性質を持った人と、深い関係で付き合うとなったとき、一定の距離感を保たなければ、自分が参ってしまうこともあるでしょう。『危ノーマル系女子』は、ちょっと変な属性を持った少女たちが登場する、学園コメディ作品。本作を読むと、ヤンデレ属性を持つ人との付き合い方の、ヒントを得られるかもしれません。

著者
真田ジューイチ
出版日
2013-01-10

秕シンヤは、八日館高校に通う高校生。冷めた性格をしており、事なかれ主義を貫いています。しかし、彼の周囲には7人の個性的な少女たちがおり、彼女たちのおかげか賑やかな学園生活を送っていました。

連続殺人鬼だという、幼馴染の威刈さつきや、自称シンヤを守る騎士である万壌夜子、シンヤを秘密の遊びに突き合わせているマゾヒストの色村雅美、妖怪付きまといと称されるほどシンヤに付きまとう翼十華など、個性を通り越してかなり危険な属性を持った女子ばかり。他にも、自称吸血鬼や眠り姫、シンヤのことが大好きな妹などが登場し、シンヤの日常は、終始賑やかに過ぎていきます。

本作は、さつきが連続殺人鬼ということもあり、サスペンスな要素をはらんでいます。しかし、注目すべきはシンヤのコミュニケーション能力の高さ。危険な女子たちとつかず離れず、絶妙なポジションを維持し続ける手腕は、お見事の一言に尽きます。シンヤと少女たちの関係はどうなるのか、危険すぎる少女たちとの学園ライフをお楽しみください。

『危ノーマル系女子』については<『危ノーマル系女子』のヤバすぎる魅力を3巻まで全巻ネタバレ紹介!>で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

主人公は苦労人!ヒロインたちの壊れていく姿に注目

ヤンデレヒロインたちも、生まれ落ちた瞬間から病んでいる思考を持っていたわけではありません。成長過程で様々な経験をし、きっかけがあったからこそ、ヤンデレになってしまったのです。『渡くんの××が崩壊寸前』は、苦労性の主人公と、3人の少女たちが繰り広げるラブコメディ。ごく普通の思考を持っていたはずのヒロインたちが、病んでいく過程を楽しむことができます。

著者
鳴見 なる
出版日
2015-02-13

16歳の高校生、渡直人は妹を溺愛し、生活の中心が妹である鈴白、という生活を送っていました。というのも、両親を2年前に亡くし、親戚中をたらい回しにされた経験から、お互いを大切に想う気持ちが人一倍強くなっているのです。1月前から父方の叔母である多摩代のもとで暮らし始めたことで、兄妹はようやく落ち着いた暮らしを送れるようになりました。

妹中心の生活を送っていた直人に、転機が訪れます。隣のクラスに転校してきた少女、館花紗月に声をかけられたものの、聞こえないふりをして逃げ出す直人。実は幼い頃に2人は面識があり、紗月は直人の畑を荒らしたという過去を持っていました。今の生活を荒らされてはたまらない、と距離を置こうとする直人でしたが、紗月はどんどんと直人の日常に入り込んできます。

紗月の行動は、自分自身の好意が優先という、まさにヤンデレ少女ですが、注目は美化委員の真面目美少女、石原紫。一見穏やな性格の紫ですが、直人を想うあまり、徐々に行動や思考が歪んでいく過程が描写されており、心の動きがやけにリアルに感じられます。紗月も紫も、何か重要な謎が隠されている様子、2人の少女の心の動きと、直人の受難っぷりをお楽しみください。

『渡くんの××が崩壊寸前』については<『渡くんの××が崩壊寸前』を最新6巻までネタバレ!シリアス×ラブコメが◎>の記事で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

お耽美なヤンデレ×ヤンデレ漫画

お隣に住む「メガネ君」こと太一郎のことを思い続けて高校生まできてしまった蝶子。ある日同じ陸上部に所属する先輩に告白され、想いが届くはずのない恋に疲れた彼女はOKしてしまいます。

しかしその日に太一郎も自分のことが好きだと発覚し、ふたりは秘密の付き合いを始めることになります……。

 

著者
すもと 亜夢
出版日


本作は恋愛によって生まれた心の闇を丁寧に描いた作品です。蝶子を好きすぎるあまり、他の男が彼女の家に上がっているの見ただけで窓ガラスを割ったり、他愛ない会話をするだけで発狂寸前まで怒ったりと、重すぎる愛を見せる太一郎。

しかし徐々に蝶子もそのヤンデレっぷりを発揮していきます。当初は太一郎だけがヤンデレに思われる展開ですが、実はふたりは似た者同士だということが分かってくるのです。

ヤンデレ×ヤンデレという重い愛にさらに重い愛を重ねた本作品。しかしその心情風景が美しく繊細に描かれているので、胸焼けしない読後感があります。

いかがでしたか?ヤンデレって何?というあなたにはこれらの作品がおすすめです。わかりやすいヤンデレ全開の方々が登場しますよ。そしてヤンデレ好きなあなたにも、是非読んでいただきたい面白い作品ばかりです!

  • twitter
  • facebook
  • line
  • hatena
もっと見る もっと見る