新しいスタートを控えた今、自然と読みたくなる本

新しいスタートを控えた今、自然と読みたくなる本

更新:2021.12.7

こぶしファクトリー・広瀬彩海です。だんだんと暖かくなってきました。私は、花粉と睡魔に襲われ戦う毎日です。最近は、卒業式ラッシュがようやく一段落したのではないかと思います。ご卒業された皆さん、おめでとうございます。さて、今回のテーマは「新生活を前にして読みたくなる本」です。

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爽やかな本だとか、感動する本だとか、特に具体的なテーマは決めずに、個人的にこの時期になると読みたい。そういう風に感じる本をまとめてみました。なので、「この本は季節で言ったら冬ではないのか?」と思うかもしれませんが、最後まで読んでいただけたら幸いです。新学期、新生活に向けて読書で気分転換してみてはどうでしょうか?

明日の記憶

著者
荻原 浩
出版日
2007-11-08
荻原浩さんの代表作ともいえるこの本。病気をテーマにした一見小説なのですが、絶望と希望、切なさと感動を持ち合わせた物語です。初めて読んだ時はなんとも言えない心の痛みに耐えきれなくなりそうになりますが、いろいろな表現方法を駆使しながら若年性アルツハイマーという具体的な病気の進行をわかりやすく、そして読者の気持ちを揺れ動かすような物語の進め方で、どんどんページをめくる指が速まっていきました。

私が一番感情移入してしまった人物は主人公・雅行を支える妻、枝実子でした。こんなにも優しく切ない女性がいるでしょうか。自分も全力に生き続けよう。と、思わせてくれる作品です。

小公女

著者
フランシス・ホジソン バーネット
出版日
2014-10-28
私が覚えてる範囲だと人生で一番最初に母に読んでもらった絵本が、『小公女』でした。主人公のセーラ・クルーが当時の私にはなんとも魅力的に見えたこと(もちろん今でも)絵本の中のパンがとても美味しそうだったことを覚えています。

とにかくセーラ・クルーの気高さ、優しさが私の憧れそのものでした。今でもたまに思い出しストーリーを読み返したりするのですが、主人公が自分よりもうんと歳下になった今でもこんな女性になりたいな、と強く思います。

また、お子様がいる方にはぜひ読み聞かせしていただきたいな、と思う童話です。

2分間ミステリ

著者
ドナルド・J. ソボル
出版日
ミステリーをここまで気軽に楽しめる本は今までに出会ったことがなく、とても斬新かつ革命的な一冊。中学時代、友達と小学生の頃によくやったなぞなぞの出し合いのように、交代で物語を読んでいき謎を皆で解いていくというちょっとしたゲームのような感覚で、皆で読んでいたのを思い出します。

71題とたっぷり話が収録されており、「今度こそは絶対謎を解き明かす!」と意地になってしまうが、どうしてもわからずに答えを見て、考えもしなかった落とし穴に「また負けた!」と笑みがこぼれる。

この本に限っては、一人で読むよりも皆で読む方が楽しみが増えるかもしれません。学生の皆さんは新学期、お弁当の時間に、社会人の方は新しい仲間と……なんて、そんな新しい小説の使い方まで、夢が膨らんでいきます。
 
春ってたくさんの夢が詰まった季節なのですね。

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