2018年春に実写映画が公開される予定の恋愛漫画『ハニー』。ビビりでヘタレな主人公とコワモテ男子の青春にキュンキュンする作品です。今回はコワモテなのに可愛すぎるギャップ男子・鬼瀬の魅力をご紹介します! ネタバレを含みますので気になる方は、無料で読めるスマホアプリなどからご自身でその魅力をご覧ください。
- 著者
- 目黒 あむ
- 出版日
- 2013-01-25
コワモテ男子が実は超純情で、一途な思いをぶつけられてツラい……。
そんなギャップ男子が魅力の恋愛漫画『ハニー』。2018年3月には平野紫耀、平祐奈主演で映画化もされた人気作品です。
本作の魅力はコワモテ男子の鬼瀬と、彼に強引に?迫られて付き合うことになる奈緒の純粋さ。どちらも恋愛漫画史上上位に入ると思われるピュアさで、ふたりが初々しく距離を詰めていく様子にはついつい保護者や親友目線で応援したくなるものがあります。
この記事ではそんな本作の魅力を徹底紹介!ネタバレを含みますので未読の方はご注意ください。
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不良に絶対関わりたくないと考えている平凡な女子高生の奈緒。彼女はある日学校で問題児として有名な鬼瀬に呼び出されます。
鬼瀬は中学時代から様々な問題を起こし続け、入学式の日も訳もなく上級生たちを殴り倒して停学になったという噂の人物。奈緒はすぐさま彼から顔を背けて見つからないようにしますが、あえなく発見されてしまいます。
「ちょっとツラ貸せよ」(『ハニー』1巻より引用)
その言葉に死を覚悟する奈緒。心の中で天国にいる両親にもうすぐそちらにいきますと語りかけています。
- 著者
- 目黒 あむ
- 出版日
- 2013-06-25
しかし着いた先で言われた言葉はまさかのもの。信じられない奈緒はキョトンとして「え?」と聞き返します。
「…だから
俺と結婚を前提にお付き合いして下さいって言ってんだよ」
(『ハニー』1巻より引用)
真面目なのか乱暴なのかわからないセリフに、ぶっきらぼうに渡される花束。
混乱している奈緒に「返事は?」とすごんでくる鬼瀬。断ってもボコボコ、OKしても下僕だと考えた奈緒ですが、ここで一生を棒に振りたくないと勇気を振り絞ってこう言います。
「お気持ちは た…大変嬉しいんですけど…
ごめんなさ…ごめ…なさ…
ヨロシクオネガイシマス」(『ハニー』1巻より引用)
鬼瀬の迫力満点の顔にKO負け。彼と付き合うことになってしまって……。
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鬼瀬と付き合うことになってしまった翌日。重い足取りで学校に向かう奈緒は登校時間で心を落ち着けようと考えるのですが、家の前で彼に捕まってしまいます。
家の場所を把握されていること、不良らしからぬ朝の早さにパニックになる奈緒。そんな彼女に気づいているのかいないのか、鬼瀬はこう言います。
「あのさ 昨日言い忘れたんだけど
これから毎日昼メシ一緒に食おうぜ」(『ハニー』1巻より引用)
逆らわない、刺激しない、をモットーにした奈緒はこう返します。
「ハイヨロコンデ」(『ハニー』1巻より引用)
涙を流しながら喜んでいる?奈緒を尻目に、鬼瀬はその言葉を聞いて「おしっ」とガッツポーズ。素直に喜んでいる様子の鬼瀬に驚く奈緒ですが、やはり彼が怖いのであまり深く考えないようにします。
そして恐怖のお昼休み。学食に向かおうとしない鬼瀬に奈緒は不思議に思って声をかけますが、彼は何と自分が弁当を作ってきたから外で食べようと言うのです。
そして奈緒がもらったお弁当は超キュート。ハート形の卵焼きにタコさんウィンナー、リボンの飾り付けなど、女子力の高い内容です。ギャップに驚きながらも鬼瀬が見つめてくる中で恐る恐る野菜炒めを口にする奈緒。
しかし予想よりずっと美味しいおかずに、奈緒はつい怖いことも忘れて「おいしいっ」と驚きます。鬼瀬はそれを見て「そうかよ」と言って嬉しそうに満面の笑みを見せるのです。
告白の時の誠実な言葉、花束、家庭的な一面を感じさせるお弁当……。奈緒は鬼瀬の本当の顔を知り、彼への恐怖心がなくなっていくのを感じます。
鬼瀬のことが怖くなくなっていくにつれて、自分が気持ちを偽ったまま彼と付き合っていることに罪悪感を抱くようになった奈緒。重い気持ちを抱えながら、雨の中登校します。
家の前にいつも通りいる鬼瀬。猫に引っ掻かれたという彼の手を見た奈緒は絆創膏を渡します。すると鬼瀬はこう言うのです。
「このバンソウコウ 今も使ってるんだな」(『ハニー』1巻より引用)
何で自分が昔から同じ絆創膏を使っていることを知っているのかを不思議に思った奈緒に対して、鬼瀬はある傘を見せます。それはかつて奈緒がある少年に渡したものでした。
中学生の頃、雨に打たれたまま動かない道端の不良を見かけた奈緒は見ないふりをして通り過ぎようとします。しかしどうしても見捨てきれず、彼のそばに絆創膏と傘を置いていったのでした。
実はその少年は鬼瀬。彼はその時のことを振り返ってこう言います。
「俺…すげぇ嬉しかった(中略)
だから入学式であんたの名前見つけた時 運命だって思ったんだ」
(『ハニー』1巻より引用)
その言葉を聞いて誠実な鬼瀬に嘘をついていることが耐えきれなくなった奈緒はついに本当のことを話します。
「ごめんなさい(中略)
こ 告白もただ…鬼瀬くんが怖かったからオッケーしただけで…
自分勝手に鬼瀬くんの気持ち……踏みにじって ごめんなさい」
(『ハニー』1巻より引用)
それを聞いて鬼瀬は意外にも穏やかな表情で「知ってた」と返すのですが……。
- 著者
- 目黒 あむ
- 出版日
- 2013-11-25
どんどん展開していくストーリーに引き込まれていく『ハニー』ですが、実はこれはすべて1話で出来事。中身がぎゅっと詰まった作品だということがお分りいただけたでしょうか?
鬼瀬の言葉の続きはぜひ作品でお確かめください。奈緒と同じく、人として彼のことが好きになってしまうこと間違いなしの展開となりますので、彼の言葉にキュンキュンしてみてください!
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