梅雨を控えた時期にピッタリのおすすめ短編マンガ【和田輪】
こんにちは、Maison book girlの和田輪です。

もうすぐ梅雨がきますね……。
髪がうねうねしちゃったりして憂鬱になることもありますが、雨や曇りはブクガを聴くのに最適なシチュエーションだと思っています!

今回は、雨だからこそゆっくり読みたい短編マンガを2作品紹介します。

リアリティとファンタジーの間

著者
宮崎 夏次系
出版日
2014-05-23
宮崎夏次系さんの作品は、論理的には説明のつかない、どうしようもない感情を描いています。

私は何かモヤモヤすると、すぐに原因を追求して気が済んだつもりにするのですが、どうしようもない感情はやはりどうしようもないものです。こうして漫画の形で目の前にすると、泣いてしまいそうになります。

家族の間の絆のような呪いのような関係。絶対だと思っていた気持ちがたった一点の曇りで崩れていく感覚。

実際に当てはまる状況じゃなくても共感できて、なんとなく腑に落ちます。リアリティとファンタジーのバランスが絶妙で、不思議な世界に引き込まれるようです。

描き込みの緩急に魅了される

著者
panpanya
出版日
2016-11-30
まず表紙が小説みたいでカッコイイ!
カバーを外した下もカッコイイ!
最後の用語集も辞典みたいでワクワクする!

ゆるく日常を描いた漫画と筆者の日記が交互に掲載されていて、一冊で読み応えあります。

絵柄で特筆すべき点は、描き込みの緩急! さらっと描かれた主人公たちに対し手元のアップやふとした時の背景が鮮明に描かれています。
フワフワした世界にいると思えば注目したところにギュッとフォーカスが合う、夢を見ているみたいな世界観をより強く感じます。

絵本のようですがギャグ漫画的要素もありくすりと笑えます。
晴れの日のように元気いっぱい!とまでは行かずとも適度に元気になれる作品です。

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