大学生が主人公のおすすめ恋愛漫画5選!

更新:2021.11.28

人生においてどのような時期でも恋愛というものは絡んできます。高校時代よりはハードで社会人よりは軽い、大学時代の恋愛は様々なストーリーが生まれやすいですよね。今回は、そんな大学生を主人公としているおすすめ恋愛漫画を5作品紹介いたします。

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これは恋?それとも……『恋は光』

秋☆枝による、2013年から「ウルトラジャンプ」で連載している、既刊6巻(2017年5月時点)の作品です。

眼鏡で物静か、本を読むことが好きな男子大学生・西条は、唯一といってもいい親しい女友達・北代にとある秘密を打ち明けます。それは、女性は恋をしているときに不思議な光を放ち、西条はそれを見ることができる、というものでした。

自分にその光を向けられない、西条がずっとそう思って恋愛を自身から遠ざけていたのです。しかし、ある授業で一緒になった読書好きの女子学生・東雲に、西条はついに恋心を抱きます。しかし、他人の男を奪うことが好きな女子大生・宿木は、北代と西条の関係を勘違いし、西条に熱烈なアピールをし始め……。
 

著者
秋 枝
出版日
2014-06-19

ここまでのあらすじですと、女子大生のドロドロした恋愛劇だとか男子大学生1人をめぐるハーレム漫画と思われてしまうかもしれません。

しかし、本作のポイントは、実は長年の間、北代は西条に惚れているにも関わらず光を発していない点にあるのです。

北代までもが恋愛感情を持っていることで、恋愛模様も光の謎も複雑になっていきます。恋という気持ちを知りたい東雲や、西条は今までの男とは一味違うやつだと思いはじめた宿木は、西条に対して光を発するのでしょうか……?

作中、西条と北代、東雲、宿木の4人で交換日誌を始めます。普通、ライバルの女をどうやって蹴落とそうかと考えてしまいそうですが、北代たち3人は友情を大事にしながら西条への思いを募らせていくのです。

自分ではない女性に目を向けている(と思われる)西条に、女子3人が抱く胸の苦しさを考えると、その淡い切なさは自分の過去の恋愛を思い出させるに違いありません。本作はどんな恋愛漫画よりも人を想う気持ちがわかる作品でしょう。
 

先輩女史にせまるのは、恐竜オタクで変人な後輩!『アヤメくんののんびり肉食日誌』

町麻衣による、2012年から「FEEL YOUNG」で連載している、既刊6巻(2017年5月時点)の作品です。2017年10月には実写映画化がされる予定です。

とある大学の生物学科の研究室で、女子大生の椿は一風変わった青年と出会います。彼の名前はアヤメといい、考古学者の息子でありイギリスから帰国してきた恐竜オタクです。ふわっとした雰囲気とは異なり、大胆な行動力とその原動力である好奇心が旺盛な新大学1年生なのです。

そんなアヤメは、先輩女史にあたる椿の裸を目にして以来、椿が気になって仕方がなく、猛烈にアタックし始めます。変わり者なアヤメのアタック方法は、あまりにも素直で、肉食で、ちょっとエッチな展開に……!?
 

著者
町 麻衣
出版日
2013-07-08

アヤメみたいな男子大学生なんていないよと思ってしまいながらも、本作にリアリティを感じるのは、大学ならではの緩い恋愛が描かれているゆえでしょう。

好きなのかどうかわからない、けどアリだから体の関係を持ってしまう……という若気の至りから「付き合っているのかどうかも分からない関係」が生まれてしまうのです。本作でも椿は交際を否定、アヤメは椿と付き合っていると勘違いしているシーンがあります。

しかし、付き合ったら付き合ったで難しい点も、子供と大人のはざまで生きる大学生ならではのものです。「これって付き合ってのデートって言えるの?」「恋人ってこういうもの?」と悩んだ経験がある方は少なくないでしょう。

本作に至っては、椿の相手は年下の変人なわけですから、ムードもへったくれもありません。公園のハトと戯れているアヤメが他のカップルに笑われてしまい、椿が赤面するシーンも……。2人は無事「恋人」になることができるのでしょうか?

そんなリアルな大学生の恋愛事情に共感でき、アヤメと椿の行動にハラハラドキドキしながら読める作品です。

『アヤメくんののんびり肉食日誌』については<『アヤメくんののんびり肉食日誌』の見所を全巻ネタバレ紹介!>で詳しく紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
 

初めてのバイトはスーツ屋!?『テラモリ』

ikoによる、2015年から「裏少年サンデー」で連載されている、既刊6巻(2017年5月時点)の作品です。

女子大生の高宮陽は金欠ゆえにアルバイトを探していたのですが、ひょんなことからスーツ屋でバイトすることになります。しかしスーツやネクタイなどの専門的知識はもちろん持っておらず、フロアで働かず掃除ばかりする日々。

痺れを切らしたのはこのスーツ屋の副店長・平尾宗隆でした。紳士的な笑顔で優しそうに見えますが、売り上げには鬼のように厳しい男なのです。彼のスパルタによりなんとか初めてのお客対応を成功させた高宮は、心身ともに疲れながらも、お客さんの笑顔に心が暖められたのでした。
 

著者
iko
出版日
2015-09-11

本作は高宮に共感し、平尾に胸キュンするようなストーリー展開で構成されています。

初めてのバイト、勝手がわからないと逃げ出したくなるものですよね。特に大学生だとルーズな生活を送りがちになるので、嫌なことからの逃げ癖もつきやすくなっています。高宮も仕事を辞めたいと考えつつ、仕事内容を自分の好きなゲームに置き換えてさばいていくのです。

可愛い顔が台無しになるくらい必死になっているところも笑ってしまいます。アルバイトにおいて窮地に立たされ焦った経験は誰もがあることでしょう。

副店長の平尾は、ビジュアルそのものはとてもかっこよく、これぞ女子大生の憧れるスーツの大人な男といった感じです。厳しくてSっ気ある面もあれば、優しくしてくれるシーンもあります。自分が高宮だったらと考えると、コロっと恋に落ちてしまいそうです。

女性向けのような紹介をしましたが、ギャグテイストの強い作品なので男性も楽しめる作品です。
 

『テラモリ』については<『テラモリ』が無料で読める!最終10巻までの見所を全巻ネタバレ紹介!>で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

2×(姉+弟)=スーパー青春ブラザーズ!『SSB―超青春姉弟s―』

慎本真による、2012年からウェブ漫画サイト「COMIC ポラリス」で連載されている、既刊8巻(2017年5月時点) の作品です。2013年にはアニメ化もされました。

本作の主人公たちは、大学生の姉×高校生の弟という組み合わせの姉弟2組です。一方は自分のことが大好きで将来は世界征服をもくろむ新本姉弟。もう一方はモテるがどことなくミステリアスで不思議系な斉藤姉弟。どちらも個性派揃いです。

本作は最初のほうは彼らの平凡な生活がつづられていきます。新本チコがオタ活に浸っていたり、新本チカが自分は没個性なのではとちょっと悩んだり、斉藤マコが怪しげなレストランで働いていたり、斉藤マオが冗談とは思えないような真顔でゲイ発言をしたり……。とはいえ4人とも美男美女、お互いに隠している本当の気持ちがあり……。
 

著者
慎本真
出版日
2013-10-15

この2つの姉弟は元々は姉同士、弟同士が友達です。それぞれが同性同士の青春を味わっているのも見どころのひとつです。

新本チコは大学にイケメンがいないと嘆き、あとの3人は結構モテるも恋人なし。自分の分身のような姉(弟)を大切にする気持ちと、自分の家族に向けられる他者からの好意。人を大事に思うがゆえにのしかかる2つの複雑な感情が、物語を淡く切ないものにしています。

また、初期はギャグ話にぴったりな、トーン少なめの可愛らしい絵柄だったのですが、物語が進むにつれて画力が上がり、トーンが増えることで柔らかさと雰囲気のある漫画になっていますので、絵柄とストーリーの盛り上がりが合わさって作品にのめり込むこと間違いありません。

サブカル系女子の刹那な想い『アレンとドラン』

麻生みことによる、2016年から「Kiss」で連載している、既刊1巻(2017年5月時点)の作品です。

大学進学のために田舎から上京してきた林田(リンダ)は単館映画が好きで、特にウディ・アレンとグザヴィエ・ドランが大好きな、いわゆるサブカル系女子です。周りに趣味が合う同世代もおらず、ぼっち上等といった感じでTwitterで趣味の合う人と語り合い、それに至福を覚える日々でした。

ある日Twitterで仲良くしている人と会うことになった林田ですが、居酒屋で一緒に飲んだ相手のおじさんが家に上がり込もうとしてきたのです。襲われてしまうかと思いきや、窮地を救ったのは隣人の江戸川という大学の先輩でした。

著者
麻生 みこと
出版日
2017-03-13

これまで紹介してきた大学生らしい派手な恋愛とは異なり、急に都会、大学生という集団に放り込まれたネガティブ系女子の焦点に当てています。これもまた現代的といいますか、影があるからこそリアリティが濃くなっている作品と言えるでしょう。

長谷川の初対面時には、林田は「サブカル(笑)」と評されてしまいました。しかし、内に秘めた熱い思い、言い表せない感情をマイノリティで表現しているところがサブカルチャーの魅力であり、サブカル系の人の心はサブカルチャーによって自身をある種表しているのでしょう。

ゆえに林田は「私からその『好きなもの』を取ったらこんなつまらない人はいない」と長谷川に訴えるのです。その繊細で切実な思いが長谷川に伝わり、彼は林田に謝罪してくれました。

しかしそれだけでは終わりません。林田はサブカルチャーという知識に逃げて自分という存在を埋めている、今の自分が好きじゃないといいます。そんな林田を見つめる長谷川の目には何が映っているのでしょうか……。

読者の皆様のまわりにも、やけに自身を卑下する大学時代の友人はいませんでしたか?もしかして自分がそうでありませんでしたか?自分を見失ってしまいそうになり、人と真に繋がることが難しくなった現代では、林田の生き様が見れる本作は共感の嵐を呼ぶことでしょう。

大学の人たちとうまく折り合いがつけられないと長谷川の元に話に行くようになった林田、そして彼女の話を親身に聞いてくれる長谷川。今後、2人の関係がどうなっていくのか見物ですね。
 

以上、大学生が主人公のおすすめ恋愛漫画5選でした!甘い恋愛もあれば苦い恋愛もある大学生活。これらの作品を読むことで、大学時代のあれこれを思い出しながら、じんわりと胸に暖かさと切なさを感じていただけたらと思います。

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