こぶしファクトリーの広瀬彩海です。私は毎年4月の新生活を迎えると、無意識のうちに新しい環境に疲れてしまい、帰ったらすぐ何もかも投げ出して寝てしまいたい衝動に駆られるのに耐える日々が始まります。 同じ症状があらわれる方、少なくないのでは? 今年は今のところしっかり身体も追いついています。ですが、やはり進学や就職など、周りの環境が変わってしまうと疲労を感じてしまいますよね。今回はそんな時期にぴったりの目が覚めるようなエンターテイメント小説をテーマに紹介していきたいと思います。
めまぐるしいまでの疾走感と付いていけないほどの場面転換の多さが魅力。失踪した愛すべき娘・藤島加奈子を追い、どこまでも突き詰めようとする父・秋弘。加奈子は成績優秀で皆から愛される、憧れの存在……のはずだった。
- 著者
- 深町 秋生
- 出版日
幼少時代の悪ふざけで終わっていた、終わるつもりだった。それなのに、その“ただの悪ふざけ”がこんなにも自分を、自分たちを苦しめることになるなんて。
- 著者
- 山田 悠介
- 出版日
上で紹介した2作に比較すると、衝撃や疾走感に重きを置いた小説ではありませんが、じわじわと襲って来る恐怖、ファンタジー的な雰囲気に加えて、頭脳戦、心理戦の要素がプラスされ物語にどんどんと引き込まれていってしまいます。
- 著者
- 米澤 穂信
- 出版日
- 2010-06-10
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。