17歳になった私が感じた「大切なこと」【内村莉彩】

17歳になった私が感じた「大切なこと」【内村莉彩】

更新:2021.12.21

SUPER☆GiRLSのメンバーとして活躍中の内村莉彩さんによる連載書評コラム。今回は森絵都『カラフル』、道尾秀介『片眼の猿』を取り上げます。

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暑さが日に日に増してきました。皆様、いかがお過ごしてすか?

私事ですが、6月20日で17歳になります。
此処まで応援してくださった皆様、支えてくれた家族、そしてメンバーに心から感謝しています。

16歳の年は、沢山の出会いがありました。このホンシェルジュを始め、沢山のことに挑戦出来た1年でした。

17歳は、「沢山挑戦して、沢山失敗して、沢山学ぶ。」を目標に、日々過ごしていきたいと思っています。常に成長し続ける人間になれるよう、日々邁進します。

今後とも、変わらぬ応援をよろしくお願いします!

もっと早く出会いたかった一冊

著者
森 絵都
出版日
2007-09-04
とても有名な作品なので、読んだことがある方も多いのではないでしょうか。

ストーリーのあらすじを見た感じ、SFっぽいのかな?と思っていましたが、読んでみると、テーマがとても深い。だけど、テンポよく進んでいくので読みやすい。老若男女に愛される理由が分かるなぁと感じます。読んでいて、心が温かくなるような、そして大事なことを改めて思い出させてくれました。

「生きるってなんだろう」。そんなことを考えさせられる作品です。

もっと早く出会いたかったなぁ。
沢山の方が手に取ってくれますように。

ストーリーと登場人物の味わい

著者
道尾 秀介
出版日
2009-06-27
本当に伏線の張り方が素晴らしい。ストーリーも、リズム良く進んでいくので、とてもスラスラ読めました。癖の強い登場人物ばかりなのですが、そこがまさか罠だったなんて……となりました。

とても個人的にですが、ラストの種明かしのシーンに、主人公が語っていたことがとても心に残っています。ここでも大切なことを教えられた気がしますね。

道尾秀介さんは、『向日葵の咲かない夏』とこの作品しか読んだことがないのですが、ストーリーの癖が強いというか、独特で、他の作家さんとは一味も二味も違う感じが好きです。是非、読んでいただきたいです。

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