女ざかりからの出発
“女の一生には、美人になるチャンスが三度ある。
一度目は、母の胎内から生まれ出るとき。二度目は、少女から女へと変身する混乱期。
三度目のチャンスは、多分四十代のはじめ頃”(本文より)
年を重ねるほど
生き方がその人に仕草や外見、話し方にも現れてくるものだと思う。
三度目のチャンスは特に
本人の努力と心がけ次第だと書いてあり、気が引き締まります……
これといった原因もない憂鬱、子供との関係、
エレガンスについて、男友達についてなど
興味深いお話がたくさんで
確かに、と共感するところも多いエッセイ集です。
桐島洋子さんが素敵だからこそ、
この本を読めて嬉しいと思う。
着ること、生きること
これからどんな洋服を着ていようかしらと
考える節目ってありませんか?
何を大切にするかとか仕事とか家族とか
いろんな要素で着る服って変わってくるものだと思う。
つまり洋服を着ること、そのこなし方は
そのままその人の生き方に結びついている。
私も服に迷うことってあるけれど
服装がバシッと決まってる人ってやっぱりかっこいいから
変わらない自分のファッションを確立したいなぁと思いながら読むこの本は、
とても参考になりました。
みんないってしまう
変わっていく周りの環境や人に
取り残されたような気持ちになることってあります。
みんないってしまう、
そう思う時、
自分も少しづつ、じりじりと
変わろうとしている時期なのではないかと思います。
しかし、いつまでも、うかうかとはしていられない。
変わっていくものを意識して、少しせっかちになったと
本文にはありました。
私も、少し、せっかちになろうと思う。