どうも、わちゅ〜さんです。
シリーズ物の小説っていいわよね。
登場人物を覚える手間は省けるし(ものぐさ)、なんてったって長ーく楽しめるんですもの!
ノンシリーズの場合、どんなに好きな世界観であっても読み終えてしまえばそれっきり。
「もっと読みたかったぁ!」と嘆いたって、続編が出ない限りは叶わぬ夢……。
けどシリーズ物なら心配無用!
続きがあるって幸せなことじゃありませんか!
……あ、ちなみに「シリーズ物だっていつかは終わるよ」なーんていう野暮な発言はお控えください。ソレ、ワタシ、キズツクヨ。
ってことで今回は、私の好きなシリーズの一作目をズバババッと紹介していきまーす!
「探偵の探偵」
- 著者
- 松岡 圭祐
- 出版日
- 2014-11-14
"対探偵課"に所属する探偵・紗崎玲奈(ささきれな)が活躍するシリーズ第一弾!
「対探偵課ってなんぞや!?」って感じよね。
この対探偵課とは、ある調査会社に設けられた部署の一つ。
暗躍する悪徳探偵の撃退を目的とした、いわば探偵を追うための部署。
そこに所属するのが紗崎玲奈。タイトルの通り、まさに『探偵の探偵』なのです!
今作の特色は、探偵本来の姿が描かれているところ。
"探偵"と聞くと「犯人はこの中にいる!」というベタベタなものを想像しがちよね(私もその一人)。
けど、よくよく考えてみると現実にそんな人はいないわけで。
今作は、そんな凝り固まったイメージを払拭するかの如く、探偵業務の実態が克明に描かれているのです。
日常生活ではなかなか知ることのできない情報に、ワクワクが止まりませんぞ!
才色兼備にして文武両道の主人公・紗崎玲奈。
彼女はなぜ探偵の探偵になろうと思ったのか。
悪徳探偵と繰り広げるドキドキの頭脳戦!
見どころ満載の今作、ぜひ一読あれ!
「探偵ガリレオ」
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2002-02-10
すべてはここから始まった!
大人気作『ガリレオシリーズ』の第一弾でございます。
天才物理学者・湯川学が、数々の難事件を解決していく連作ミステリー。
福山雅治さん主演のテレビドラマ『ガリレオ』でも有名でございますわね!
……あ、ちなみにドラマ版・湯川教授の口癖「実に面白い」は、原作では一切出てこないんです。へぇー!
今シリーズの特徴は、事件のトリックがかなり凝っていること。
凝っているというか、まるで超常現象のようなトリックが頻出します。
古くから、推理小説では「あまり一般的でない科学技術を駆使したトリックは使用しない」という暗黙の了解が存在します。
が! 今シリーズはそれを意図的に破っているのです! ほほぉー!
そのため、どの事件も摩訶不思議なトリックだらけ。
しかも見事なことに、すべて理論的に実現可能なものしか使われていないのです。こりゃ驚き!
まだ読んだことない方は勿論のこと、ドラマ版なら観たって方もぜひこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。
今作を皮切りに、読み応えバツグンのガリレオワールドが繰り広げられていきます。
今シリーズの中でも特におすすめは『容疑者Xの献身』。以前の記事でも紹介しましたが、これ本っ当に面白いんです。泣けます。読んで損なしです。
その前にまず! この『探偵ガリレオ』を読み、ガリレオシリーズの世界観を余すことなくご堪能くださいまし!