伊藤まさこのおすすめ本5選!日々の食、暮らしが愛しくなるエッセイ

更新:2017.6.12

あなたはどれくらい日々の暮らしを丁寧に過ごしていますか?慌ただしく過ぎていく日々の中でふと立ち止まることの大切さを教えてくれる伊藤まさこのエッセイ。今回は特におすすめの5冊をご紹介します。

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暮らしまわりを素敵にアレンジする伊藤まさこ

伊藤まさこは1970年生まれの暮らしまわりのスタイリスト。40代以上の女性向け雑誌「LEE」でシンプルかつ豊かな暮らしを提案し女性からの支持を集めて人気が爆発。

2017年現在、インスタグラムのフォロワー数は13万人を超え、ナチュラルだけど芯のある、シンプルだけどハイセンスな彼女の魅力に多くの人が虜になっています。彼女の活躍はとどまるところを知らず、暮らしまわりに関してだけでなく料理や旅に関する書籍も多数出版している今大注目のスタイリストです。

些細な日常が一番しあわせ!

『おべんと探訪記』は伊藤まさこがウェブサイトでほぼ毎日紹介したお弁当の様子やお弁当についてのエッセイ、さらには駅弁まで掲載されていて、あらゆる「おいしい」がお弁当のように敷き詰められた一冊です。

著者
伊藤まさこ
出版日
2017-03-22

内容は実に豊富で盛りだくさん。買い物に行けなかった時のための常備菜10品や、台東区にある問屋街、合羽橋での買い物について、さまざまな分野の著名人に聞いた「あの人のお気に入り」弁当、「かしわめし」「かにめし」といった駅弁など選りすぐりの極上トピックが、詰め込まれています。どのページを開いてもアイデア満載で見応えありの一冊でしょう。

添えられている文章もなんとも言えず味わい深いのです。飾らないけれど自然体でおしゃれな彼女の魅力が文章にも滲み出ています。お弁当もおかずも素朴で誰にでも手が届きそうなのだけれど、彩りや盛り付けも絶妙でセンスに溢れています。彼女は、さりげないお洒落感を上手に演出できる天才で、その言わずと溢れ出る魅力に多くの人が惹きつけられるのも納得です。

忙しくて外食に偏りがちな人やお弁当作りがマンネリ化してしまっている人など「おいしい」の豊かさを忘れてしまいそうな人に手にとってもらいたい一冊です。シンプルなものにこそ本当の豊かさが潜んでいるのだと私たちに気づかせてくれ、さらに人生を豊かにしてくれるヒントを与えてくれる一冊になるでしょう。

伊藤まさこの世界観が堪能できる一冊

本書では伊藤まさこが毎日使い続けている日用品を金額やそれを作っている会社の概要、暮らしのエピソードと一緒に記しています。眺めても楽しい、読んでも楽しい日用品カタログ仕立てのユニークな本になっています。

著者
伊藤 まさこ
出版日

紹介されている日用品は子どものものから台所用品、インテリアまで伊藤まさこの生活を丸ごと味わえるようなバラエティ豊かな品々。なぜそれらが気に入っているのか生活の中でどんな風に使われているのかが文章でしっかり記されているので、伊藤まさこの世界観を参考にしたいファンにはもってこいの「素敵なもの」のカタログです。

本書を手にとってみると、丁寧に生きることの大切さをしみじみと感じることが出来ます。それは伊藤まさこの心地よさを優先させた生き方や、ものを大切に扱う姿勢からも伝わってくるでしょう。写真の中の彼女の生活は実にキラキラと輝いていて、家族だけでなく「もの」の息づかいまで、彼女のゆったりとした生活のリズムから流れ出てくるようです。

「いいもの」を求める全ての人の心をくすぐるような素敵な世界観が味わえる一冊。写真集のように眺めているだけでも、新しい価値観を与えてくれるような洗練された日用品が数多く紹介されています。伊藤まさこの日用品を、あなたも本書でのぞいてみませんか?

お酒にまつわる49のはなし

「この本では、酒器や道具、お酒にまつわるはなしとともに、ふだんの食卓のなかからお酒にあう四九のレシピを紹介した。さて今日は、なにを飲もう?なに食べよう?」(『ちびちびごくごくお酒のはなし』より引用)

本書でこう書かれているように、伊藤まさこがおすすめするお酒に合うレシピや彼女がおすすめする居酒屋が写真と共に紹介されています。

著者
伊藤 まさこ
出版日
2014-03-05

二日酔い対策にもなる黒米と餅米のお粥。殻がパリパリの海老の黒酢炒め。冬の常備菜にもなる牡蠣のオイルマリネ。どの料理も身体のすべての神経がその料理を求めているかのような、食欲をそそるものばかりです。

写真には写真用のライトでなく自然の太陽光などが差し込んでおり、伊藤まさこの日常をそっと切り取ったかのようなさり気ないお洒落なものばかり。和食に洋食、お蕎麦やさんの肴まで自分の家でこれらのものが食べられると想像しただけで気持ちが幸せで満ち足りるようです。

見開きページの半分ほどを占めているその料理にまつわるエッセイも見どころ。美味しそうな料理に伊藤まさこの思い出が加わることで更に料理に興味が湧いてきます。

巻末には本書で紹介された飲み屋の情報も掲載されています。読み物としての要素だけでなく、料理本の要素、さらにはガイドブック的な要素も含まれているサービス精神満点の一冊です。一度見たらお酒が飲みたくなること間違いなしでしょう。

伊藤まさこの読書の記録

伊藤まさこが読んだ本を、それにまつわるエピソードと共に集めた一冊。オールカラーの写真が所々に散りばめられた、写真集のような読書エッセイ本です。取り上げられている本は料理本から硝子に関する本まで。さらに、国内に限らず海外のものまで幅広く紹介しています。ジャンルも国境も越えた魅力的な本が集められた一冊です。

著者
伊藤 まさこ
出版日
2013-10-18

「本は読んでいて楽しい、刺激を受けるなど、読み終わったあとにさまざまな思いが湧いてきます。けれどもこの本は今までのそういった思いとは少し違いました。じんわり体に沁み入る本というのでしょうか。その沁み入り方は薪ストーブに似ている感じ。少しずつ暖かくなって数時間後にはポカポカ。芯から温まるというのかな、そんな感じを覚えました。」(『伊藤まさこの雑食よみ 日々、読書好日』より引用)

こんな文章が寄せられているのは『老いのくらしを変えるたのしい切り絵』という本の紹介ページ。作者の井上由季子とのエピソードだけでなく、井上由季子の父が作ったという富士山の切り絵の写真が添えられています。さらには伊藤まさこの切り絵作品まで。本の紹介や感想にとどまらない豊富な内容で読者を楽しませてくれます。

私たちが考えたこともないような、初めての世界を伊藤まさこが親切に教えてくれるような一冊。読めば読むほど自分の内側の引き出しが増えていき、新しいドキドキとワクワクに出会えることでしょう。お洒落で洗練された大人が大満足できる読書エッセイです。

47のおくりものにまつわるエピソード

『おくりものがたり』は伊藤まさこの「おくりもの」に関する47のエピソードを集めた一冊です。黄色いこの本の表紙にはプレゼント箱のようなリボンが描かれており、まるでこの本が伊藤まさこから読者への「おくりもの」であるかのように感じさせる素敵な本です。

著者
伊藤 まさこ
出版日
2014-02-26

「おみやげ、何がいいかな?旅の途中でふとあの人の顔が思い浮かびます。(中略)おくったり、おくられたりの間には、お互いを気遣う心や思いやる気持ちがひっそりとかくれています。(中略)最後のページを読み終えた時、あなたが、大切な誰かの顔を思い浮かべてくれたらとてもうれしい。そんな風に思うのです。」(『おくりものがたり』より引用)

こんな言葉が示す「おくりもの」はシンプルなのに思い出がぎゅっと詰まったものばかり。シチリア島のハチミツに、手作りジャム。ぎゅうぎゅう詰の姫りんごに、スペイン旅行で覚えたスペイン料理というおくりものまで。おくったときの気持ちとおくられた時の気持ちが丁寧に生き生きと描かれている、読んでいるだけで心温まる一冊です。

読後は大切な人に何かをおくりたくなると思います。さらに、お金や手間をかけるのではなく相手を思い心を込めることで、おくりものがこんなにキラキラと輝きだすのだと感じることができるでしょう。

今回は日々の暮らしが愛しくなるような、伊藤まさこのおすすめ本5冊をご紹介しました。最後までお読みいただき、ありがとうございます。