2017年夏にアニメ化された人気ファンタジー漫画『メイドインアビス』。可愛い絵柄なのにエログロ要素があるというギャップに引き込まれる作品です。 そんな美しい世界観だけじゃない物語の魅力とストーリーを最新の9巻まで紹介いたします!ネタバレを含むので、ご注意ください。
- 著者
- つくし あきひと
- 出版日
- 2013-07-31
『メイドインアビス』の魅力は何といってもその世界観。全体的にふんわりとした色彩のシーンに可愛らしいキャラクターたちが登場します。
これこそファンタジーといえる浮世離れした舞台ですが、柔らかな雰囲気に反してグロいシーンやシリアスな世界観で読者を驚かせることでも知られています。
そのギャップは一度ハマると抜け出せなくなること間違いなし!グロカワな本格ファンタジー漫画です。
ちなみに最新巻までの伏線、重要なポイントをまとめた記事もありますので、そちらもどうぞ。
『メイドインアビス』気になる伏線を全巻ネタバレ考察!リコの謎やレグの正体は?
『メイドインアビス』は可愛らしい絵柄に似合わずグロテスクで、ちょっとエッチなシーンもあり、というギャップが魅力の漫画。2020年1月にはアニメの続編製作が決定し、劇場版もヒットしました。この記事では、大穴の秘密とともに伏線を徹底的に追っていきます! 筆者の考察や、かなりのネタバレを含むので未読の方はご注意ください。また、途中まで読んだ方は、目次から気になる項目をチェック!
アニメ化もされ、第1期が2017年7月から放映、さらに2020年には映画も公開されました。
さらに2022年7月から第2期「烈日の黄金郷」が放送されています。
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人類に残されたただひとつの未開の地「アビス」。そこは海底2万メートルを超える誰も底を知らないと言われる大穴です。
人々はその中にある今まで見たこともないような生物や、史実にも載っていない過去の遺物、そして夢を求めて足を踏み入れます。いつしかそんな彼らは「探窟家」と呼ばれるようになりました。そしてアビスの周辺には街「オース」をつくり、住み始めたのです。
そんな街の孤児院に生まれ、偉大な業績を残した母のようになりたいと探窟家見習いとして働くのが主人公のリコ。
しかしある日、彼女は探窟の途中で命の危機にさらされてしまいます。しかし彼女を何者かが救い、一命をとりとめたのでした。
リコはその存在のあとをたどり、そこで少年型のロボットを見つけて……。
- 著者
- つくしあきひと
- 出版日
- 2014-06-30
本作は設定がかなりシリアス。いつも「死」の匂いが濃厚で、爽やかなタッチで描かれているのに不思議な重さがあります。
物語中の現在の人類よりも高度な技術が垣間見える遺物が眠る縦穴「アビス」。その穴に潜る探窟家は、初心者で深界一層まで探窟可能な「赤笛」から、深度に制限のない「白笛」までが存在します。
アビスの深さは不明で、地下深く潜るほどに「上昇不可」もしくは「アビスの呪い」という身体的影響を受けます。
人類が未だ知らぬ希望を携えながらも「死」ととなり合わせで存在する場所・アビス。身ひとつで危険な穴に飛び込んで行く探窟家の様子はスリル満点です。
- 著者
- つくし あきひと
- 出版日
- 2015-06-20
そんなシリアスな展開に加えて読者の心に重くのしかかるのがグロシーン。アビスの呪いによって全身の穴という穴から血が出るという症状や容赦なく手術をおこなうシーンなどは可愛い絵柄で油断していただけに心にくるものがあります。
そして微エロの要素が入っているのもつい読み込んでしまう要素。触手が登場したり、キャラクターがあられもない声をあげたりと、THEエロというシーンはありませんが、思わせぶりなところはいくつもあります。
アビスで出会った少年がロボットだということに驚き、彼の出自が気になるリコ。彼女はそのまま彼をこっそり孤児院へ連れていき、電気ショックを与えて目覚めさせます。そしてそのまま彼は「レグ」と名付けられ、孤児院で過ごすことになりました。
1巻はリコとレグ、それぞれの謎を含んだ設定が明かされます。
- 著者
- つくし あきひと
- 出版日
- 2013-07-31
リコの母親は「殲滅のライザ」という呼び名で最も偉大な探窟家とも言われる人物だったということ、発見した特級遺物の数もさることながら、アビスにいる危険生物を討伐した数の多さでも注目されていたこと、ライザは深界四層でリコを産み、それによって彼女には水晶板を通して物を見なければ頭痛が起こるという「アビスの呪い」が生まれ持ってあることなど……。この特性が今後どのように活かされるのかに注目です。
そしてさらに謎が深いのがレグ。自身がロボットであることを鏡を見て初めて認識した彼は、自分についてほとんど情報を持っていませんでした。しかしハボという探窟家がライザの封書を持ってきたことで、アビスの中には彼に似た存在がいることが判明します。
ライザの場合は声をかけるとすぐ逃げてしまったようですが、果たしてその正体は何なのでしょうか。孤児院にいるシギーは彼の性能の高さに驚き、アビス史上最も価値のある遺物の一つ「奈落の至宝(オーバード)」なのではないかとも推測しています。
そんな重要な伏線が数多く張られたであろう1巻ですが、最大のキーワードは「手紙」ではないでしょうか。ライザからリコへのメッセージの真実が今後大きな伏線になってきます。
母からの「奈落の底で待つ」という手紙にアビスへ潜ることを決意したリコ。自分の正体が知りたいというレグも連れ立ち、ふたりは旅立ちます。
そして深海一層「アビスの淵」まで来て、レグが孤児院のリーダー・ジルオの手紙からもらった手紙をリコに渡しました。そこにはふたりの決意を分かってて送り出したこと、しかし簡単に二層まで行けないようなら適正がないということで捕まえにくるということをが書いてあり、リコは先を急ぎます。
- 著者
- つくしあきひと
- 出版日
- 2014-06-30
そんななか、深界二層「誘いの森」にたどり着くふたり。リコは赤笛の位なので、ここまでくると上からの助けはやってきません。
そこで孤児院のナットとシギーに頼まれ、ふたりの様子を見届けにきたハボと出会います。ふたりの様子を見届けたハボは、監視基地の不動卿「動かざるオーゼン」に注意するようひとこと言い、ふたりを抱きしめ別れを告げます。
その人物は監視基地の守衛で今なお働く白笛。アビスで生まれ落ちたリコを彼女の母と一緒に地上まで運んでくれた人物でもあります。
そしてついに深界二層最下部「逆さ森」に到着したリコたちですが、そこで出会ったのは自分のことを嫌い、果ては戦いまで挑んでくる2mもの巨体を持つオーゼンという女性で……。
オーゼンの目的、過去が明らかになり、こちらも2巻で判明したレグの攻撃力の高いレーザー光のようなものを持ってしても敵わない強さだということが判明します。しかも節々でリコの目やレグの正体について意味ありげな言葉を残すのです。
果たして彼女は何を知っているのでしょうか?オーゼンについての詳しい内容は2巻でお確かめください。
3巻は作品屈指のグロシーン、鬱展開がてんこ盛り。そのような内容に耐性のない方にはキツイ内容となっていますのでご注意ください。
オーゼンがふたりに戦いを挑んで来たのは実力を見極めるためだと分かった2巻。3巻ではふたりが彼女によって特訓され、確実に力を伸ばしていく様子が描かれます。そしてついにオーゼンも認めるほどの実力になった時、彼女から様々な秘密を教えられるのです。
- 著者
- つくし あきひと
- 出版日
- 2015-06-20
アビスには時間感覚を狂わせる力があること、深界五層にいる他の白笛のこと、特にそのうちのひとり「黎明郷」の新しきボンドルドには注意すべきだということ、リコが持っている母からの手紙は本人の筆跡ではなく、紙も普通のものではなく、ローゼンの力を持ってしても破壊できない遺物だということ……。
この他にも深界五層の「海」を越える手段や、リコが母の形見として持っている白笛の能力、奈落の底の門番など、次々と伏線が増えていくのでその詳しい内容は作品でご覧ください。
最後の話を聞き、オーゼンのもとを離れたふたり。しかし当初負けそうになったベニクチナワは難なく倒せたものの、背後から忍び寄られたタマウガチに気づかず、リコが毒に犯されてしまいます。
慌てて刺された彼女の腕を縛り、その場を離れて上昇するレグでしたが、リコに容赦無く上昇負荷がかかります。それは全身の穴から血が吹き出るほどのもの。そのまま目や鼻、口などすべてから血を流すリコ。
毒も全身をめぐりはじめ、リコはレグに頼んで腕を切断するよう言います。泣きじゃくりながら切り取りやすいように関節を折って、ナイフで彼女の腕を切り落とすのです。
その途中でリコは意識を失い、レグは悲しみに暮れます。
そんなふたりの前に現れたのは半獣人のような姿のナナチという人物。探窟家が呼ぶ「成れ果て」という存在だそうで、もともとは人間でした。
本当は出てくるつもりはなかったが、あまりに可哀想で出て来たのだと言う彼女は、ふたりを隠れ家に案内します。そこにはナナチ以外のミーティという成れ果てがいたのですが、彼女は人間としての意識もなく、見た目も人間らしさは残っていません。実はナナチとミーティのこの姿には、ボンドルドという実験家の存在が関わっていました……。
このあとに明かされるナナチたちの正体、それを明かして彼女がレグに頼んだことなどがかなりの鬱展開。リコの腕切断シーンからさらに苦しいシーンが続きます。
アビスの危険性が存分に感じられ、読者もその暗くて出口に行くことすら難しい世界に閉じ込められているかのような錯覚に陥ります。
ナナチの願いでミーティを殺すことに成功したレグ。実は彼の火葬砲こそ、何をしても死ぬことができなかったミーティを葬り去ることのできるものだったのです。ますます彼のこの能力についての謎が気になりますね。
そこから彼女も回復したリコとレグに連れ立って旅をすることになるのですが、ナナチはふたりが目指している場所から来たという衝撃の発言をします。
おいおい話すということで深くは聞かずに始まった旅でしたが、実はその意味はこれから向かう深界五層の最下部「前線基地」がボンボルドのいる場所であり、ナナチたちが実験されていた場所だということだったのです。
- 著者
- つくし あきひと
- 出版日
- 2016-04-30
その前の深界四層の中部「不屈の花園」で手下である「折手(アンバランス)」からそこでボンボルドが待っているということを聞かされた一行は、彼にここを通してほしいといいます。
ボンボルドは以外にもあっさりと承諾しますが、そこを通るために使う祭壇は白笛を使う必要があり、それは本人にしか使えないということを伝えるのでした。母の白笛をもっているものの、それが使えないと分かって落ち込むリコ。そのまま3人は彼の家で休憩することになります。
そこにはボンボルドのことを「パパ」と呼ぶ少女・プルシュカがおり、なれなれしてくる彼に冷静に対応していたナナチですが、その存在を知って怒りが込み上げてきます。
そしてそのまま一行はボンドルドの家に泊まることになるのですが……。
もちろんボンドルドがそのまま彼らに優しくする理由などなく、レグが人体実験にさらされてしまいます。彼については過去の記憶からライザと関わりがあったこと、額の文字はレーザー光を打った回数なのではないかということ、それを打つとしばらくは休眠状態になることなどが分かっていますがまだ多くは知られていません。
このままボンドルドたちと戦うことになるリコたちですが、彼の実験によって分かる何かがあるかもしれませんね。プルシュカに関する謎を残したまま次巻に続く4巻。詳しいボンドルドとの戦いなどは作品でご覧ください。
ボンドルドの尋常ではない強さ、折手を利用した再生術などが判明した4巻。内臓に大きなダメージを負ったリコに、泣き出すナナチ、ボンドルドの早すぎる攻撃に手も足も出なかったレグ。
全員が不安感を感じていましたが、リコは諦めることをせず、遺物目録に載っているもののなかから彼の弱点を突き止められるのではないかと必死に探します。
そこで見つけたのは「精神隷属機」。それは特級遺物で、自分の記憶や精神を他人に植えつけられるものでした。
そこから3人はレグがその装置を探し、ふたりが次巻稼ぎにまわることにするのですが……。
- 著者
- つくしあきひと
- 出版日
- 2016-12-26
ここから明かされるボンドルドの非道な実験はかなり胸糞悪いものです。その全容が明らかになり、ナナチやミーティのように使い捨てにされた貧困児童たちが意識を無くされたまま存在していることに吐き気をもよおします。
果たしてリコたちはボンドルドを倒すことはできるのでしょうか?その結末と彼の詳しい実験内容をぜひご覧ください。
ボンドルドを倒し、プルシュカが白笛になってくれたことで6層「還らずの都」に行くことができた一行。しかし途中でその白笛がなくなってしまい、レグがその匂いを辿って行くと、そこには「成れ果ての村」がありました。
- 著者
- つくしあきひと
- 出版日
- 2017-07-29
一見恐ろしくも感じられましたが、そこで彼らは独自のルールや貨幣をつくっており、統治されたコミュニティでした。そこのトップが成れ果ての姫ファプタ。
彼女はレグと意味深な会話をします。実は彼女は過去に彼に会っていたようで、その時も自分をレグだと名乗っていたのだと言います。
名付けたのはリコですが、それは偶然でしょうか。しかもファプタはその時にレグが地上に「ハク」というとても価値の高いものを連れ戻しに行ったと語っていたことも明かすのです。
この他にもこの成れ果ての村では奇妙なことが起こります。ミーティという存在が仮面の男に置いていかれ、現在は三賢のひとりであるベラフがそれを使っているというのです。
過去と現在、生死が曖昧になることばかりの慣れ果ての村。果たしてここにはどんな秘密があるのでしょうか。
6巻では登場が少なかったリコが、宿からいなくなってしまったレグとナナチを探すことからスタートした7巻。メイニャに何だか固執する「マアア」さん(この言葉しか話さないため)とともに街を探索します。
- 著者
- つくし あきひと
- 出版日
そんななか、人間の言葉が話せる飲食店の人物に、成れ果ての言葉と、2人のいそうな場所を聞いたリコ。たどり着いたのは、村の住人がそこに行くと精神的な苦痛を感じるという「目の奥(ドグープ)」という場所。
そこで出会ったのは、謎に包まれたヴエロエルコ、通称ヴエコという人物でした。彼女もかつての探窟家のようなのですが、何やら村の成り立ちに詳しく……。
その後、無事ナナチを見つけるものの、彼女はそこで三賢のベラフのものになっていました。6巻で存在が示唆されたミーティは、本当にベラフのところにおり、しかも魂まで一致している本物。彼女がベラフにひどい扱いをされていることに傷ついたナナチは自分を対価にしてミーティを救ったのでした。
リコがどうにかしてそれを助けようとするものの、そのためには対価が必要で……。
ヴエコの登場で、徐々にその正体を明かし始めた成れ果ての村。どうやら、かつての探窟家のキャラバンが、つくった場所のようでした。しかし、その成り立ちが、何やらきな臭い。
彼らの存在が、ファプタの目的であり、レグとの約束でもある「奴らを根絶やしにする」、ということと関わっていそうです。
果たしてこの村の真実、ファプタの目的はどんな展開を生み出すのでしょうか?
8巻では、成れ果ての村の秘密が明かされます。
8巻の始まりは、ヴエコの過去から。彼女はひょんなことからアビスの大穴を指している羅針盤を見つけ、それが有用なものだということで冒険団体に誘われます。さらにその重要なものを持っているということで、団体のトップである三賢というポジションをもらいました。
ある日ついに大穴の入り口を見つけた一同。さらにそこでイルミューイという少女を見つけます。彼女は子供を産めない体だからと捨てられていた人物でした。ヴエコは彼女をかわいそうに思い、どうにか周囲を説得して一緒に旅をすることにします。
そして旅が始まりますが、リコたちと同じようにアビスの苦難を次々と受けます。そしてやっと安息の地を見つけたかと思えば、そこで手に入れた水によってみんなが病気になってしまうのでした。
その解決の糸口になるのが、遺物のひとつ「欲望の揺籃」でした。ピュアで強力な願いに反応する問い事で、子供ならばその遺物を使いこなせると、そこにいた干渉器たちに教えられる一同。その望みを唯一の少女であるイルミューイに託し……。
- 著者
- つくしあきひと
- 出版日
結果は、成功!
しかし、イルミューイは徐々に人間ではない形に変わっていきます。また、何を願ったのか覚えていないということで、みな事態の解決に結びつくようには思えませんでした。
そんなある日、イルミューイが大きな声を叫びました。ヴエコがそこに向かうと、彼女は君の悪い形をした赤ん坊を産んでいたのでした。そう、彼女の願いは、赤ん坊を産む事だったのです。
さらにその赤ん坊が水の病気を助けることが判明します!ただし、生まれてすぐの状態で、食べれば、です。
それを提案したのは三賢のひとり、ワズキャンでした。生きるために必死とはいえ、ほめられた行動ではありません。さらに彼はイルミューイにもうひとつ欲望の揺籃を融合させていました。もはや今のイルミューイの姿は本当に彼女が願ったものなのかも怪しいのでした。
ヴエコはそんな状況に葛藤していました。しかしある日、イルミューイが大穴の中央近くに行くという、意思を見せるのでした。
そこでイルミューイは、三賢のひとりべラフの「すべてを食べつくしてくれ」という願いに反応し、彼を取り込みます。しかしただ取り込むのではなく、新しい姿、成れ果てにしたのでした。
そしてべラフに続いて次々と一同は取り込まれ、新しい姿になり、その体内を村としたのでした。
しかし、イルミューイは本当の願いを忘れていませんでした。人間の体や外にいる生物たちを食らってエネルギーを溜め、新たな我が子を生み出します。それこそがファプタ。彼女の目的こそ、イルミューイの願いでもあり……。
成れ果て村とは、文字通り探窟隊キャラバンのなれの果て。決死隊を先導した少女イルミューイと彼女の子供達を犠牲にして、アビスの中に生み出された仮初めの理想郷でした。そしてファプタが、イルミューイから生まれた最後の子だと判明します。
ファプタの目的は村の維持で永遠に苦しむイルミューイの解放、すべての兄弟姉妹の恨みを晴らすこと。ファプタは直接村に入れないことから、自身の肉体の一部と引き換えに、レグへ村の入り口を破壊するよう依頼します。このファプタの一部を対価にすれば、ナナチを取り戻せるはずでした。
この交渉の際、失われたレグの記憶……つまり過去のどこかの時点で彼ら2人は出会っており、レグは彼女に協力すると約束していたのが発覚しました。
ナナチも村も見捨てられないレグは苦悩しながら村へ戻りますが、そこで大変な事件が起こります。三賢の1人ジュロイモーが、村の「価値」の損失を取り締まる概念「精算」と合体し、暴走し始めたのです。
レグはやむなく火葬砲を使用して迎撃するも、そのせいで村の入り口が破壊されてしまいました。ファプタはこの機を逃さず、積み重なった兄弟姉妹の怨嗟の言葉と村人の根絶を言い放ち、凄惨な破壊を開始します。
- 著者
- つくしあきひと
- 出版日
9巻では謎めいたレグの過去が明きらかになるのも束の間、怒濤の展開が繰り広げられていきます。ファプタの殺戮、成れ果て村の崩壊、そしてナナチ。どうにか事態を収めようと、奮闘するレグとリコの行動が果たして功を奏するのか。つらすぎるファプタの過去と、ヒロイックな活躍を見せるレグに注目してください。読者はただただ手に汗握り、圧倒されるばかりです。
単行本には本編の他に描き下ろしとして、ファプタが第6層に降りたばかりのリコ一行の寝込みを襲う話も収録されています。アビスの謎に関わる発言もあるので、連載で追っているファンも必読です。
- 著者
- つくし あきひと
- 出版日
- 2013-07-31
画風をとにかく裏切ってくるギャップファンタジー漫画の『メイドインアビス』。本格的なファンタジーという屋台骨があってこそですが、シリアス、グロ、エロと意外性に引き込まれる作品です。
繊細でありながらもそれだけで終わらないこの世界観をどうアニメで表現できるか。ぜひ漫画原作と見比べてみてください!
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