漫画『名探偵コナン』毛利小五郎の名言を紹介!かっこいいエピソードランキング!

更新:2021.11.28

『名探偵コナン』で、見かけは子供、頭脳は大人の名探偵・江戸川コナンの隠れ蓑として、ヘッポコ探偵振りを見せる毛利小五郎。ヘッポコ振りが笑いの種となることもたびたびですが、よく見ると小五郎はただのヘッポコおじさんではなさそうですよ……?

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名探偵? 迷探偵? 意外と二枚目、毛利小五郎の名言がカッコいい!

著者
青山剛昌
出版日
2017-12-18

「ヘボ探偵」「迷探偵」と呼ばれてもっぱらコナンの引き立て役になっている私立探偵・毛利小五郎ですが、時折、鋭い眼差しを見せて核心をついた言葉を放ちます。

本稿では、ヘボヘボに見えて意外と男前な面もある小五郎という人物と、その名言がかっこいいエピソードをいくつか取り上げてご紹介しましょう。一部ネタバレを含みますのでご注意ください。

毛利小五郎ってどんな人?

毛利小五郎ってどんな人?
出典:『名探偵コナン』94巻

毛利小五郎とはどのような人物か。ここではそれをおさらいしてみましょう。

姓は毛利、名は小五郎。年令は38歳。男性。職業は私立探偵。前職は警視庁捜査一課強行犯係所属の警察官でした。

既婚で、妻と娘がひとりいます。妻は弁護士の妃英理。妃弁護士事務所の経営者でもある妻は、ゆえあって旧姓を名乗って別居中です。

娘は帝丹高校2年生で空手部主将の毛利蘭。関東大会優勝の経験がある強者です。加えて、最近、江戸川コナンという小学生の両親から養育費を受け取り、彼の一時的な保護者にもなりました。

中肉中背で、髪型はオールバック、鼻の下にチョビ髭。身なりをきちんとしていれば紳士に見えますが、いつも背広を着てはいるものの着崩していることがほとんどで、どうにもやさぐれて見えます。

酒好き、ギャンブル好きでヘビースモーカー。探偵業は素行調査や失せもの探しなどを地道にこなしているようですが、浪費癖もあり、大きな仕事の依頼があっても前金を派手に使ってしまうので、毛利家の家計を預かる蘭からは「やりくりが大変」と文句を言われることもしばしばです。

前述の通り、調査の類いはそれなりにこなしますが、事件となると的外れな推理を見せることもたびたびです。しかし、最近になって鋭い推理をすることも多くなり、そういうときは決まって眠っている風な様子で謎解きを聞かせることから「眠りの小五郎」という通り名で知られるようになりました。

警察を辞職したのは10年前のこと。ある事件を追う中で妻の英理を人質に取られ、英理を助けるため、小五郎は犯人に向けて発砲しました。銃弾は英理をぎりぎりにかすめて、間もなく犯人を確保。小五郎の銃の腕が卓抜していること、とっさの判断が的確で格闘術(柔道)に長けていることなどが明らかになるエピソードです。

この事件の後、助けられた礼として、英理は不得意ながら料理を振る舞いましたが、それを見て「こんなもん作るくらいならさっさと寝てろ!」などと言ってしまったものだから英理は家を出てしまい、別居に至ったのだと映画『名探偵コナン』第2作「14番目の標的」では語られています。

このエピソードからも知れる通り、小五郎は他者を思い遣る心があると同時に、それを言語や態度で表現するのが下手で、妻や娘に誤解されてしまうこともしょっちゅうあるのです。

ほんとうはとても強くてやさしいのだけれど、不器用で巧く自分を表現できず、だからと言ってそれを取り繕うこともありません。古きよき時代の男のダンディズムが感じさせます。

ヘボ探偵と呼ばれ、見当違いな推理やだらしなさやかっこう悪さがコミカルに描かれることが多い毛利小五郎ですが、気をつけて見るといい男振りが見えてきます。次項からはダンディズムあふれる毛利小五郎の名言とかっこいいエピソード上位3位をご紹介します。

毛利小五郎の名言がかっこいいエピソード同率第3位:「容疑者・毛利小五郎」

毛利小五郎の名言がかっこいいエピソード同率第3位:「容疑者・毛利小五郎」
出典:『名探偵コナン』27巻

軽井沢で起きた複雑な殺人事件と毛利夫妻の複雑な関係と蘭の複雑な思いが交錯する「容疑者・毛利小五郎」シリーズ。単行本第27巻FILE.1~FILE.3のエピソードです。

ことのはじまりは小五郎と英理の結婚記念日の前日。「避暑がてら泊まりに行こう」と蘭、コナンのふたりを連れて軽井沢のホテルにやってきた小五郎は、偶然にも英理と出会います。いつも何とか両親の間を取り持とうとする蘭はこの偶然の機会に少なからず期待しますが……。

プールで若い女性をナンパする小五郎と、若い男性と連れ立っていた英理。いまひとつよくない雰囲気ながら、英理の弁護士仲間も交えて食事をします。

そこで、英理と一緒にいた男性は弁護士仲間のひとり、佐久法史だとわかります。弁護士仲間の中には若い女性の弁護士・碓氷律子もいました。

その夜、密かに英理の活躍を妬む碓氷が自室で殺害されているのを英理たち弁護士一行と蘭、コナンたちが発見します。ドアチェーンを破って臨場してみれば、ベッドには寝ぼけ眼の小五郎が……。

密室殺人の現場にいたことで連行されてしまう小五郎。刑法第199条によれば、人を殺した者は無期または3年以上の有期刑、もしくは死刑。条文を唱えて「最初からクロだとわかっている人間の弁護なんて御免」と小五郎の起訴前弁護を明らさまに断る英理。しかし、小五郎が連行された後、現場に腑に落ちない点があると英理は独自に捜査をはじめるのでした。

腑に落ちない点をたどれば真相が浮かび上がります。コナンの手助けを得ながら英理は犯人を自白へと導き、事件は解決。小五郎は釈放されました。

ホテルのプールサイドで新聞を手にくつろぐ英理に、釈放された小五郎が歩み寄ります。

「わ、悪かったな英理…信じてたよ…お前ならオレの無実を晴らしてくれるって…」
「そ、そーいえば、蘭の料理にもそろそろ飽きてきてな…お前の一風変わった味が懐かしいというか…その…なんだ…」
「そろそろ戻ってきてくれねーか…限界なんだよ…」
(『名探偵コナン』27巻から引用)

長めのひとり語り。英理は返答をよこしませんが、恥ずかしげな表情を浮かべながら話し続けます。なかなか素直に自分の気持ちを口にすることがない小五郎ですが、ばつが悪いながらもこのときは確かに言ったのです。しかも、英理の前で、本人に直接。

普段、憎まれ口を叩きはしますが、小五郎はいつだって英理を忘れはしません。いつだって大事に思っています。ずっと好きでいるのです。

だからこそ、うまく表現できないのかもしれません。大事なことだから簡単には言えないのかもしれません。

でも、このときは言ったのです。きっと随分気力を振り絞ってがんばったに違いありません。言うべきことからいつまでも逃げない。それもひとつのダンディズムでありましょう。

たとえ住まいを別にしていても、ふたりは繋がっています。互いに想い合っています。ただ、お互いが素直になれないだけなのです。小五郎も英理もまだ30代。もう少し年令を経れば意地を張らずにすむようになるかもしれません。

それまでは憎まれ口を叩き合うという迂遠な愛情表現を続けて、ときどき、今回のようにがんばって本心を告げるのでしょう。

英理はこのときイヤホンをつけて音楽を聴いていて、小五郎が言ったことが聞こえていない様子ではありましたが、実はイヤホンから音は出ていませんでした。使用していた音楽プレイヤーは再生ではなく録音していて、小五郎の台詞をすべて記録していたのです。

英理は英理で、録音した「そろそろ戻ってきてくれねーか…限界なんだよ…」を繰り返し聴きながら、少し楽しそうに「まだまだ…こんなんじゃ許してあげないんだから…」と思うのでした。

 


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毛利小五郎の名言がかっこいいエピソード同率第3位:「水平線上の陰謀」

毛利小五郎の名言がかっこいいエピソード同率第3位:「水平線上の陰謀」
出典:『名探偵コナン』50巻

 

2005年公開の映画『名探偵コナン』第9作「水平線上の陰謀」からの名言です。この映画は「主役は小五郎」と言われるくらいに大活躍した作品です。

「水平線上の陰謀」の物語の発端は15年前。北大西洋の海上で貨物船第一八代丸が氷山に衝突し、沈没する事故がありました。この事故で船長の沖田と、三等航海士のふたりが亡くなっています。

そして、現在。コナン一行は園子の計らいで豪華客船「アフロディーテ号」の処女航海に招待され、乗船することになりました。その航海中に殺人事件が発生。コナンは証言や現場検証から犯人が乗客のひとり、日下であることを突きとめます。その一方で、小五郎はコナンとも警察とも違った、独自の捜査を続けていました。

コナンは日下の犯行を暴きますが、日下は機関室に仕掛けておいた爆弾を爆発させ、混乱に乗じて逃亡を図ります。コナンや少年探偵団の追跡で日下は確保されますが、それでもなおアフロディーテ号では次々と爆発が起こります。

船腹に穴が開き、沈没の危機が迫ります。乗客は救命ボートに移乗して脱出しますが、小五郎は沈みゆくアフロディーテ号に残り、アフロディーテ号設計チームのサブリーダー、秋吉美波子と対峙していました。

「やっぱりあんたが真犯人だったんだな、美波子さん」(映画『名探偵コナン』第9作「水平線上の陰謀」から引用) 

コナンが追い詰めた日下は美波子に操られた共犯でしかなく、真犯人は美波子だったのです。15年前に事故で亡くなった第一八代丸船長・沖田は美波子の父親であり、事故は殺害された八代グループ会長たちが保険金目的で企てたものでした。アフロディーテ号船長・海道もその一味のひとりです。

コナンが推理にミスを見せた一方で、小五郎は的確に推理し、ここに辿りついたのでした。美波子が海道を道連れにアフロディーテ号と運命をともにしようと考えていることも、小五郎にはわかっていたのです。

「沈んでいく船の上でそんな推理、無意味だわ」とうそぶく美波子に、小五郎は言うのです。

「やめられるかよ、真相を解き明かすのが探偵の性なんでね」(映画『名探偵コナン』第9作「水平線上の陰謀」から引用) 

美波子は小五郎の制止を振り切って海道を殺害しようとしますが、小五郎はそれを得意の一本背負いで制止します。殺害も自死も阻止されて倒れた美波子が言います。

「最初から名探偵に目をつけられていたなんて…よっぽど私がどこかの憎い女に似ていたのかしら…」(映画『名探偵コナン』第9作「水平線上の陰謀」から引用) 

それに対して、小五郎はどこか寂しそうに呟きます。

「その逆だよ…」
「あんたがあいつに似てたから…犯人があんたじゃなきゃいいと思って、無実の証拠を集めようとしたからこうなっちまったんだよ…」
(映画『名探偵コナン』第9作「水平線上の陰謀」から引用)

小五郎の信条のひとつに「犯人は必ず生かして確保する」というものがあります。これは劇場版第2作「14番目の標的」のエピソードでもきちんと守られていました。また、どんなに信じたくない内容のものでも真実は真実であるということを、よく理解しています。

罪は死んでも消えず、生きて償わなければならない。償った後には再起の機会もある。小五郎が罪を許さない理由は、罪は咎められるべきで罪人は罰されなければならないというそれだけではなく、そういったところにもあるのです。

それに、美波子は小五郎の妻・英理によく似ていて、妻に似た人に罪を重ねさせたくないと思った小五郎は、ゆえに独自に捜査を展開していたのでした。

罪を許さない正義感と、罪を憎んでも人までは憎まない理知と、妻に対する愛情とが毛利小五郎という人物を形成する大きな要素であることがわかる物語にあって、真実はときに解き明かした本人を傷つけることもあるということを体現した小五郎でした。

 

毛利小五郎の名言がかっこいいエピソード第2位:「14番目の標的」

毛利小五郎の名言がかっこいいエピソード第2位:「14番目の標的」
出典:『名探偵コナン』17巻

この台詞も映画『名探偵コナン』から、作品は1998年に公開された映画『名探偵コナン』第2作「14番目の標的」です。
 

「14番目の標的」は、毛利小五郎とその周辺の人物たちが、名前に入っている数字になぞらえて13から1まで次々と何者かの標的になる事件を描いています。「13」の数字を名に持つ目暮十三警部からはじまって、「12」の妃英理(妃=Queen=トランプの12の札)、「11」の阿笠博士(士=十と一)……とカウントダウン式に名に数字を含む者たちが次々と生命を狙われていきます。

これまで狙われた人たちは怪我を負ったものの、落命には至っていません。しかし、やがて犠牲者が出て……。

というのが『14番目の標的』のあらすじです。この物語では数字のミステリーとともに、小五郎が警察を辞職するきっかけとなった事件、そして小五郎と英理が別居するに至った理由がはじめて語られます。 

物語佳境で追い詰められつつある犯人が蘭を人質に取ります。それは小五郎が警察官時代に関わった、警察を辞職するきっかけとなった事件と酷似した状況でした。蘭の母・英理も蘭が幼い頃にある事件で人質に取られ、その犯人を追っていた小五郎は犯人に向けて発砲したのです。

銃弾は英理をぎりぎりにかすめて英理の脚に軽傷を負わせ、小五郎は隙ができた犯人を確保、事件は大団円を迎えます。しかし人質に危険がおよぶ可能性が高い状況下で発砲したことが問題になり、小五郎は警察を辞職することになります。

似た状況下に置かれ、コナン=新一は瞬時に理解。あの事件で小五郎が発砲したのは犯人を確保するためではなく、英理を助けるためだったのです。なぜ、銃の腕が確かな小五郎が英理に怪我を負わせてしまったか。それは、脚に怪我をした人質は犯人にとっては足手まといにしかならないからです。

犯人と人質にされた蘭の前で、コナンは銃を構えます。そしてやはり蘭の脚を撃つのです。犯人にわずかな隙ができ、その隙をついて小五郎が犯人を一本背負い。犯人は取り押さえられましたが、死を望んで自らを危険にさらします。その犯人を助けながら小五郎が言うのです。

「死なせやしねえ! てめえに自分の犯した罪の重さをわからせてやる!」(映画『名探偵コナン』第2作「14番目の標的」から引用) 

犯した罪は必ず償わせる。かつて警察官であり、現在は探偵である小五郎にとって当然のポリシーです。そして、この犯人は事件を起こしたという罪だけでなく、小五郎の大切な一人娘を危険な目に遭わせたという重大な罪をも犯しているのです。これを償わせない訳にはいきません。

犯人には罪を償うことで再起を促し、妻を思うゆえに銃を向け、娘を思うがゆえに犯人の生命を無下に散らせなかった小五郎は、罪を憎む強い正義感とともに、家族を思う情の深さを持ち合わせる男前な人物なのです。

毛利小五郎の名言がかっこいいエピソード第1位:「見えない容疑者」

毛利小五郎の名言がかっこいいエピソード第1位:「見えない容疑者」
出典:『名探偵コナン』37巻

推理ドラマの撮影現場で起きた殺人事件。容疑者は美人女優の雨城瑠璃。小五郎の幼なじみである瑠璃はほんとうに犯人なのでしょうか。小五郎の推理が冴え渡る「見えない容疑者」シリーズは単行本第37巻FILE.2~FILE.4で語られます。
 

代役としてドラマの撮影現場に呼ばれた小五郎と、同伴した蘭、コナン。ドラマに出演する美人女優・雨城瑠璃は、なぜか「小五郎ちゃん」と声を掛けてきます。そこでようやく小五郎は瑠璃が幼なじみだということに気づきます。しかし瑠璃の方は小五郎のことをずっと知っていて、代役に小五郎を指名したのも瑠璃だったのです。

その現場で撮影が進む中、事件は起こります。

ドラマの主演俳優・風見良輝が刺殺されているのを瑠璃が発見します。凶器は刃渡り10センチの刃物と見られるのですが、警察が現場のどこを探しても見つかりません。捜査は難航……その途中で小五郎はドラマ出演者のベテラン俳優・南雲暁に呼ばれ、「どういうつもりで彼女に言い寄っているのか」と詰問を受けます。

ただの幼なじみと答えても南雲の厳しい目はやわらぎません。その厳しい目に見据えられる緊張感に、小五郎は既視感を覚えます。

小五郎が捜査の上であることに気づくのはそのすぐ後のことです。

一方コナンも真相に気づき、小五郎を麻酔銃で眠らせて推理ショーをはじめようとしますが、小五郎は瑠璃に声を掛け、ふたりで部屋にこもってしまいました。小五郎が瑠璃を犯人と目しているのだと思い、コナンは自分の推理とは明らかに違うことを言おうとしている小五郎の動きを知るために、部屋に小型盗聴器を放り込んで会話をモニターします。

案の定、小五郎は瑠璃を説得しはじめます。しかし、それは瑠璃に自首を勧めるのではなく、瑠璃がかばっている南雲に自首を勧めるようにとの説得でした。小五郎はコナンも気づかなかった事実を、南雲が瑠璃の実の父であることを看破していたのです。

それでも、瑠璃はなおも南雲をかばおうと、真相を内密にしてほしいと小五郎に願い出ます。

「幼なじみを助けると思って…彼の犯行はあなたの胸の中だけに…」(『名探偵コナン』37巻から引用) 

しかし小五郎はくわえ煙草で背中越しに答えるのです。

「やだね…」
「相手がおまえなら、なおさらこの取り引きに応じるわけにはいかねーよ……」
「幼なじみのおまえを……こんなつらくて悲しいウソで、一生縛りたくはねーからな……」
(『名探偵コナン』37巻から引用)

聞き入れることは簡単です。しかし、他者に秘密を預けるということは、秘密をばらされるかもしれない危険を常に感じていなければならないということです。その危険のためにしたくないことをしてしまうことも、そうしなければならないことも、あるかもしれません。秘密とうそは人の枷になります。

小五郎はそれがわかっているのです。実の親をかばうために秘密という枷をいとわない瑠璃のやさしさ。それに枷をかけようとは、決して本意ではありません。瑠璃はこれを「やさしい」と言いましたが、南雲が己れの罪から逃れないように、しかし罪が重くならないよう自首を促したことも含めて、ただのやさしさではなくこれは小五郎のダンディズムの一端でありましょう。

誰かから知らされた訳でもないのに、南雲が瑠璃の実の父だというコナンでさえ気づかなかった事実に、なぜ小五郎が気づいたのか。この理由として、南雲に詰問されたときに感じた緊張が結婚前に英理の両親に挨拶に行ったときに感じたものと同じで、南雲の厳しい態度は娘を心配する親のものだったと小五郎は述懐しています。

この「見えない容疑者」シリーズの物語で注目しなければならない点が、小五郎の台詞以外にもあります。ここで語られた事件では、小五郎はコナンやほかの者の助けを一切借りることなく、自分一人の推理によって真相に辿りついたということです。

普段、迷探偵と呼ばれる毛利小五郎は、「あれれー、おかしいぞー?」と首を傾げる眼鏡のボウズがいなくても、事件を解決することができる名探偵でもあるのです。

読者の一部では「普段は冴えないけど、ほんとはかっこいいぞおっちゃん!」と評判の毛利小五郎。普段の的外れな推理や生活のだらしなさが目立つだけに、その名言は見落としやすいものです。

今回、ご紹介した以外にも小五郎の名言やかっこいいエピソードはわりとたくさんありますので、原作漫画にふれるときにも少し気をつけて小五郎に注目してみてください。

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