たくさんの本が並ぶ棚から次に読む一冊を選ぶ時、もっぱら題名に惹かれ手に取ることが多い私です。好きな作家さんの本などは片っ端から読んでみるということもあるのですが、その作家さんを好きになるきっかけも題名から入ることがほとんどなのです。たくさんのタイトルが並ぶ本屋さんの本棚は、まるで巨大な目次を眺めている様でわくわくします。ほんの一行から無限の物語が見え隠れしている、魅力的タイトルの本はあまり期待から外れることも少ないのです、嬉しいことに。 今回は、魅力的タイトルの本を5冊ご紹介いたします!
ピエドラ川のほとりでピラールがこの物語を書いている。こども時代を共にした“彼”と再会してからの、二人の物語がはじまる。
- 著者
- パウロ コエーリョ
- 出版日
米軍基地に近い街でのドラッグや暴力や性が描かれている一冊。何も汚くなくて、何も悪ではない。文章に表される光景に、嫌悪感を持つのであればそれは読者が自由に持つ感情であり、本が示して押し付けるものではない。そのことに私はとても安心した気持ちで読むことができました。そして、意外にそんな態度を取っているものって多くはないように思う。
- 著者
- 村上 龍
- 出版日
- 2009-04-15
村の農夫マンツの息子サリーと、マルチの娘ヴァヘーレンは、互いに惹かれあってゆくが、両家は田畑の境界を巡り憎み合う。
- 著者
- ケラー
- 出版日
本の目次。
- 著者
- 武田 百合子
- 出版日
何か重苦しい響きを感じる“脂肪”ということば。女優、中島唱子さんのエッセイ。脂肪というタイトルが気になり、本を開くとこの惹かれる一文。“コンプレックスが、その毒素で自分を腐らせるのか、逆にエネルギーに変わっていくのかは、こちらの矛先次第で大きくちがったものになるのだ”(本文より)
- 著者
- ["中島 唱子", "荒木 経惟"]
- 出版日
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。