日本で圧倒的な影響力を持つ、英語力テストのTOEIC。社内の評価や大学の英語のクラスの受講可否など、様々なシーンで必要になります。確実に狙った以上の点数をとれるようになりたいですよね。今回は、TOEICの勉強に役立つ教材5冊をまとめてご紹介します!
TOEICの勉強に役立つ本をおすすめする前に、まずはTOEICとはどんなテストなのかご紹介しましょう。
TOEICは「Test of English for International Communication」の略で、日本語にすると「国際コミュニケーションのための英語力測定試験」です。2時間で200問を解くテストになっていて、点数はリーディングとリスニングがそれぞれ495点の、計990点満点で表されます。問題文から選択肢まで、テストで使われる言語はすべて英語が使用されているのも大きな特徴です。
2017年現在は、年10回、試験日が設けられていて、会場は各地域にある高校や大学などの施設となっています。
利用シーンとしては、社会人だと社内での昇進や海外事業への参加、大学生であれば英語の授業の単位取得の条件や、就職活動の際にも必要になることがあります。大まかな点数の目安として、600、730、800、900、そして満点の990がよく使われます。本番のテストを受ける前に、自分がどの点数を目指すべきなのか把握しておくのが良いでしょう。
それでは、TOEIC対策におすすめの本を5冊紹介していきます!
はじめてTOEICの対策に取り組む方に、まずは1度解いていただきたい一冊です。実際の試験と同じ難易度・同じスピードで、公式の問題を解けるようになっています。
本の構成としては、通しでできる模擬試験が2回分収録されています。TOEICは本番でも時間制限があるテストなので、まずは同じ条件で解いてみて、自分のレベルを正確に把握したいものです。本格的なTOEICの勉強に取り組む前にこの問題集を解いてみることで、自分がいまどのレベルにいて、目指すべきレベルはどのあたりなのか、知ることができます。
- 著者
- Educational Testing Service
- 出版日
- 2016-10-14
表題にも「公式」とついているように、問題文や設問を読み上げるナレーションも、本番と同じ方が担当されています。
TOEICの勉強をする際の王道ともいえる1冊です。何から手を付けていいのかわからないという人は、まずこの問題集を解いてみるのがおすすめです。その中で苦手な箇所や得意分野、自分のレベルなどを把握していきましょう。
自分の苦手な分野がはっきりしている人におすすめなのが、「世界一わかりやすいTOEICテストの授業」シリーズです。
関正生は、8年間ほぼ毎回TOEICのテストを受け続け、満点を取得したこともある猛者。本書はそんな著者が分析した攻略本となっています。分野ごとに1冊ずつ分かれていて、伸ばしたい箇所の演習を徹底して繰り返すことで効率的に点数を伸ばせます。
- 著者
- 関 正生
- 出版日
- 2016-04-14
1冊に含まれる問題数も多く、初級者向けの問題から上級者向けの問題まで全てが含まれているので、どんな方でも自分のレベルに合った問題を解き進めていくことができるのも大きな魅力です。
満点でない限り、だれにでも苦手な分野はありますよね。苦手な分野の点数を確実に伸ばしていくことが重要ですし、ある程度高い点数が取れている得意な分野をさらに伸ばすのにも有効です。このシリーズを活用して、確実に点数をとりにいきましょう。
TOEICはリーディングとリスニングの2つのパートに分かれていますが、どちらにも重要なのは文法です。
文法というと、つい難しいものだと身構えてしまいがちですが、この問題集は初級者・中級者・上級者と各レベル別に問題が掲載されていて、自分に合わせた問題で無駄なく演習ができます。1題ごとに論理的な解説がついているので、毎回ふむふむと納得をしながら解き進めることができます。
- 著者
- 花田 徹也
- 出版日
- 2009-10-07
著者の花田徹也は、TOEIC対策の学校を運営しているまさに専門家。「各駅停車」「長特急」など列車になぞらえて、スピーディーにスコアをのばすコツを解説していきます。
短時間で英文法の勉強ができるように工夫がされていて、かつ解説は丁寧にしてくれている新設計の本です。通勤・通学の時に解くでも良いですし、寝る前に1題だけ解くなど、それぞれの生活リズムにこの本を組み込んで英語力をあげていきましょう!
言わずもがな英語の勉強では語彙力がとても重要ですが、市販の単語帳を勉強しても、その単語がTOEICに出てくるとは限らず、点数にはなかなか反映されないことがあります。
「英語は苦手だけど、点数を上げたい」「TOEICに出る語彙を集中的にやりたい」という方におすすめです。
- 著者
- 山根和明
- 出版日
- 2016-06-16
著者は「山根メソッド」という言葉もあるほどTOEICに特化して指導をしている山根和明。本書では、彼の15時間分の講義もCDで聴くことができます。
著者は楽しく学べることも重要視しているので、ただ黙々と英単語を覚えるのが苦手な人でも飽きずに学ぶことができるでしょう。
英語があまり得意ではなく、確実に基礎を抑えていきたいという時にはまず真っ先に取り組むべき本だと言えます。語彙力がなくては、読んだものや聞いたものを理解することもできないので、本書を通して徹底的に基本的な語彙力を高めていきましょう!
上級者向けのシリーズで、リーディングとリスニングでそれぞれ1冊ずつあります。1冊で5回分の模擬試験が入っていて、全問解くと、本番で出題が予想される様々な傾向の問題をカバーできる仕組みになっています。
時間制限を設け、本番同様の緊張感を持って取り組んでもらいたい問題集です。
- 著者
- ["加藤 優", "野村 知也", "Paul McConnell"]
- 出版日
- 2017-02-25
著者はTOEICで満点をとっている講師陣で、解説が丁寧なことも特徴です。それぞれの問題に正答率ものっているので、間違えた問題の中のどこから攻略していけば効率的に点数につながるのか、作戦をたてながら対策をすることができます。
「英語の勉強は力を入れてきたので、難しい問題に取り組んでみたい」「高得点を目指して本番でも難易度の高い問題に対応できるようになりたい」という方に、本番前のリハーサルとしておすすめです。
以上、TOEICの勉強をする際におすすめの5冊でした!どの本もそれぞれに良さがあるので、自分の今のレベルやこれから目指すレベルに合わせて、自分に合った本を選んでみてください!