インコを飼ったことがある人なら思わずあるある!
『夕凪の街、桜の国』のこうの史代さんが描く、小鳥のお話。主人公キミ子はある日、道端で一羽のセキセイインコを保護、 そのインコこそが「ぴっぴらさん」なのです。ぴっぴらさんは機嫌がいいと歌ったり踊ったり、驚いたり怒ったりととにかく表情豊か。インコを飼ったことがある人なら思わずあるある! と笑ってしまいます。
『夕凪の〜』はヘビーなテーマでしたが、こちらは絵柄の通り、ほんわかかわいい癒し系。こうのさんと言えば、スクリーントーンやPCでの処理をほぼ使わず、手描きでの細かい描き込みが特徴ですが、この作品は吹き出しの文字まで手書きなのです。とにかくかわいい!
ペンギン好きにはたまらないかも!?
アニメ化もした、言わずと知れたこの作品。特にアニメでの声優陣は、話題の「おそ松さん」にも多数出演されていたことが記憶に新しいかも(おそ松役=シロクマ役は櫻井孝宏さん、カラ松役=グリズリー役の中村悠一さんなど…)。
人間と動物たちのほのぼの楽しい日常を描いたこの作品、「なぜトリの本なの??」と思うかもしれませんが、何を隠そうこの作品にはたくさんのペンギンが出てくるのです! シロクマくんの友人のペンギンさんはもちろん、彼の他にもアデリーペンギン、ジェンツーペンギン、アゴヒモペンギン、キングペンギン…。(アニメにはここに、ペン子さんとその六羽の姉妹たち、イワトビペンギンも加わります!)
色々な動物が出てくるマンガですが、とにかくペンギン率が高い! デフォルメされないリアルなフォルムに、トリ好きさんはきっとしびれちゃうはず。
特にわたしのお気に入りは、コウテイペンギンのヒナとキングペンギンのヒナの、仲良しコンビ!電車ごっこをして一緒に遊ぶかわいい二匹にも、癒されます♪
高校二年生の主人公、猛禽るいは首が180度回転する!?
『心が叫びたがってるんだ』のコミカライズ版を描いた、阿久井真さんの連載。高校二年生の主人公、猛禽るいは首が180度回転したり、鳥を呼び寄せたりと不思議な力の持ち主。実は彼女の正体はシマフクロウ! その他にも、ヒクイドリやカラス、タンチョウなとま人間の姿をしたトリがたくさん登場する、元気いっぱいのラブコメディです。笑顔がぎこちない猛禽ちゃんが、ほっぺたを手でギュッと上げて笑顔を作る姿もキュートですが、わたしのお気に入りは、シマエナガの白井あかねちゃん! 先輩+ドジっ子属性なのがたまりません…! 北の天使と呼ばれているシマエナガは、実際のトリさんもぬいぐるみのようにかわいいので、ぜひ調べてみてくださいね。
表紙のイラストも毎回ふんわりしたタッチでかわいい『猛禽ちゃん』、集めて飾っておきたくなっちゃいますね♪