最近暑いですね……みきちゅです。
暑くなるとパステルな色合いが好きになります。薄い水色、ピンク、紫……冬はずっしりしたピンクが好きなのだけど。不思議だねぇ(u_u)
原宿にある大きな大きなわたあめが無性に食べたい。
顔より大きくて、パステルカラーでふわふわきらきらしてるの!!
数年前なら、そんなファンタジーなわたあめ現実にないよ!って言っちゃいそうなくらいのやつ。
結構前から流行ってるんだけど、いつも並んでるからまだ食べたことないんだよね……(;_;)
たまに並んでない日を見つけるけど、だいたいそういうときは一人で、一人なら誰とも感動を分かち合えずに食べたら終わっちゃうのかーと思うと買えないんですよね。
いいな、と思ったものは誰かと共有したいタイプなんです。
今日はファンタジックかつ、ふわふわと消えずに胸に残る本を紹介したいと思います!
主人公と一緒に傷つきながらも楽しむ不思議な世界
- 著者
- 住野 よる
- 出版日
- 2016-02-17
『君の膵臓を食べたい』で有名な住野よるさんの作品。小学生とは思えない大人びた視点を持つ“奈ノ花”が、授業で問われた「しあわせとはなにか」を探し求めるお話。「わたしはみんなと違う」という、誰しもが心に秘める思いを、ストレートに武器にして戦って傷ついていく様に、ふいに一緒に傷ついてしまいました。
辛い時に手を差し伸べてくれる「学校の外の友達」が教えてくれる現実的な伏線は、ファンタジックに回収されて消えて行きます、人生ってゲームみたいだなと改めて思うんです。
わたしも奈ノ花のように不思議な友達に会ってみたかったような、知りたくないような。
わたしの今が正解なのか? それはちょっと気になるかも。
たとえ話がたくさん出てくるんだけど“アバズレさん”が教えてくれる「人生とはプリンと一緒」の話が大好きです。
どの登場人物に投影するかで余韻が変わる
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
主人公の平介の妻“直子”と娘“藻奈美”が事故に遭うところから物語はスタートします。直子は亡くなったのに、目を覚ました藻奈美の魂には直子が宿っているというファンタジックな設定。
だけど単なるハチャメチャストーリーではなく、事故の被害者と加害者の辛さ、母の愛、親の持つ子への思い、子供が親へ持つモヤモヤなどがのしかかってきました。
それでも直子の性格が明るいような、とても女性らしく母親らしくJKらしいため、重すぎずじんわりと胸にしみていきました。
このタイトルが好きです、何が秘密だったのか、読んだ人それぞれに残る感じ。
以上、甘いだけで終わらない、ファンタジックな本でした(^.^)!