こぶしファクトリーの広瀬彩海です。本格的に夏がやって来ました。如何お過ごしでしょうか? こぶしファクトリーは今、ハロー!プロジェクトとして、
Hello! Project 2017 SUMMER ~ HELLO! MEETING ~
Hello! Project 2017 SUMMER ~ HELLO! GATHERING ~
というコンサートツアーで全国各地をまわっています。この夏はこぶしファクトリーにとっては頑張り時、踏ん張りどころ、といった感じです。
その一方で映画『JKニンジャガールズ』 が7月17日公開ということで、初主演映画の公開に胸も高鳴ります。今回は特にテーマというものを決めるというよりは、最近私が読み返した本というカテゴリーで紹介していきたいと思います。
誰かに寄り添いたくなる物語
中学の友人に勧められたのが、この本との出会いでした。東野圭吾さんの作品は元々好きだったのですが、今まで読んできた東野さんの小説とはひと味違った印象でした。ミステリー特有の気が引けるような怖さや残虐さはないのですが、あっと驚くような結末や話の展開でミステリー好きを飽きさせない、絶妙な物語の運び方に惹き込まれました。
「秋葉」という、女性のどこかミステリアスな雰囲気、どこまで本当なのか、何が目的なのか……。彼女に迫ろうと思うと、どうしても踏み込めない、切ない気持ちになってしまいます。読んだ後はなんだか寂しく、誰かに寄り添いたくなるような物語です。
アイドルの苦楽が詰まった一冊
私の先輩にあたるJuice=Juiceさんがドラマに出演したことでもお馴染みの『武道館』。ドラマのお話の前に読んでいて、この本の大ファンだった私は当時すごく嬉しかったのを覚えています。アイドルがテーマの小説というのは斬新で、何よりきっと、この世の中にこんなアイドルがいるんじゃないかという、それほどまでにリアルです。なおかつ分かりやすく、私も今まで約6年間アイドルをやってきて、その中で経験したいろいろなことを思い出します。
アイドルの大変な部分はもちろんですが、この本を読むと、アイドルって楽しいんだな、ということも分かっていただけるのではないかと思います。そして、全てのアイドルの皆さんに読んで頂きたいなと思うような本でもあります。私自身、思うようにいかないと思った時や、焦りを感じた時などに読むと、「よし、もっと頑張ろう!」と思えるような小説です。