こぶしファクトリーのリーダーとして活躍する広瀬彩海さんの連載書評コラム。今回は『夜明けの街で』、『武道館』、『王様ゲーム』を取り上げます。
中学の友人に勧められたのが、この本との出会いでした。東野圭吾さんの作品は元々好きだったのですが、今まで読んできた東野さんの小説とはひと味違った印象でした。ミステリー特有の気が引けるような怖さや残虐さはないのですが、あっと驚くような結末や話の展開でミステリー好きを飽きさせない、絶妙な物語の運び方に惹き込まれました。
- 著者
- 東野 圭吾
- 出版日
- 2010-07-24
私の先輩にあたるJuice=Juiceさんがドラマに出演したことでもお馴染みの『武道館』。ドラマのお話の前に読んでいて、この本の大ファンだった私は当時すごく嬉しかったのを覚えています。アイドルがテーマの小説というのは斬新で、何よりきっと、この世の中にこんなアイドルがいるんじゃないかという、それほどまでにリアルです。なおかつ分かりやすく、私も今まで約6年間アイドルをやってきて、その中で経験したいろいろなことを思い出します。
- 著者
- 朝井 リョウ
- 出版日
- 2015-04-24
私が中学生の時に大流行したシリーズでした。図書室に置いてあった本は、常に貸し出されている状態と言ってもおかしくはないほど大人気でした。この『王様ゲーム』も先輩のBerryz工房さんと℃-uteさんが映画に出演されていて、まだこぶしファクトリーになる前の私にはとても嬉しいサプライズだったのを覚えています。
- 著者
- 金沢 伸明
- 出版日
- 2011-10-13
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。