怖いけど気になる!ホラー要素の強いおすすめ小説

怖いけど気になる!ホラー要素の強いおすすめ小説

更新:2021.12.1

先日、神社でお参りをしてきました。周りの友達からの幸せな報告が多く、長続きしますようにと心から手を合わせてきました。その神社の入口には縄のようなものがあり、3回くぐると健康的な夏を迎えることができるそうです。神頼みも良いですが、自ら気を使うことが最も大事です。胃を冷やしっぱなしにしないよう、冷たい物を入れたら必ず最後に温かいものを飲むなど、意識的に身体に負担が掛かりにくくしてみてはどうでしょうか。 今回は私の得意分野、夏の暑さも吹き飛ばしてくれる、少しホラー要素の強い小説をご紹介します。

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ZOO

著者
乙一
出版日
短編集が1と2に分かれて出版されています。2冊とも本当に素敵ですが、私の好きなお話が1の方なのでそちらを紹介しますね。この小説を読んだのは中学に入って間もない頃だったと記憶しています。特に「SEVEN ROOMS」を読んだ時の衝撃は今でも忘れません。拉致監禁された姉弟のお話なのですが、本来の文庫本よりも文字数が少ないにも関わらず、恐怖とラストの感動が素晴らしいのです。

恐怖と悲しみと、そこで魅せる愛というか。自分ならどうだろうって考えてしまいました。あまりチャレンジしたことのないジャンルだという方も、手軽に読める本だと思うので、あまり先入観を持たず読んでみてくださいね。

イン ザ・ミソスープ

著者
村上 龍
出版日
私の職業柄、このような小説を紹介するにあたってすごく悩みましたが、本当に素敵な作品なので紹介させていただきます。この作品は、読んでいて吐き気がします(褒め言葉ですよ:笑)。苦手な方は苦手かもしれませんね。殺戮の描写が多々あり、何度も何度も目を背けたくなるのですが、次はどうなるんだろうと、嫌でも自分の意思でページをめくってしまうのです。

淡々とそして冷淡にストーリーが進んでいくので、それも恐怖を倍増させてくれます。この系統の小説が好きな方は特に気に入ってくださると思います。かなりカロリーを消費するので、元気な時に読んでくださいね!

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