駄菓子大好きな美少女「枝垂ほたる」と駄菓子屋の息子「鹿田ココノツ」を中心にコメディテイストで駄菓子を紹介していく本作。6巻以降では徐々にシリアス展開も増えていきます。そんな『だがしかし』の魅力をご紹介!最終11巻のネタバレを含むのでご注意を。
駄菓子屋「シカダ駄菓子」の息子である鹿田ココノツは、ある日父親の鹿田ヨウから、シカダ駄菓子を継いで欲しいと頼まれます。しかしココノツは「漫画家になる」という夢を持っており、店を継ぐことにあまり前向きではありませんでした。
そんなココノツの元に、大手菓子会社「枝垂カンパニー」の社長令嬢である枝垂ほたるがやって来ます。ほたるは父のヨウを自社に引き抜くため、はるばる都会から田舎へやってきたと言うのです。実はヨウは、ある理由から菓子業界では有名な人物だったのでした。
大手企業からヘッドハンティングの誘いを受けたヨウ。願っても無い話かと思いきや、なんと断ってしまいます。息子のココノツが店を継ぐまではシカダ駄菓子は離れられない、とほたるに言うのです。
こうして、ココノツに「シカダ駄菓子」を継ぐ決心をさせるべく、様々な手を使って奮闘するほたると、それに巻き込まれていくココノツの物語は始まったのでした。
- 著者
- コトヤマ
- 出版日
- 2014-09-18
ココノツは、ヨウやほたるをはじめ、友人の遠藤豆、その妹サヤなどの個性豊かな登場人物たちと、楽しい夏を過ごします。駄菓子を食べたり、おもちゃで遊んだりする賑やかな日々を送っていましたが、夏の終わりも近いある日、夏祭りの夜を最後に、ほたるはココノツの前から姿を消してしまいます。
駄菓子の紹介をメインとした本作においては最重要人物ともいえるほたる。駄菓子を愛してやまない彼女がフェードアウトしてしまったら、物語は一体どうなってしまうのでしょうか!?
本作は、駄菓子の食べ方から味の紹介、駄菓子屋で売られているおもちゃの遊び方まで、「昔これで遊んだなあ」と、つい懐かしく思ってしまうネタがたくさん散りばめられています。お話のユニークさや、本気で駄菓子を楽しむ姿に、おもわずクスッと笑ってしまうシーンが満載です。
駄菓子ってそんな由来があったんだ!という豆知識だけの漫画ではなく、登場人物たちが描く波乱の展開も魅力の作品です。
この記事ではその魅力をさらに詳しくご紹介したいと思います。
出典:『だがしかし』1巻
ラムネや麩菓子、チョコやスナックなど、作中の駄菓子エピソードは、駄菓子に夢中だったこども時代を思い出させます。安く手に入りバリエーションも豊富な駄菓子は、少しでも長く楽しめるような工夫や遊び心が施されたものが多いのです。
そんな駄菓子だからこそ、独特の食べ方や斬新な遊び方があり、昔の自分が実際にやっていたことが作中で取り上げられていたりすると、非常に懐かしい気持ちになります。
『だがしかし』を読み終わった後にコンビニやスーパーにいくと、懐かしい駄菓子をつい手に取ってしまうに違いありません。現代は駄菓子屋さんと言える店は少ないですが、見かければ不思議と足を運んでみたくなってしまうでしょう。
出典:『だがしかし』1巻
ココノツは、出会った当初からほたるを「2次元からでてきたみたい」と評していて、その美貌に見惚れることもしばしばです。その様子は、どんどん好意を寄せているようにも見えます。そんなココノツですが、サヤを抱きかかえた(眠くて倒れたため)ときも顔を赤らめるなど、まんざらでもない様子です。
彼は思春期の高校生らしく異性に興味津々で、豆からは「スケベ全開」と評されているため、当然の反応かもしれません。
出典:『だがしかし』1巻
サヤの方は、作中でココノツに好意を寄せていることがはっきりしています。サヤがどうココノツにアプローチしていくのか、またココノツはそれに応えるのか気になるところですね。
一方ほたるが、ココノツに好意を寄せているかどうかは不明です。彼女の愛の大部分は駄菓子に注がれているため、それ以外への感心は平等に見えます。好きな異性のタイプに関しても、スナック系の駄菓子「ポテトフライ」のパッケージに描かれているキャラクターで「ポッチくん」が超タイプであると明言しているほど、彼女の視線は駄菓子にしか向いてないと言っても過言ではありません。
思春期真っ盛りのココノツの気持ちと、そんなココノツを小さな頃から想い続けてきたサヤ、そして掴みどころの無いほたるの関係は、今後どんな展開を見せるのでしょうか?
それまで恋愛展開が匂わせる程度のものだったほたる。6巻ではかなりロマンチックなシチュエーションでココノツとふたりっきりになり、ほたるルート加速か、と思わせます。
しかし突然の失踪。彼女はココノツを置いて訳も言わずに姿を消してしまうのです。このセクションでは少しほたるについての設定を詳しく考察してみましょう。
その前に、まずは今回紹介された駄菓子のご紹介。
ブロイラーが駄菓子屋にあるかは不明ですが、美味しそうなことには変わりない。ちょいちょい、大人になっても酒のつまみに良さそうな駄菓子が出てくるのがニクいですよね〜。
さぁ、以下では6巻で失踪したほたるの設定について考察してみます。
- 著者
- コトヤマ
- 出版日
- 2016-10-18
ほたるはシカダ駄菓子のある田舎へ長期の滞在用として、父に和風邸宅の別荘を建ててもらい住んでいました。さすがは大手会社の社長令嬢、かなり裕福なようです。しかし、毎日食べているくらい好きなものが「駄菓子」なので、あまり贅沢者に見えないところが、ほたるの魅力のひとつなのかもしれません。
また、彼女の年齢にも注目が集まっています。見た目ではココノツより年上で、もしかするとアラサーなのではないかと噂されています。作者のコトヤマが「自由にイメージしてほしい」という理由で年齢は不詳になっていますが、作中ではココノツと同世代ということが明らかになりました。
作品のコンセプトが駄菓子で昔を思い出すようなイメージが有るためそのような疑惑が生まれたのかもしれませんね。
ほたるは幼少期の頃「森本商店」という昔ながらの駄菓子屋に通っていました。昨今では駄菓子屋というものはあまり見かけなくなりましたね。ほたるの実家がある都会ではなおさら、ほとんど見られなくなってしまったのでしょう。その森本商店も、すでに潰れてしまっています。
ほたるが田舎に来た第一の目的は、ヨウを引き抜くことですが、ココノツに店を継ぐことを何度断られても諦めず、昔ながらの駄菓子屋であるシカダ駄菓子にこだわる理由も、駄菓子屋さんに無くなってほしくない、という強い思いがあるからではないでしょうか。
しかしそんなほたるが、夏の終わりに開かれた夏祭りの夜を境に、ホームランバーの当たり棒をココノツに残して姿を消してしまったのです。
これまでほぼ毎日と言ってもいいほど頻繁に現れていたほたるが忽然と消えてしまい、ココノツも意気消沈としてしまいます。駄菓子の魅力や歴史、豆知識について意気揚々と語るほたるの姿を楽しみにしていた読者も、衝撃を受けたことでしょう。
7巻ではほたるがいなくなった後のココノツの頑張り、新キャラ追加、そしてやっとのことでのほたるの帰還が見所の巻でした。
まずは7巻で登場した駄菓子などをご紹介します。
このなかでも異色なのがニッキ貝。どうやら貝殻の中に黒糖とシナモンの一種が混ざった練り物が入った駄菓子のようで、今ではほぼ見ることのない駄菓子だそう。
40〜50代の方には懐かしいものだそうですが、ほとんどの読者は「?」ではないでしょうか。駄菓子の世界は一周回ると逆に新鮮で、それも面白いですね。
- 著者
- コトヤマ
- 出版日
- 2017-03-17
さて、ここからはストーリー展開を少しご紹介。
ココノツは、ほたるがいなくなってから経営難になってしまった駄菓子屋を立て直そうと努力します。新しくシカダ駄菓子で働き始めたアルバイトの尾張ハジメも、住み込みで雇うことになり物語は新たな展開を見せるのです。ほたるは不在ですが、ストーリーの間では駄菓子の紹介もされていますよ。
ある日、漫画を久しく描いていないことに気づいたココノツは、少年誌で各地方出張漫画審査会イベントが行われることを知りました。ココノツはそれに向けて漫画を描くことに決め、尾張や豆、サヤに手伝ってもらいながら完成させます。
このとき描き上げた原稿を元に、現実知り、自身の漫画家としての可能性について考えることとなるココノツ。そんななかで、姿を眩ましていたほたるとの再会を果たします。
ココノツの漫画のトーンやペン入れを手伝ってくれた新人アルバイト・尾張ですが、まだまだ謎の多いキャラクターです。完成した原稿を持って出て行ったココノツを見送ったあと「多分……めっちゃ落ち込んで帰ってくると思うんで」と発言するなど、漫画業界の何かを知っているような発言が、非常に気になります。
作者のコトヤマさんは、どのキャラクターも自分の好きな要素を1~2つは入れているそうで、ほたる、サヤに続き、尾張も非常に魅力的なキャラクターです。
無事にほたるが戻ってきて、冬へと続く今後ストーリーはどう展開されていくのでしょうか?他にも、7巻からは新しいキャラクターが登場するので、今後どんなドラマを繰り広げていくのかも見どころです。
8巻ではヒロイン勢がかなりの活躍を見せました。ほたるカムバックの嬉しさも冷めやらないなか、何とココノツと混浴!?しかもサヤ師がついに告白!?
まずは今回紹介された駄菓子をご紹介。
6巻にも出てきた餅太郎ですが、パッケージが新旧で違いすぎる……。完全に別物だと思ってました。その他駄菓子情報で面白かったのはポテトフライ、ベビースターラーメン、スニッカーズでしょうか。
特に2016年に起こったベビースターラーメンのキャラの新旧入れ替わりはなかなか感慨深いものがありますね……。ほたるじゃなくても少し呆然としてしまいます。詳しくはぜひ本編で。
- 著者
- コトヤマ
- 出版日
- 2017-08-10
さぁ、続いてお待ちかねのストーリー紹介です。ネタバレを含むのでご注意を。
まずは今回もさまざまな場面で、ほたるってこんな感じだったよねー、と読者をうるうるさせた彼女ですが、何と今回、ココノツと混浴しちゃいます。
ことの発端はほたるの別荘でみんなで鍋パーティーをした時のこと。シャービックをつくり、冷凍庫で完成まで待つ間に、みんなでゲーム。
そしていつもどおり、ココノツはお酒を飲んじゃいます。もはやお決まりのパターンですよね。
気づくとココノツは布団の中で、まだ少し気持ち悪いのでお風呂に入ることにします。そして浴場の扉を開けると、そこは楽園……?ほたるが先に入っていたのです!
しかも動じることなく、混浴を推奨。
「ま、そんなところに立ってないで入りなさいよ
せっかく広いんだし」
「ははは 立ってなんかいないですよ
ホントにホント…
え、入っていいんですか?」(『だがしかし』8巻より引用)
ココノツ……笑 「立つ」だよ……。
本当にほたるは再開から有無を言わせない圧倒力があります。ノリも、おっぱいも。
ちなみにその有無を言わせない雰囲気は帰ってきた当初からあり、いきなり消えた理由をまたしてもココノツは聞けません。またあとでいいか、と。これは伏線の予感ですね。少し緊張感が漂うシーンです。
それにしても今回言えることは、やっぱりほたるはでかい、サヤ師頑張れ、です。しかしそんなサヤ師も今回は大躍進!その勇姿も少しご紹介しましょう。
ほたるの別荘での一夜のあと、帰路の途中でコンビニへと向かうココノツ。別れ際、ほたるに「あとでね」という意味深な発言をされた彼は、紅豊のひとことで今日がクリスマスイブだと気づき、あの言葉はもしかして、ともんもんとします。
その時、サヤ師が彼に声をかけます。青春展開の予感アリな可愛さです。しかも今日は何の日か知ってるって聞いてくるなど、もじもじしている様子もなかなか。
そして彼女は変化に憧れはあれど、今が楽しくてそのままでいたいという気持ち、でも周囲、特に変わってほしくない人が変わっていくのだと語ります。
「アタシ1人何もしなくても周りは動いてるんだどうも
だからアタシも 今日は少し頑張るね」(『だがしかし』8巻より引用)
サヤ師ィィィィィィィィ!!!!!横にいるココノツに笑いかける三白眼が可愛すぎです。そして彼女はココノツに……。
続きは作品でご覧ください。そのあとのほたるとの逢い引きも見逃せませんとにかく言えることはやはり、ほたるでかい、サヤ師頑張れ。いろいろな意味で……。
9巻では、ココノツとほたるさん、ココノツとサヤとの関係がそれぞれ丁寧に描かれた巻でした。それぞれの気持ちが深まる展開が最高です。
詳しい内容の前に、今回掲載された駄菓子についてご紹介しましょう。
気になるのがいくつかあるかと思いますが、やはり目を引くのは60分キャンディでしょう。飴といえば、すぐに無くなってしまってさみしいという思いをしていた人も多いお菓子ではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのがこの60分間舐め続けられるという夢の商品。果たしてその真偽やいかに?ココノツたちの実証は作品でご覧ください。
- 著者
- コトヤマ
- 出版日
- 2017-12-18
さて、内容について少しご紹介してこうかと思いますが、ほたるさんとサヤ、あなたはどちら派でしょうか。今回はそれぞれの関係がちょっと踏み込んだものになりそうな予感を感じさせる展開があるのですが、今回は9巻最後のエピソードであるサヤとのエピソードを少しご紹介しましょう。ほたるさん派の人は作品でご確認ください。
雨の日にふたりっきりでお出かけすることになったサヤとココノツ。彼女はどうせココノツのことだからこれがデートみたいだとすら思っていないのだろうと想像しています。
確かにそんなことは考えていないココノツなのですが、何と彼はサヤを水族館に連れて行くのです。これじゃ完全にデートみたいではないかと思うサヤ。赤くなった顔が超絶可愛いです。
そこには漫画の題材にしたいからということでやってきたココノツですが、なかなか罪な男ですね。しかしドキドキするサヤには気づかず、ココノツはしんみりとこれまでの日々を振り返ります。さすがのココノツクオリティ。
彼は反抗期でこんな店なんか誰もこないと言ったこともあったけれど、今では店を潰れさせないようにするためになんとかしようとしてきたことが楽しかった、と振り返ります。
サヤが少し残念ではありますが、彼の回想には読者をもしんみりさせるものがあります。
そしてサヤにこう続けるのです。
「僕、サヤちゃんとずっと一緒にいたいんだよ」
ココノツそれって……!やっぱり恋愛展開……?
もちろん彼がそんな男前なことをさらっと言える訳はないのでご想像の通りの展開かもしれませんが、胸にくるものがあるふたりの会話が見られます。水族館を出たあとのサヤの一言は、本当にいい嫁になることが想像できるものです。
この他にもついにココノツがほたるに「僕のこと…どう思ってますか…」と切り出す展開も見られる9巻。三つ巴の関係からますます目が離せませんね。
作者の最後のネームがもうできているという発言、ココノツに迫る決断の時などから、作品の終わりが近いことが感じられる10巻。ほたるとサヤが恋バナを、ココノツとほたるが核心に迫る会話をすることで物語が動きます。
今回も詳しい内容の前に、まず登場した駄菓子やおもちゃなどを紹介しましょう。
ハンドスピナーという2017年最新おもちゃが登場して少し驚かされますが、駄菓子屋さんはそもそも子供たちが喜ぶような流行のものを取り扱う場所。ミニ四駆が流行った時もいち早くその流れに気づき、仕入れたヨウはなかなかにかっこいいです。
- 著者
- コトヤマ
- 出版日
- 2018-02-16
駄菓子や子供が興味を持つおもちゃは流行り廃りが激しいもの。ほたるの「せめて今あるうちは感謝して買い続けないとね」という言葉は、終わろうとしている雰囲気の本作への感慨がさらに深いものになります。
そんな10巻では女子会からのほたるとサヤの恋バナという甘々っぽい流れが最高に面白い。
甘々っぽい、というのは、女子会がいわゆる「女子」という可愛らしいイメージではないから。しかもそこになぜか暫定的に女子と認められたヨウも加わり、ツッコミどころ満載の会話が繰り広げられます。
しかしそんなギャグ展開だけではなく、ほたるが少しサヤと「恋バナ」をするところも見所です。ココノツと同じように、今のこの環境が大事で、何も壊したくないという考えは同じようですが、それだけではない模様。
そしてそのあとの展開で、ほたるはココノツにある期限を設け……。
決戦は夏!冬休みは終わり、春を迎えた今からどう展開していくのか楽しみです!さらに詳しい内容は作品でご覧ください。
ついに駄菓子漫画という新しいジャンルを開拓した名作も、11巻で最終回を迎えます。余韻のある終わり方や、伏線未回収ということで、続編があるのでは?という声も多いですが、連載紙面では、「次回作にご期待ください」ということだったので、おそらくこれで完結でしょう。
最終巻の詳しい内容をご紹介する前に、まず登場した駄菓子などをご紹介します。
きびだんごという、おばあちゃんの家にでもありそうなお菓子から、今もなお人気のアポロ、あまり聞き馴染みのない納豆を模したチョコレートまで紹介されました。さて、ついに肝心のストーリーをご紹介します!
- 著者
- コトヤマ
- 出版日
- 2018-05-18
10巻で、次の夏までにほたるについてくるかどうかを決めてほしい、という弟子入りとも、逆プロポーズともとれることを言われたココノツ。冬休みが終わり、初登校だというのに、そのことばかり考えて心ここにあらずです。
そしてその始業式で、豆がついに、彼の核心に触れます。それは、駄菓子屋を継ぐかということで……。
最終巻1話目からいきなり本題に入ったことで、どうなるのかと思いきや、そのあとはいつもどおりの日常が描かれます。ちょっとドキドキのバレンタインデー回に、ほたるさん圧巻の水着姿を見せる海回。このまま永遠にこのダラダラとした平和な日常が続いてくれればなーと思いますが、季節は夏になってしまうのです。
そしてそれと時を同じくして、ココノツの投稿した漫画が奨励賞を受賞。一番下の賞とはいえ、ココノツは嬉しそうに周囲にそれを伝えてまわります。
しかし、彼を駄菓子界に誘っているほたるへそれを報告した時、物語は急展開を迎えるのです。
最終回は、そこからさらに1年経過し、また夏を迎え、3年生になったココノツの姿が描かれます。駄菓子屋も無事に店長が決まり、初めて漫画雑誌にココノツの作品が掲載され、と順風満帆な様子です。
しかし、最終回の前話で爆弾発言をしたほたるとの約束がまだ残っています。そう、ほたるはまたしてもココノツに想像を絶する「宿題」を残して去っていったのです。
以前ほたるについてくるかどうかを聞かれた時には、すぐには答えられなかったココノツですが、今回の再会では、何やら決意した面持ちで描かれています。
具体的な彼の返事は描かれていないものの、これからの未来に希望を感じさせる内容だった最終回。ぜひ詳しい内容はご自身の目でお確かめください!
波乱な展開が続いている『だがしかし』ですが、当初の駄菓子紹介漫画は顕在です。ストーリーが進みながら新しい駄菓子も紹介していくというような形になっています。誰でもこどもの頃に食べていたであろう共通のテーマ「駄菓子」。あの頃を思い出して懐かしい気持ちになりたい方におすすめです!ストーリーを楽しみたい方も満足できる作品となっていくのではないでしょうか。