休日はお気に入りのカフェでリラックスしながらホッと一息……なんて人も多いのではないでしょうか?そんなカフェ好きな人にぴったりな、カフェオーナー石村由起子の本を紹介していきます。
1952年、石村由起子は香川県高松市で生まれました。30歳を過ぎたころに子供が欲しいと思い、勤めていた会社を退社して専業主婦に。そのまま普通のお母さんになるはず……が、転居先に近い奈良市で田んぼの中にポツンと佇む建物と、運命的な出会いをします。
「ここでお店を開きたい!」と思った彼女は、カフェ経営の経験も知識もないまま、カフェと雑貨の店「くるみの木」を始めました。がむしゃらに突き進んだのち、1994年には2店舗目になるカフェ「くるみの木 フィールデイズ店」をオープン。そして2004年にはゲストハウス、レストラン、ギャラリーを併設した「秋篠の森」をオープンさせました。
その後2010年からは、地元の高松市でカフェ、ギャラリーなどのライフスタイルショップ「まちのシューレ963」をプロデュース。おしゃれスポットとして、人気を集めています。
関西だけでなく東京や名古屋、はるばる北海道からも訪れる人がいる大人気カフェ「くるみの木」は、2017年現在もオープン当時と変わらず、人々に居心地の良い空間を提供しています。
本書は、普通の主婦だったオーナーの石村由起子が、どうやって夢を叶えたのかが綴られた自叙伝的な内容になっています。
香川県高松市で過ごした尊敬する祖母との幼少時代、結婚して落ち着いた環境で子育てをと引っ越してきた京都・奈良、そして偶然の出会いから始まったカフェと雑貨の店「くるみの木」……夢を叶えるため、夢中で走り続けてきた彼女の生き方をぜひのぞいてみてください。
- 著者
- 石村 由起子
- 出版日
- 2009-05-01
あなたには「夢」がありますか?子どもの頃はたくさんあった叶えたい夢も、大人になると理想と現実の間に挟まれて諦めてしまっているのではないでしょうか。
しかし石村は違いました。結婚し、そろそろ子どもでも……と思っていた矢先、自分の理想にぴったりな建物と出会います。
普通の人なら迷って諦めてしまうところを、彼女は何の知識もないまま夢中でお店を始めるのです。その行動力には脱帽です。
「人は二種類に分かれるのではないかと思います。夢をみてわくわくしている人と、現実だけ見つめている人と。」(『私は夢中で夢をみたー奈良の雑貨とカフェの店「くるみの木」の終わらない旅」』から引用)
あなたはどちらの人間ですか?
近隣だけでなく、関東など遠方からもお客さんが足を運ぶ大人気のカフェ「くるみの木」。そこで実際に提供されているランチレシピを集めた、読んで美味しい作って美味しい一冊です。奈良の四季折々の行事と共に、季節を感じる料理を紹介しています。
これを読めば、きっとあなたも奈良のお店まで足を運びたくなるはずですよ。
- 著者
- 石村 由起子
- 出版日
- 2010-10-27
石村がオーナーのこちらのお店は、ランチのために開店前からお客さんの行列ができるほどの人気店。1日80食限定の「ランチプレート」は、混ぜご飯、野菜料理、主菜、揚げ物、汁物、デザートの組み合わせで、旬のものを使った体に良いメニューばかりです。
ぜひお店まで足を運んで味わってみたいものですが、奈良まで行くのは大変……そんな人は、ぜひレシピを参考に自宅でカフェメニューを再現してみてください。どれも野菜をたっぷり使っているので、食べればきっと健康的になれるはずです。
女性のためのポータルサイト「CREA WEB」で連載していた、毎日の生活のちょっとしたコツが載っています。
家事とごはん、インテリア、心と体、身だしなみの4つのテーマに沿って、石村が日々実践している生活の知恵を紹介しています。知っておくと、毎日の家事がきっと楽しくなるはずです。
彼女が愛用しているシンプルだけど上質な物たちは、大人の女性にとってどれも参考になるものばかりです。
- 著者
- 石村 由起子
- 出版日
- 2014-07-28
要領が悪くて家事がなかなかうまく回らない……本書はぜひそんな人に読んでいただきたいです。家事の効率的な進め方だけでなく、楽しく毎日を暮らすコツがたくさん紹介されていまます。
例えば家事とごはんについて、
「朝起きたときに気持ちがいいように、明日の私がラクなように、手を動かして。」(『暮らしのコツコツ』から引用)
と彼女は言っています。ちょっとしたコツを覚えてひと手間かけるだけで、きっと今まで以上に充実した毎日を過ごせるはずです。
2004年に奈良にオープンした、ホテル、レストラン、ギャラリーが融合した施設「秋篠の森」。本書は、そこで提供されている美しい料理の数々を、写真と共に紹介しています。
春夏秋冬、旬の食材をふんだんに使った料理は、見るだけで美味しそう!レシピが載っているので、お家で再現できたら素敵ですね。
また、奈良の観光名所や季節の行事なども紹介されているので、読み終わった後はきっと奈良へ足を運びたくなるはずです。
- 著者
- 石村 由起子
- 出版日
- 2013-04-05
春はたけのこ、わらび、春キャベツ。夏は水なす、じゅんさい、とうもろこし……こんな旬の野菜を使った料理を、美しい緑の森の中でゆっくりと味わえたら本当に素敵ですよね。本のページをめくって「秋篠の森」の写真を眺めていると、まるで自分がそこを訪れているような気分になることができます。
また料理だけでなく、センスのあるインテリアの数々も参考にしたいものばかり。オーナーである石村のこだわりを、そこかしこに感じます。
自然溢れる場所で、センスあるインテリアに囲まれながら美味しいものを味わえば、きっと日々のストレスもあっという間に吹き飛んでしまうはず。興味を持った方は、ぜひ奈良の美しい森へ旅してみてください。
本書は、石村由起子が実際に生活の中で使っているお気に入りの雑貨やインテリアなどを、写真と文章で紹介しています。彼女のお気に入りは、どれもシンプルだけど長く使える上質なものばかりなのです。
巻末には、奈良のおすすめ観光スポットも紹介されていますよ。
- 著者
- 石村 由起子
- 出版日
ファストファッションや100円ショップで気軽に手に入る雑貨も便利だけど、歳を重ねるごとにそういうものが似合わなくなっていると感じたことはありませんか?
そんな時はぜひ、石村のお気に入りのものを参考にしてみてください。彼女が実際に使っているものは、上質なものばかり。ちょっと高価だな……と感じるかもしれませんが、上質なものは長く使えます。
本書は、安い物をどんどん買って使い捨てするというライフスタイルを見直す良い機会になるでしょう。きっと、「手元に置きたい」と思える一品が見つかるはずです。
いかがでしたか?有言実行、夢を叶えた石村由起子の生き方は、私たちも参考にしたいと思うところがたくさんあります。本を読んで興味を持った方は、ぜひこの本に登場するカフェやホテル、ギャラリーに足を運んでみてください。