昨年、双子男子を授かり、いつかリアル“スカイラブツインシュート”を覚えさせ、長男か次男を土台に“スカイラブハリケーン”を発動させたい工藤です。 僕がサッカーを初めて、いまに至るまでさまざまなサッカー漫画を読みました。キャプテン翼(と僕は岬太郎)は言うまでもなく、挙げればきりがありません。 しかしながら、子どもに勧めたいかというと、ボールが火の球になったり、壁を突き抜けたりするような、人間の限界を越えた技やシュートが繰り広げられるものとは一線を画したサッカー漫画を一緒に読みたいのです。
昨年、双子男子を授かり、いつかリアル“スカイラブツインシュート”を覚えさせ、長男か次男を土台に“スカイラブハリケーン”を発動させたい工藤です。
僕がサッカーを始めたのが小学校三年生のとき。近くのサッカークラブが三年生からで、それまでは野球をしてました。希望は二番セカンド。セカンドでしたが、二番だったかどうか記憶にありません。
普段、子どもたちと遊びにいくとき、彼らの常備玩具はお砂場セット、縄跳び、マジックキャッチボール、フリスビーです。密かにサッカーボールを混ぜ込む日々です。長男は結構ボールが蹴れるのですが、お砂場セット至上主義のようです。次男は両手でつかんで明後日の方向に笑って投げます。取りに行ってくれないので僕が行きます。それでもパス交換っぽいことができるようになり、感無量です。
将来、スポーツをしてもしなくても、サッカーであってもそうでなくてもどっちでもいいです。現段階ではサッカー選手になるといった意識はまったくなく、ジュウオウレッドになるべく修行しています(長男)。つい先日までは赤ニンジャーだったのに・・・
僕がサッカーを初めて、いまに至るまでさまざまなサッカー漫画を読みました。キャプテン翼(と僕は岬太郎)は言うまでもなく、がんばれ!キッカーズ、オフサイド、イレブン、かっとび一斗、風のフィールド、シュート!、ホイッスルなど、挙げればきりがありません。
しかしながら、子どもに勧めたいかというと、ボールが火の球になったり、壁を突き抜けたりするような、人間の限界を越えた技やシュートが繰り広げられるものとは一線を画したサッカー漫画を一緒に読みたいです。
- 著者
- 大武 ユキ
- 出版日
- 2010-05-28
チームスポーツであるサッカーですが、やはり、どうしたら自分がうまくなるのかといのは永遠のテーマではないでしょうか。たくさんリフティングをしたり、プロ選手の足技を真似したり、ひとり壁や頭上にボールを蹴っては、正確なトラップができるようになる。とても大切です。
サッカーは私たち人間が身体を使って行います。反復練習による学習効果もありますが、体の構造や機能面から、どうしたらサッカーがうまくなるのかを理解できるのが「フットボールネーション」です。脳の働きや眼球構造、ひとが止まって動くにあたって活用する関節や筋肉について説明し、いかにそれが一つひとつのプレーに影響するのか。なにがトッププレーヤーとそうでないプレーヤーで違うのか。どうしたらいいのか。何をしたらいいのかを描いています。ネタバレするといけないのですが、ある友人の息子さんがこの漫画を読み、帰宅したときに言った言葉が「あぁ、もも裏が痛い」でした。ブレーキ筋とアクセル筋。意識するだけで違いますね。
本書では、やみくもにトレーニングをしたり、反復練習をするのではなく、脳や身体の構造がこうであるから、という科学的な視点を持って物事を捉える習慣が身に付くでしょう。
- 著者
- 田中 モトユキ
- 出版日
- 2011-06-17
チームプレースポーツのひとつであるサッカーですが、仲良しであったり、強い絆だけでは勝利をつかむことができません。そこには戦術や戦略、状況に応じた判断、あるプレーを選択する際の合理的な判断が求められます。監督はいても、タイムが一回しかないサッカーは、状況に合わせた動きを、個人としても、チームとしても、自ら考え実行していかなければなりません。監督からのサインや指示を都度で受けることのできない流れのスポーツだからこその醍醐味でもあります。
個人やチームの事情、相手に併せてどのように判断し、プレーを選択するのか。あるプレーは成功しても合理的ではなくたまたまうまくいったこと。あるプレーは失敗しても判断は間違ってなく称賛される。一回こっきり勝てばいいと偶然や特別なプレーヤーに任せた戦いでは勝ち進むこともできなければ、似たような状況に直面したとき最善の判断を選択することができません。
その意味で、BE BULES!は、小学生年代から高校生年代までの主人公の成長速度が速く、その年代に応じたプレー方法があり、年代があがるにつれて高度な戦略や戦術が披露されていきます。登場人物の人間的成長や人格形成的な部分もありますが、それ以上に、どうしたら点が取れるのか。守れるのか。ある状況を打開できるのかについて考えながら読める作品です。
本書で養われる視点や観点は、サッカーに限らない戦略的思考が自然と子どもに備わるのではないかと思います。
- 著者
- ツジトモ
- 出版日
- 2007-04-23
そして最後に紹介するのが、サッカーというスポーツを、「サッカーをする」以上の視野を持って見ることができ、また、さまざまなひとがエコシステムを形成してサッカーというスポーツを文化にまで昇華させていることを教えてくれるGIANT KILLINGです。
その名の通り、強い敵をいかに現有戦力と戦術を持って打ち倒すのかが主題のため、戦略的な視点で読むことができます。相手チームの強みや弱みを分析し、アキレス腱を見定めたら、そこに向かって90分の試合時間、いや、その前の段階から勝利のために行動します。
主人公は名プレーヤーでありながらも、怪我により監督として人生を切り拓いていきます。そしてプロチームを支えるフロントやサポーターの存在、地域のなかで行かされていることを、本書は大切に伝えていきます。
サッカーをすることが好きになり以上に、サッカーそのものが好きになる。多くの人に感謝する。そして勝つために何が必要なのかを学ぶことができます。大人が読めば「マネジメント」や「コーチング」の重要性、方法論の示唆を得ることができます。それは現実世界に置換可能な汎用性の高い示唆です。
本書では、サッカーがうまくなる、勝利を目指すことに加え、ひとりのサッカーを愛する人間が多くの人に支えられ、活かされ、だからこそどのようなプレーヤーを目指すのか。どのような人間を目指すのかを深く考えるきっかけになるでしょう。
その他、二冊のサッカー漫画を推薦して終わらせていただきます。どちらも紹介した三つの漫画に負けない名作だと思います。
- 著者
- 安田 剛士
- 出版日
- 2013-07-17
- 著者
- 月山 可也
- 出版日
- 2006-08-17