ほっこり恋愛短編集【槙田紗子】

更新:2017.8.26

今回は、普段あまり読まない短編集を珍しく読んだので紹介したいと思います!

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みなさまご無沙汰しております。久しぶりの更新になってしまい申し訳ありません。

私は今年で24歳になります。この歳になってやっと「趣味」の意味がわかった気がします。元々無趣味な人間だったのですが、去年写真に出会いました。写真を撮っている時は、上手い下手という概念にとらわれず楽しむことができます。今まで何をしていても仕事に活かそうと思ってしまう癖があったので、あぁこれが趣味か!と感動しました。そして最近新たな趣味、ニュー趣味ができました。「ゴルフ」です。いや、正確に言うと「打ちっぱなし」か。まだコースに出たことはないので。無心になって汗をかくのは楽しいです。以上近況報告でした。(ここは近況報告をするところではない)

今回は、普段あまり読まない短編集を珍しく読んだので紹介したいと思います!

たくさんの愛の形に触れられる一冊

著者
三浦 しをん
出版日
2011-02-26

どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。

本屋に行くたび気になっていた小説。私が一番好きだったのは「森を歩く」。謎の男捨松と、その彼女うはねの物語。収入もないし、何の仕事をしているかもわからないし、放浪癖まである捨松となぜか別れる気が全くないうはね。うはねが捨松のことをステマツと苗字で呼ぶところから2人の関係性が少し伝わる気がする。ある日うはねはステマツの後を追ってみることにする。

訳のわからない登場人物設定なのに、圧倒的に納得させられてしまった。お互い好きなら一緒にいるのが幸せなんだよなって、納得させられてしまった。しかし私は絶対にステマツのような放浪癖のある人とは過ごせない(笑)。

何度でもやり直せると思える一冊

著者
窪 美澄
出版日
2017-05-25

セレブママとしてブログを更新しながら周囲の評価に怯える主婦。仕事が忙しく子育てに参加できず、妻や義理の両親からうとまれる夫。自分の娘の発達障害を疑い、自己嫌悪に陥る主婦。出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。父の再婚により突然やってきた義母に戸惑う、高一女子。同じ幼稚園に子どもを通わせる家々の、もがきながらも前を向いて生きる姿を描いた、魂ゆさぶる5つの物語。

窪美澄さんは大好きな作家さん。それぞれ悩みを抱えた家族の話。

すべての人間が発展途上で、すべての家族が未完成で、、、それって当たり前のことで、再生復活することを諦めないべきだと感じました。一度家族になろうと決めた時の気持ちはいろんな変化や時間の流れで忘れてしまうのかもしれないけど、その時の気持ちは心のどこかにずっと残っているはず。

尾形さんの独特な世界観にどんどん引き込まれてしまう一冊

著者
尾形 真理子
出版日
2014-02-06

年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。

ルミネの広告のキャッチコピーはいつも心に残る言葉ばかりですよね。そんなルミネの広告のコピーライターの方の作品ということで読んでみました。

この本に出てくるセレクトショップ「closet」のように、心を動かすような洋服屋さんがあればいいなと思ったのと同時に、こういう店に出会ってないだけなのかもと思う。身につける洋服は人をよく表していると思うけど、私は割と洋服に無頓着だったりするので、新しい洋服との向き合い方を発見できた気がします。

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