La PomPonのMISAKIが思わず夢中になった世界観の本3冊

ルームメイトのもう一つの顔

ルームメイト (中公文庫)

著者

今邑 彩

出版日

この本は私が今まで読んできた本の中で1、2位を争う面白さでした。本が好きな人も苦手な人も一度手にとって読んで頂きたい1冊です。大学に通うために上京してきた春海が、偶然出会った育ちの良さそうな女性、麗子と部屋をシェアし始めるところから物語が始まります。しかし麗子はみるみるうちに別人のように変わっていき、遂に失踪してしまいます。彼女の足跡をたどる春海の前に、次々と明らかにされる麗子のもう一つの顔。そして死体となった麗子が発見されてしまう……。

最後のどんでん返しにまんまとハマってしまい、とても衝撃を受けました。皆さんにもこの衝撃を味わってもらいたいです。 

謎の青年の秘密

プリズム (幻冬舎文庫)

著者

百田 尚樹

出版日

2014-04-24

百田尚樹さんの作品を読むのは、『モンスター』以来、二度目になります。モンスターと同じく、百田さんが書く言葉は独特な言いまわしがあったり、これまで知らなかった知識がのったりしているのですが、それについての説明も分かりやすくて、一気に読み終わってしまいました。

古いけれど、豪華な大きいある家に、家庭教師として通うことになった聡子が主人公のお話。ある時、屋敷の離れに住んでいる謎の青年に出会います。会うたびに態度が変化してしまう青年に戸惑いながらも、彼に惹かれていく聡子。しかし、その彼には悲しい秘密があったのです……。

読み終わったとき、悲しい事実に心が切なくなってしまいました。少し長めのストーリーですが、感動の場面が思い起こされて、すぐにもう一度読み返したいと思う一冊です。

女子高生の死の真相とは？

暗黒女子 (双葉文庫)

著者

秋吉 理香子

出版日

2016-06-16

ある女子高校で、その学校で一番美しくたくさんの生徒からも憧れられていた生徒が死んでしまいます。その死んでしまった彼女についての死の真相を、同じ文学サークルに所属している親しかった６人によって語られていきます。はたして容疑者は誰なのか……？

読んでいるときも、一体誰が容疑者なのか早く知りたくてドキドキが止まりませんでした。最後の結末には必ず予想を裏切られてしまうのではないでしょうか。この作品を読み始めたら、一気読みすること間違いなしです。