どうも、わちゅ〜さんです。 皆さん、幽霊を見たことはありますか? 「幽霊なんているわけないじゃーん! はっはー!」っていう人もいれば、「ちょうど今後ろにいるよ。ふふ」なーんて人だっているのかも。霊感があるかないか、幽霊が見えるか見えないかは、子供の頃よく話題になったもんです。 ちなみに私はまったく見えません。ズコーッ! 霊感がこれっぽっちもないのです。子供の頃は信じていたものの、大人になるにつれ、何事も科学的に見るようになってしまいました。えぇ、お察しのとおり、私はロマンのかけらもない男なのでございます。どうぞよろしくお願い致します。 かくいう私ですが、幽霊ものの作品はとっても大好き! 小説に限らず、映画やドキュメンタリー番組などなど、毎度楽しんで観ております。 幽霊ものといっても、大きく二つに分類できます。いかにもホラーって感じの怖ーいものと、最愛の人と再会を果たすといった感動的なもの。両者とも、面白い作品がたっくさんあるんです! そこで今回は、後者の"感動的な幽霊もの"に焦点をあててご紹介! まったく怖くないので、ホラーが苦手って方も安心して読めるはず。 号泣必須ですので、お家でゆっくり読むことをおすすめします。 あ、ちなみに余談というか素朴な疑問なのですが、今までに幽霊を見たことがある、もしくは見えるって人、世の中にゃどのくらいの割合でいるんでしょうかね。 私の周りにもちょいちょいいるもんでしてね。ぜひいつかアンケートとってみたいですわね。うん。
- 著者
- 有栖川 有栖
- 出版日
- 2003-07-15
ミステリーとラブストーリーの融合! 想像以上の切なさに涙した、わたくしお気に入りの一冊でございます。 謎解きメインの本格ミステリー・警察小説なのですが、同時に純愛ラブストーリーでもある本書。 名作映画「ゴースト」を思い起こさせる切ない展開に、号泣すること間違いなし!
主人公は、捜査一係所属の刑事・神崎達也。 なんと彼、物語の幕開けと同時に殺されてしまいます。「なんてこった! 早速主人公が殺された!」と思いきや、半透明の幽体となって現世に戻ってきた彼。今作は、そんな幽霊となってしまった主人公が、自分が殺害された事件の捜査をするという何ともファンタジックな設定。
まさにタイトル通り“幽霊刑事”なのでございます。
幽体である彼は、物を動かすことも触れることもできません。 人に姿を見られることもないし、声だって届きません。うわぁ切なっ! つらっ! そんな状況下で、果たしてどのように事件を解決していくのか……。お楽しみに!
- 著者
- 辻村 深月
- 出版日
- 2012-08-27
生と死について考えさせられる、感動の連作短編小説! タイトルの「ツナグ」とは、死者と一度だけ会わせてくれる人のことを指します。 いくつかのルールさえ守れば、一夜限りの再会が叶うのです!
「お涙ちょうだい設定じゃーん!」と思いきや、実はひと味もふた味も違うのが今作の魅力。 もちろん泣けるシーンも多いのですが、死者との再会が必ずしもよい方向に進むとは限らず……。 後悔先に立たず、"知らない方が幸せだった"なーんてこともあったりして。……おっと口が滑った。あまり書き過ぎちゃいけませんわね。
果たしてどんな物語が待ち受けているのか、乞うご期待! ふふふ。
- 著者
- 七月 隆文
- 出版日
- 2015-08-06
心温まる優しい物語! 主人公は、事故をきっかけに幽霊が見えるようになってしまった少年・須玉明。彼が通う学園を舞台に、霊との数奇な出会いが連作短編形式で描かれています。
今作の主人公、だいぶよい奴でしてね。 困っている人を見つけると放っておけないタイプなのでしょう。 出会った幽霊たちをことごとく助けていくんです。なんてよい奴なんでしょう。あんちゃん憎いねぇ!“死者との再会”という意味では、前出の「ツナグ」と似ているのですが、読んでみるとだいぶ印象が異なります。
こちらの方が優しくほんわかした雰囲気。 ライトノベルちっくで非常に読みやすいんです。 どちらかというと若い世代の方におすすめしたい一冊。 ちなみに今作は続編も刊行されているので、気になった方はそちらもチェーック!
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。