ビジネス/キャリア

渡邉美樹の本おすすめ4選!ワタミの創業者から政治家になった男とは

更新:2020.12.1 作成:2017.10.13

実業家であり政治家でもある渡邉美樹とは一体どういう人物なのか。ビジネスや野望について彼は何を我々に教えてくれるのか、そういった書籍をご紹介いたします。

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渡邉美樹とは

その猛烈なキャラクターで数多くの物議を醸し出す渡邉美樹。彼は一体どういう人物なのでしょうか。

渡邉美樹は日本の実業家・政治家で、1959年に神奈川県横浜市で生まれました。高校時代、本の虫だった彼の成績は優秀で、卒業後は明治大学商学部に進学します。大学卒業後に複数の職業を転々とし、開業資金300万円を稼ぐと「有限会社渡美商事」を創立。これが後の「ワタミフードサービス」となります。

順調に成長していったワタミフードサービスは、1998年に株式上場し、外食業界のトップランナー入りを果たしました。この頃から多角経営に乗り出し、介護事業やお弁当の宅配などを開始しました。

彼自身は2009年にワタミの社長を退任します。

その後は政治家としても活動するようになり、2013年に参議院議員となりました。ワタミ経営を他の分野にも活用できればという彼の思いがまた1歩前進したのです。2017年現在は郁文館学園の理事長も務めています。

渡邉美樹が実際の経験を元に起業を指南

渡邉美樹が、ベンチャー精神を持つ人に宛てた起業論を収録した作品です。常に人騒がせな人物の印象を持たれている彼の考えについて、本人の口から聞くことができます。

全6章からなる本書は、起業の決意・準備、実際に起業した後、事業の拡大、危機管理、株式公開、その後(M&Aなど)という、会社の立ちあげから成長させるまでのプロセスを順を追って丁寧に解説しています。

著者
渡邉 美樹
出版日

「夢に日付を」というスローガンをベースに活動するワタミで、「現在と夢の間をはっきりさせ、イメージすることが大事である」と渡邉は説いていました。これらの思想の一貫性は、彼の特徴でもあります。

非常に泥臭い内容でありますが、逆にその泥臭さが他にはない個性を醸し出しています。お金の面に関しても臆面なく語られているため、夢を実現させるための具体的なビジョンを浮かべることがでいるでしょう。

現在目指すものがある人、手に入れたいものがある人は、ぜひ手に取ってみてください。

渡邉美樹は何を考えているのか

ワタミの社長を退いてから政治家として活動するまでの間に記された作品で、ビジネス本というよりも彼の思想が収録された作品です。

序章を含め全8章から構成される本書は、2009年に彼が社長を辞任した時のビジョンがまとめられており、その内容は、経営・お金のことはもちろん、教育や福祉、あるいは国全体にまで及んでいます。

テーマはやはり、「一貫性」です。

著者
渡邉 美樹
出版日
2009-07-31

本書はワタミの社長という立場から、新しいステージに移ろうとしていた時期に書かれたものです。「今後の日本をどうするべきか」というところにまで及んでいる彼の思考は、他の偉大な経営者たちの思考とも共通していて興味深い内容となっています。

渡邉美樹が常に強調するのは「数字」であり、その視点がぶれないことが彼を成功へと導くカギになったのかもしれません。もちろん世の中には反対意見も存在するわけですが、信用を勝ち取るためのひとつの考え方としては決して否定できません。

タイトルにある「勝つまで」とは「自分に勝つまで」という意味であり、自分に勝つということは、自分らしく生きる、ということに帰結します。この本もまた、夢や目標に向けて挑戦する人に読んでほしい一冊です。

夢を持つにはどうするか

渡邉美樹がワタミの会長となり、フットワークを軽くした後に書かれた本書は、彼が「言いたいことをすべて詰め込んだ」と語る自己啓発書です。

自分を変えるため、また楽しく生きるためには「夢を持つこと」と、その夢の「具体的なイメージを持つこと」が重要である、と彼は語ります。

著者
渡邉 美樹
出版日
2009-12-11

この本から読み取れる渡邉の一貫性は、「その夢に向かって、努力をずっと続ける必要がある」というもの。ページのあちこちに勇気を与えてくれるフレーズが散りばめられています。

「ワクワクするようなものが人生には必要である」という彼の主張が分かりやすく説明されている本書は、これまでに紹介した書籍とはうってかわって、「夢が見つからない」「悩みや、迷っていることがある」という人に、ぜひ読んでほしい作品となっています。

渡邉美樹流コミュニケーション論

経営者としての渡邉美樹が、「父親として、人間はどう行動するべきか」を説く作品です。彼と、彼の子供たちとのコミュニケーションから生まれた教育理念についてまとめられています。

序章と終章を合わせて全7章からなる構成で、彼の子供の頃の思い出や、母親から受けた愛情や教育、ワタミの社員と郁文館の生徒たち、そして自身の子供たちなどの要素をからめて教育論を展開しています。

それぞれの章は独立しているため、ぜひ気になった内容から好きな順序で読んでみてください。ある種の自叙伝的な性格も帯びているので、渡邉の教育論とともに、彼が起業に際して何を思っていたのかも理解することができるでしょう。

著者
渡邉 美樹
出版日
2004-10-18

ポイントは「父と子の約束事5ヶ条」を中心に展開された父と子の勉強会です。まずはその5ヶ条の約束を暗唱、その後にいろいろな勉強を始めるのですが、その勉強の内容が非常に興味深いものとなっているので、父親という立場にいる方には特に一読することをおすすめします。

驚かされるのは会社や学校と同様のことを家庭でもやっていたという点です。さまざまな問題を起こしてきている彼ではありますが、手法が常に一貫しているという部分は素直に感心できるでしょう。

渡邉の思考の根底には「強くあれ」というパワー志向が常に感じられますが、本書もまた、生きていくうえでの力強さの必要性を主張する内容となっています。子育てをしている方にとって、よい参考になるかもしれません。

一代でワタミを築き上げた豪腕経営者であり参議院議員である渡邉美樹は、信奉者も多ければ嫌いな人も多い人物ですが、彼がどうやって自分の夢を実現したかを掘り下げてみるのも面白いと思います。