これを読んでいるみなさんは、今、おいくつでしょうか? 今10代という人も、昔10代でした、という人も、きっといろんな人がこの記事を見てくれてるんじゃないかなぁって思います。わたしはもう、20歳を超えてしまいましたが、読み返すとなんだか当時のことを思い出すような、ちょっとせつなくてはかない、今回はそんなティーンネイジャーが主役の作品を紹介します。
一風変わったタイトルのこの一冊。ポップでかわいらしい表紙に、鮮やかな巻頭カラーの「乙女心」に始まり、「デタジル人間カラメ」、「あつい冬」など7作品を収録したオムニバス形式のマンガです。どれも読みごたえがありますが、表題作の「大好きが~」は巻末に掲載。久しぶりに中学時代の親友に再開した志織ちゃん。うれしい気持ちでいっぱいになるのですが、実は彼女の高校生活は…読了後、とりわけ言いようのない感情に包まれる秀作です。
- 著者
- 阿部 共実
- 出版日
- 2013-01-08
言わずと知れたこの作品、世界中で翻訳され、ミュージカルや舞台、映画やコミック作品、とにかく色々な媒体で今でも人々に親しまれています。読んだことのない人でも、きっとタイトルは聞いたことがありますよね。そんな『アンネの日記』ですが、どういう背景で世界に広まったかを皆さんはご存知でしょうか。戦争が激化するなか書かれたこの日記。アンネ一家はユダヤ系であるため、身を隠して生活しますが、連行されてしまいます。そのときに落とした日記を、彼女の死後に、父であるオットー・フランクが編集し出版、世に広まったのです。
- 著者
- アンネ フランク
- 出版日
ある事情から、普通の高校生だったのに兵器に身体を改造されてしまった少女ちせと、お付き合いしたばかりの彼氏、シュウジの物語。新世紀エヴァンゲリオン等のいわゆる「セカイ系」の作品の中でも、当時は特に人気が高く、今でも多くのファンの間でラストシーンの解釈についての議論が交わされているようです。初々しい二人の恋愛は、どんどん戦禍に呑まれていきます。人間の心を持ちながら、身体は兵器としてどんどん成長を遂げていくちせ。二人の未来の行方は―…。
- 著者
- ["江良 至", "高橋 しん"]
- 出版日
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。