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漫画『フルーツバスケット』、続編「another」の魅力をネタバレ紹介!

更新:2017.12.6 作成:2017.12.6

少女漫画界屈指の、優しいラブコメディ。 テント暮らしをしていた女子高生・本田透は、ひょんなことから学園のアイドル・草摩由希の家に拾われます。しかし、草摩家には皆不思議な秘密があり……? そして、その後を描いた続編「another」では『フルーツバスケット』のあのキャラクター達にまた会える!? この記事では2つの作品の魅力を一挙にご紹介していきます!本作は続編までスマホのアプリで無料配信されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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目次

漫画『フルーツバスケット』、その後を描く「another」が無料で読める!それぞれの魅力を徹底紹介!

漫画『フルーツバスケット』は高屋奈月によって1998年から『花とゆめ』に連載され、すでに完結済みの少女漫画作品です。連載当時は少女漫画にも関わらず、その面白さから少女のみならず少年・青年にも読まれた大人気作品であり、アニメ化もされています。

天涯孤独の心優しい女子高生、本田透と、十二支の物の怪に呪われた草摩家の人々の物語という、現代のちょっと複雑な事情を抱えた高校生達の日常にスポットを当てた、ファンタジックなお話です。

著者
高屋奈月
出版日
2015-09-04

「another」は『フルーツバスケット』のその後のお話となっており、メインキャラクターの多くは前作キャラクターの子供達です。しかし主人公は、前作の主人公や草摩家とは関係のない女の子。そのためまったく別のストーリーとしても読むことができますが、やはり『フルーツバスケット』のファンには嬉しすぎる要素が盛りだくさんの作品となっています。

2018年1月現在スマホのアプリで無料配信されていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

漫画『フルーツバスケット』のあらすじ

漫画『フルーツバスケット』のあらすじ
出典:『フルーツバスケット』1巻

母親が亡くなり、1人テント生活をしていたところ、草摩家に招かれて居候することになった女子高生の本田透(とおる)。明るくはつらつとした性格で、母が亡くなった後も1人で強く生きていくために日々奮闘しています。

草摩家には、秀才で容姿端麗な学園のプリンス・草摩由希や、飄々とした性格の紫呉(しぐれ)が住んでいました。2人の世話になりながら、生活ができることになって一安心。ところが、あるとき草摩家に隠された秘密を知ってしまい……?

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『フルーツバスケット』の登場人物①:本田透

主人公、本田透は海原高校に通う天涯孤独の女子高生。ドジでおっちょこちょい、天然ボケで素直過ぎて騙されやすいのがたまにキズですが、家事が得意で前向き、一途でとても思いやりがある女の子です。

著者
高屋 奈月
出版日

彼女は物語冒頭で、誰にも秘密でテント暮らしをしています。おっちょこちょいなことにそのテントを張った場所が、知らなかったとはいえ草摩家の土地であり、不運なことにその秘密がクラスメイトの草摩由紀にばれてしまいました。

しかし幸運だったのは、草摩家に居候するという展開になったこと。そうして物語が始まっていくのですが、そもそもなぜ彼女がテント暮らしをしていたのかというと、厄介になっていたお宅が改築することになり、それまで友人宅で過ごして欲しいと祖父から頼まれていたためでした。そこで「迷惑をかけたくないから」と友人にも頼まず、「頼める友人がいない」と祖父にも告げないで、一人で無理をして頑張ってしまっていたのです。

それが本田透です。それを本人はまったく苦だと思っていません。本人いわく、もっと辛いことを知っている。それはお母さんが亡くなった日の朝、起きられなくて「行ってらっしゃい」が言えなかったこと。幼い頃に父も亡くしている彼女は、大切なお母さんを失うことをずっと恐れていましたが、そのお母さんを失ってしまいます。それでも前向きに生きて、「自分は大好きな人達がいて幸せ」といつも笑顔を絶やしません。お母さんから受け取った愛や言葉を自分なりに解釈し、新しい言葉を紡ぎます。

誰にも分け隔てなく、どんな相手でも信じようとするその姿に、多くのキャラクター達が心を癒されていきます。そして彼女は“大切な人”のために呪いを解こうと一人決意するのでした。

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『フルーツバスケット』の登場人物②:草摩由希

草摩由希は、透の通う海原高校で王子様的存在の美少年。

灰色の髪に女性的な綺麗な顔立ち、成績優秀、スポーツ万能、上品な仕草と誰にも分け隔てなく優しい様、完璧過ぎる様はどこか人を寄せ付けない、彼はまさに王子様!

ということで、海原高校にはプリンス・ユキ(通称プリユキ)なるファンクラブまで存在しています。彼の時折見せる王子様的台詞や仕草には読者もドキドキです。しかしそれは由希の外での仮の姿。

著者
高屋 奈月
出版日
1999-06-01

本当の彼は草摩家に代々伝わる物の怪憑きの呪いによってねずみに憑かれており、異性に抱きつかれるとねずみに変身してしまいます。それゆえに王子様キャラで人を寄せ付けないことで自身の秘密を隠していだけなのでした。

趣味は家庭菜園。不器用で料理・掃除・洗濯はまったくできません。女顔にコンプレックスを持っています。そして敵意ある者、悪意ある者は一刀両断、容赦なく切り捨てます。個性的な草摩家のキャラクター達の中では“一番”に宴会に訪れた“ねずみ”という“特別”な存在ではありますが、性格は常識的でまともなため、つっこみ役になることが多いです。臆病でシャイなところもありますが、ライバル(由希はそうは思ってない)夾の前では笑うのも嫌だし、弱みを見せるのも嫌。まさに猫とねずみ、いつも喧嘩ばかりしています。

草摩家でねずみとして“特別”扱いを受けてきた彼は、草摩家当主の”お気に入り”でした。それが彼の一番の不運だったかもしれません。当主に幼い頃から呪いのような言葉の虐めを受けてきたため、本当は自分に自信もありません。十二支では仲間はずれ、草摩家では爪弾きにされている夾に、かえって憧れを持っています。呪いのせいで幼い頃友人達を失ったトラウマもある彼にとって、透は初めてできた特別な存在。透から貰った愛情を勇気と自信に変えて、草摩家に囚われた自分と決別しようと誓います。

『フルーツバスケット』の登場人物③:草摩夾(きょう)

夾の信念は由希を倒すこと!

そのために山で修業までしてきたり、バトルや戦い、競争と聞くとすぐに熱くなってしまう、ちょっとワイルドなイケメンです。不器用なりにさり気なく透を守ろうとする姿はとても頼もしく、きっと読者をキュンとさせてくれることでしょう。

著者
高屋 奈月
出版日
1999-09-01

夾には猫の物の怪が憑いており、異性に抱き着かれると猫になってしまいます。しかも十二支ではない異形であるため、草摩家では爪弾きにされていて、そのために物の怪憑きで一番”特別な存在”、猫を騙した”ねずみ”の由希を倒し草摩家に自分を認めさせようと奮闘しているのです。

実父と不仲であり、かわりに空手の師匠を父のように慕っています。もともと男子校に通っており、体質のせいで女性と関わってこなかったため、女性が苦手。また、修行ばっかりしているので世間知らずでちょっとおバカなところがあります。でも基本的には常識人なので、どちらかというと由希と同じく彼もつっこみ役になりがちですね。

人見知りも激しいですが、本来の熱い性格から目立ちやすく親しみやすいので、周囲にはすぐに人が集まる人気者体質です。しかし本人はそんなことにはあまり気付いておらず、猫として見下され、非難され、多くのものを失ってきたゆえに、異形の自分を数珠に封印して、誰にも見せないようにと心を閉ざしています。そんな彼の心を開いたのが、十二支の昔話で猫が一番好きだという透でした。

初めは由希を倒そうと熱くなるあまり周囲が見えず、透に怪我をさせてしまうこともありましたが、それでも猫の自分と仲良くなりたいと言ってくれた彼女の優しさに触れて、不器用ながらも自分の気持ちを伝えようと一生懸命な彼の姿を応援したくなることでしょう。

また、彼が由希を目の敵にするには、由希がねずみという特別な存在であること以外に重大な理由がありました。

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『フルーツバスケット』の登場人物④:草摩紫呉(しぐれ)

著者
高屋 奈月
出版日
2000-01-01

はじめて透が草摩家を訪れたときに現れたのが彼でした。彼は草摩由希のいとこ。年上であることから、持論で由希たちを諭すような場面も多々見られます。草摩家の皆にとっては保護者のような立ち位置になっているのです。

彼の職業は小説家。作家っぽい、という理由で普段から和服を着ています。真面目な発言もありますが、飄々としていて、ふざけた言動も多く見られます。そのギャップにキュンとするファンも多いでしょう。

本心を語ることはあまり多くなく、特に謎めいた人物。彼には戌(いぬ)の怪が憑いています。十二支の呪いについて、彼はよく知っているようですが……。のちに登場する慊人(あきと)との関係も謎が深く、秘密が明らかになるまで見逃せない展開が続きます。

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漫画『フルーツバスケット』のストーリーの魅力を結末までネタバレ紹介!

初めはよく知らない存在でしたが、一緒に暮らし解りあうことで本当の家族のように支えあう存在となっていく透、由希、夾。

中盤、由希は草摩家に囚われる自分から変わろうと決意し、2年になってからずっと断っていた"やりたくなかった"生徒会長就任を引き受けます。生徒会メンバーなど新キャラもたくさん登場し、由希はその中で人としてぐっと成長していくのです。物語序盤では熱くなることはあまりなく、受け身な態度、クールな姿が多かった由希ですが、生徒会長に就任し強力な相方を得てからは迷いながらも自分からアクションを起こして他者を解ろうと歩み寄る姿がみられるようになります。

そして新キャラの生徒会メンバーが、実は過去の透と因縁のある人物だったりして……終盤は透の心の闇にも迫ります。

他者と積極的に関わろうとアクションを起こしていく由希とは逆に、物語序盤は世間知らずの熱いおバカキャラで作品を盛り上げてきた夾の表情は、終盤どんどんと曇っていくようになります。しかし透から人を思いやる心を教わった夾の心はどこか解け、透だけでなく他の誰かに対しても優しさを与えられるような、大人の男性へと変貌していきます。そんな夾を今まで冷たく見下していた他の物の怪憑きたちにも変化が……夾は近づく猫憑きの運命を前に、何を想うのでしょうか。

次々登場していく十二支達と当主慊人の因縁とは……。

著者
高屋 奈月
出版日
2004-09-17

さて、ここで見どころを5つ。

見どころ①クスっと笑ってしまうキャラクター達の掛け合い

物の怪憑きの呪いの一族草摩家。草摩家当主の話や、呪いの話となると途端に陰湿な空気になりますが、日常風景には笑いがいっぱい。主人公透や、他の物の怪憑き達のたび重なるボケに次々とキャラクター達がボケを重ねて、つっこみ役の由希と夾は大忙し!

見どころ②草摩一族の物の怪憑きは美形!

前述した由希、夾以外にも様々なテイストのイケメンキャラクターが登場します。王子様、ワイルド、ショタっ子、ヴィジュアル系、俺様ならぬ王様(!?)系、大人の色気漂う和服男性、インテリ男性、金髪美少女、アイドル系、ゴスロリ系……それぞれ魅力的な物の怪憑きたち。どんな読者にもお好みのキャラクターが見つかりそう。

見どころ③物の怪憑きの呪いとは?

異性と抱き合う、抱きしめられると動物に変身してしまう呪い。しかしそれが呪いの全貌ではありません。陰湿で奇怪な呪いとは……?その呪いと絆にこだわり、物の怪憑き達の心を揺さぶる当主、慊人とは……?物語中盤、呪い故の異常な仕打ちを知った透は、呪いを解こうと奔走することになります。果たして呪いは解けるのか?

見どころ④脇役達のドラマ

透と草摩家の者達のドラマはもちろんのこと、フルーツバスケットでは彼らを支える脇役達にもドラマがあります。彼らが語るドラマにも胸が熱くなること必至。透の親友、ヤンキーの魚ちゃん、電波女の花ちゃんの他に、プリンス・ユキ会長、生徒会メンバー等、生き生きとしたキャラクター達は物語を賑やか盛り上げてくれます。

見どころ⑤透、由希、夾、三人の関係性は?

生い立ちゆえに物事を斜めから見ており、他人と一線を引く由希。猫の物の怪憑きゆえに、誰にも愛されないと諦め由希を倒す目標だけが生きがいの夾。そんな閉ざされた二人の心を開いた透。果たして透はどちらとくっつくのか、というのも大事な見どころといえるでしょう。呪いを解こうと透に決意させた、透の大切な人とは一体どちらなのか、最後まで目が離せません!


『フルーツバスケット』の見どころを1巻ずつ紹介した<漫画『フルーツバスケット』全巻の見所をネタバレ!アニメ化の名作が無料!>の記事もおすすめです。

漫画『フルーツバスケット another』の魅力とは?無印のその後を描く!【あらすじ】

三苫彩葉(みとまさわ)は海原高校1年生。入学した当日、突然睦生(むつき)と名乗る美青年によってほぼ強制的に生徒会へ入らされてしまいます。

著者
高屋 奈月
出版日
2007-03-19

彩葉は人と関わるのが極端に苦手で、いつも下ばかりむいている女の子でした。

そこから始まった高校生活で、個性豊かな人たちと次々出会っていく彼女。しかし、この一連の流れには実は裏があって……。

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『フルーツバスケット another』の登場人物①:三苫彩葉

『フルーツバスケット another』の登場人物①:三苫彩葉
出典:『フルーツバスケットanother』1巻

三苫彩葉は、『フルーツバスケットanother』の主人公、海原高校の1年生です。生徒会副会長、草摩睦生に半ば強引に生徒会に引き入れられ、1年生メンバーとして頑張っています。

引っ込み思案で自分に自信がないため、キツい言葉を吐かれると言い返すこともできず自分を責め、すぐに涙してしまいます。実に地味なタイプのキャラクターで、いつも下ばかり向いて、周囲への関心がないなど好奇心旺盛な本田透とは正反対です。友達もいませんし、自分がいることで他人に迷惑がかかるのではないかなどと考え、存在を隠すように生きています。自分の言動、行動で他人を不快にさせやしないかと神経質になり、人の顔もまともに見れず、その場からとにかく逃げ出すことが彼女の常套手段でした。

しかしそれは、昨日まで仲の良かった友達に突然拒絶され仲間はずれにされたトラウマが根強くあり、唯一の家族である母親との関係も上手くいっていないなど、心を許せる存在いないことが由来しているようです。物語が進むうちに、本来はあまり神経質ではなく、穏やかで心優しい性格なのが見てとれます。

前作の主人公本田透と関係があるのかというと、苗字も違いますし、容貌も似ていないことから関係はなさそうです。本田透との共通点は、なんだかほうっておけない存在であること、いつも自分を反省し、不器用ながらも前進しようとするところでしょうか。

草摩家のキャラクター達は今作でもみんな美男美女揃い!ファンクラブも存在する彼らに選ばれた彩葉ですが、当然やっかみを受けることになり、「なぜこんな日陰の花タイプが?」と疑問を投げかけられます。それは本人も、周囲も、読者でさえも感じてしまう疑問なのですが、作中の描写をみていると、彼女はどうやら草摩家の誰かと過去に何らかの関わりがあった様子。

ほとんど家に帰ってこない母親との関係、草摩家との過去の関わりから目が離せません!

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『フルーツバスケット another』の登場人物②:草摩はじめ

『フルーツバスケット another』の登場人物②:草摩はじめ
出典:『フルーツバスケットanother』1巻

草摩はじめは海原高校生徒会会長を務める3年生です。

見た目は前作の草摩夾とそっくりですが、いつも勝負勝負と熱くなっていた夾と比べると、幾分か穏やかな性格です。あるとき彩葉から「猫みたいですね」と言われたはじめは、驚いた顔をして「俺は猫じゃないし、抱きつかれても変身はしない……生まれてこのかた」と言っていること、実家が道場をやっているなどのキャラクター間の会話から夾の息子であることは間違いなさそうです!

「頼りたいときは頼れ、いちいち謝るな」とすぐにパニックになってしまう彩葉に厳しくも力強い言葉で語り掛けます。

副会長の草摩睦生とは同居しており、自由な睦生にはいつも振り回されていますが、それに文句を言いつつも、結局睦生のフォローを欠かさない、頼れる兄貴分です。

とりわけ料理はできる方らしく、下宿しているお家では家事をやらない他の二人のかわりにいつも食事を作っている様子。

『フルーツバスケット another』の登場人物3:草摩睦生

『フルーツバスケット another』の登場人物3:草摩睦生
出典:『フルーツバスケットanother』1巻

草摩睦生は海原高校生徒会副会長を務める2年生。

王子様然の容貌、オーラ、発言で、『フルーツバスケット』でお馴染み”竹井”先生をはじめ、海原高校の生徒から彩葉のアパートの大家さんまであっという間に虜にしてしまいます。その外見からすると草摩由希の子供のようです。

生徒会室の自分の机をすぐにゴミの山にしてしまうなど、片付けや料理は苦手で、料理に関してはやる気を出してもはじめに止められてしまう点を見ると、かつての由希の姿を思い出し、懐かしく思うことでしょう。その点について周囲から指摘を受けると「父さんと母さんも割と片付け苦手だし、その息子だし、仕方ない仕方ない」と親と自分が似ていることをとても嬉しそうに語ります。その発言をみても由希の子供であるのは確定ですね。

睦生は礼儀正しく器用貧乏な由希と比べると、いい加減な性格というか、世渡り上手タイプのようです。王子様のような気取った台詞と王子様スマイルを上手く使い分けていた由希と違い、睦生は常時王子様フル稼働で、ある意味うさんくさい詐欺師のようです。その明るさと強引さでぐいぐいと周囲を引っ張っていく姿は、前作の彩女や紫呉に近いものがあります。

そして彩葉が生徒会に入るきっかけを作ったのがまさに彼であり、のらりくらりと突拍子もなく調子のいいことばかり言っているだけのように見えますが、実はなにやら思惑があるようなのです。彼は一体彩葉をどうするつもりなのでしょうか。

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漫画『フルーツバスケットanother』は続編ならではの面白さも楽しめる!【1巻ネタバレ注意】

三苫彩葉は、入学早々遅刻をしてしまいお説教を受けていました。

実は遅刻をしてしまったのは彩葉個人の原因ではなく、払われていない家賃と、家に帰らない母親の件でアパートの大家さんに引き留められ、追及されていたせいだったのですが、先生は彩葉の話を聞かず高圧的に詰め寄ります。そして泣きそうになっている彩葉を助けてくれたのが草摩睦生でした。

見目麗しく、キラキラと輝くオーラを放つ睦生に、彩葉は戸惑いますが、先生は「睦生君のお父様に免じて」と彩葉を許してくれます。そしてお礼を言う彩葉に、睦生はあとで生徒会室に来てほしいと言い、彩葉が疑問に思いながら生徒会室に行くと、何かにつまづきます。するとそこには少年が寝ているではありませんか。気付かず彩葉はその少年の顔を蹴ってしまっていたのです。それが草摩はじめでした。

初めはぶっきらぼうな態度のはじめ、胡散臭い王子スマイルの睦生に警戒していた彩葉ですが、睦生の強引さと草摩ファンクラブの瑠璃子のプレッシャーに流され、人と関わるのを避けてきた彩葉は人と(とりわけ草摩家のキャラクター達と)関わらずにはいられない、生徒会のメンバーになってしまったのでした。しかし、みんなが入りたい選ばれたいと熱望している生徒会に、なぜ彩葉が選ばれたのか。本人も周囲も不思議に思う展開なのですが、どうやら彩葉は草摩家の”誰か”と過去になんらかの関わりがあったようで……。

著者
高屋奈月
出版日
2016-08-19

「another」1巻を手に取る方の多くは、前作『フルーツバスケット』の読者であることでしょう。1巻ではそんな昔からのフルバファンには嬉しい見知ったキャラクターと、親の性格をそっくりそのまま引き継いだ新キャラ達が続々と登場します。あ!これ絶対あの人の弟!この人あの人の娘でしょ(笑)などなど……懐かしい愉快なキャラクター達の姿を面影のみでも発見するたびわくわくできる作品となっています。

彩葉のお家の事情や、草摩家の誰かとの関わりなど……続きの気になる伏線も散りばめられており、「another」単体でも楽しめそうです。

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漫画『フルーツバスケットanother』で幸せの尊さを感じる【2巻ネタバレ注意】

彩葉は友達と遊びに行くことになるのですが、彩葉は着ていく服がないことに気づきます。

変な恰好して行って恥ずかしい思いをしないよう、一人で服を買いに出かけて行くのですが、途中道端で苦しそうにうずくまっている男の子を見つけます。迷いながらも声をかけた彩葉は、その男の子を送って行くことにします。すると送って行った先ははこの前お邪魔したばかりの草摩家。はじめ、睦生、帛が住むお宅でした。

男の子は驚く彩葉に「草摩志岐です」と名乗り、やはり草摩一族であったことが発覚して……。

著者
高屋奈月
出版日
2017-09-20

2巻でも上述した志岐をはじめとする新キャラクターが続々と登場します。今回登場した志岐は、顔が似ていること、発言などを見ると、草摩家当主慊人の子供のようです。

そしてこの志岐というキャラクター。彩葉に意味深なことを言ったり、彩葉自身も彼に何かを感じたり、1巻での睦生の発言を見ても、志岐と彩葉、二人の関係には何かお話のキーとなる関係やエピソードが隠されていそうです。ストーリーの中にこのように少しずつ謎が散らばっており、往年のフルバファンでも、「another」が初見の方でも楽しめる構成となっております。

前作では草摩家のキャラクター達一人一人がクローズアップされ、それぞれの心の解放が描かれていましたが、「another」では主人公の心の成長が描かれています。

そしてそれを支えるのが前作キャラクター達の子供達であり、その姿をみると、前作キャラクター達はその後幸せに生活しており、今はその幸せを子供達に繋ぎ、子供達も他者へと繋いでいることがわかり、前作ファンは胸が熱くなることでしょう。

漫画『フルーツバスケットanother』彩葉の物語がクライマックス!【3巻ネタバレ注意】

草摩の別荘にやってきた彩葉たち。そこで改めて彩葉は、草摩の人々とは住む世界が違うことを実感します。

そして物語は動き出し、彩葉と草摩の人々の過去が次第に明かされていくシリアスな展開になってきました。

果たして、草摩と彩葉の間に起こった問題とは……?そして、彩葉は母親との溝を埋めることができるのでしょうか? 

著者
高屋奈月
出版日
2019-03-20
彩葉の忘れていた記憶がよみがえる『フルーツバスケット another』第3巻。彩葉に関わる各キャラクターの関係性も次第に複雑になっていき、前巻までにはない緊迫感が生まれてきましたね。

それもそのはず。なんとこの第3巻で、彩葉の物語は完結します。それまで少しづつ影を見せていた謎が、この一冊で明かされていき、様々な真相が浮かび上がってきました。親と子の複雑な問題や草摩一族との関係性など、目が離せない展開が続きます。

果たして彩葉の最期に出す答えとは⁉それぞれの成長が垣間見える「彩葉編」クライマックスは必見です!

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漫画『フルーツバスケット』と続編「another」を無料で読んでみよう!

著者
高屋 奈月
出版日

干支を題材にしたファンタジーが魅力の本作。アニメ化もされ、その人気は日本にとどまらず、海外でも放送されました。翻訳されたコミックも絶大な人気を誇り、世界中で愛され続ける少女漫画となっています。

胸キュンな恋愛展開あり、感動の涙あり!魅力的な要素がてんこ盛りの物語です。続編では本編の登場人物の子どもたちが描かれるなど、ファンにはたまらない設定も見どころとなっています。

続編まで無料で配信されているアプリもありますので、お試しあれ。まだ手にとったことがない方はぜひチェックしてみてください。

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『フルーツバスケット』TVアニメ2nd seasonは2020年春放送!江口拓也&加隈亜衣も

TVアニメ「フルーツバスケット」2nd seasonが2020年春より、テレビ東京・テレビ大阪ほかにて放送されることが決定しました。 

2001年に一度アニメ化していた本作。2018年11月に再アニメ化が発表され、スタッフ&キャスト一新で制作された1st seasonは2019年の4月から9月まで放送されていました。

9月に放送された1st season最終回では、2nd seasonより草摩由希と大きく関わることとなる新キャラとして、生徒会メンバーの真鍋翔と倉伎真知も横顔のみで登場。後に、翔役は江口拓也、真知役は加隈亜衣がそれぞれ演じることが明らかにされています。

TVアニメ「フルーツバスケット」公式サイトでは、そのほかのキャストやスタッフにくわえ、1st seasonのダイジェストや2nd seasonの先行映像を盛り込んだスペシャルPVも見ることができます。思わず涙腺の緩むダイジェストもあれば、草摩慊人の恐怖が描写された2nd seasonに向けての導入まで。たっぷり作品を味わえます。

原作の連載が始まったのは1998年でした。小学生や中学生の当時、本作を読んで人生について考えたという20代の読者も多いはず。再アニメ化を機に、あの頃のことを思い出しながら作品に触れてみるのはいかがでしょうか。 

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『フルーツバスケット』好きな方におすすめ作品を紹介した<『フルーツバスケット』好きにおすすめの漫画5選!>の記事もぜひご覧ください。。