名言が光るおすすめ名作漫画16選!懐かしのセリフにもう一度読みたくなる!

更新:2020.12.16

名作や人気作の魅力のひとつに、キャラクターが放つセリフ自体が光を放つような力を持っていることがあげられます。今回は、そんな名言のなかでも特に有名で人気のあるものをピックアップしてご紹介しましょう。

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「倒れても、倒れても、起き上がってみせます!」『スキップ・ビート!』

16歳の最上キョーコは、同年代の女の子と同じようにコスメやファッションに興味がある、ごく普通の女の子ですが、ある理由で、自分のことは二の次にバイト三昧の日々を送っていました。ある理由とは「家賃を払うため」。16歳で? そして、謎が解けていきます。

著者
仲村 佳樹
出版日
2002-07-19

幼馴染みで京都にある老舗旅館の息子不破松太郎が、不破尚として芸能界デビューを果たすまで、生活面で不自由しないように高級マンションまで借りる程、幼い頃から一途に尽くしてきたキョーコ。しかし、ある日、便利な家政婦として尚に利用されていたことを知り、ドン底に落とされてしまいます。それが引き金となり、心の奥底に閉じ込めていたパンドラの箱を開けてしまったキョーコ。そこにはいままで無縁だった怨霊たち……。ホラーではありません。キョーコはたまに妖精も見えるんです。いえいえ、文句無しに、この漫画面白いです。

可愛い女の子とイケメン揃いで、憧れの芸能界を舞台にした王道ストーリー? と思っていたら、良い意味で期待を裏切られます。40巻以上続く理由がわかるといいますか、大人でも楽しめて、サクサク読めちゃいます。

尚に裏切られ、復讐心と闇を身につけて生まれ変わったキョーコは、尚と同じ舞台(芸能界)に立ち、復讐する決心をします。キョーコが選んだ芸能プロダクションは、尚がライバル視している敦賀蓮が所属するLME事務所。しかし簡単に芸能界に入れるわけもなく、人として大事なものが欠けていることが理由で、オーディションには落とされてしまいます。

しかし、そこはキョーコなのです!謎の新設部門ラブミー部員に拾われます。尚の実家の旅館で培った花嫁修行と、諦めない気持ちを武器に、そして動じない根性でキョーコは這い上がっていくのでした。

本人は無自覚ですが、メイク映えする顔とプロ並みの演技力を併せ持っており、着実に注目されていくキョーコ。芸能界に入る決心をしたと同時に、見た目をガラリと変えたり、代役でカツラをつけて着物姿になったりと、ハッとする場面が盛りだくさん。最初のキョーコの面影はほぼないので、「女は変わる」のがはっきりと見て取れます。

シンデレラのように変身していくキョーコと、最初からどこかで惹かれていた敦賀蓮の恋愛模様。果ては、最悪王子尚までをも虜にさせていくキョーコの生き方から目が離せません。

個性溢れる登場人物たちに飽きることなく、それぞれが抱えている闇をも明るく吹き飛ばす本作。キョーコはやっぱりイイ子なのです。最後にパンドラの箱に残るものはなにか、こちらにも注目です。

『スキップ・ビート!』については<漫画『スキップ・ビート』が無料で読める!見所を最新43巻までネタバレ紹介>で紹介しています。ぜひご覧ください。

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「君を好きになってよかった…」『ハチミツとクローバー』

少女漫画では珍しい、竹本裕太という等身大の男の子が主人公の恋愛成長記録漫画『ハチミツとクローバー』。本作は、いままでにない感覚を与える漫画かもしれません。ストーリーも美大が舞台であり、絵柄も独特なイラストタッチで芸術面が色濃く出ているからです。「片思い」がテーマではないかというくらい、全員が片思いしている漫画。個性的な登場人物からも目が離せません。

著者
羽海野 チカ
出版日
2002-08-19

ちっちゃくて可愛い外見とは別に、天才的な芸術の才能を持つ花元はぐみ(はぐ)の登場をきっかけに、無自覚のまま彼女に一目惚れした竹本と、先輩たちの恋愛模様を描いていきます。素直すぎて不器用、同じアパートに住んでいる先輩たちからは、なにかと可愛がられる竹本は、はぐとの接点を持つことで恋心を加速させていきます。

ただし、竹本は多分ずっと片思いのままだろうな……と自然と決定打を打つ人物である、美大の先輩森田忍の存在も忘れてはいけません。彼もはぐ同様、芸術肌の天才。一見自由すぎてゴーイングマイウェイな男ですが、やる事にそつがないできる男で、はぐみと解り合える関係なのです。お互いに精神面では好き合っていることが、読んでいくにつれてわかっていくことでしょう。

また本作の面白いところは、並行して進むもう1人のヒロイン山田あゆみの恋愛。山田と竹本の先輩間山とのやりとりが切なすぎて、共感してしまうと思います。ただ、山田の一途さは現実離れしている感も多々ありますが……。

「雨みたい」

はぐが、お兄ちゃん(またはお父さん)的存在の花元教授に対して言ったセリフです。このセリフはかなり重要なキーワードで、想像を超える予想外の結末に繋がります。

どこか空想や幻想を思わせる絵や本編とは裏腹に、現実を突きつけられる終わり方が印象的な本作。最後には、深呼吸できる場所が誰にも必要なんだと気づかせてくれることでしょう。

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「上杉達也は浅倉南を愛しています。世界中の誰よりも」『タッチ』

高校1年生の上杉達也と上杉和也は一卵性双生児の兄と弟。兄の達也が何事にもいい加減なタイプであるのに対し、弟の和也は真面目で、1年生ながら野球部でエースをしています。

そんな2人には、浅倉南という隣の家に住む幼馴染の少女がいます。幼い頃から一緒に過ごすうち、達也と和也は南に想いを寄せるようになって……。

著者
あだち 充
出版日
2012-10-12

アニメの主題歌も有名な本作。野球の漫画だということはご存知ですよね。ただメインストーリーは野球だけでなく、上杉兄弟と南の恋愛でもあるのです。野球に詳しくなくても夢中で読めるのが、世代や性別を問わずファンを魅了している理由のひとつなのかもしれません。

野球部のエースである和也とそれを支える南は、甲子園へ行くことを目標に絆を強めていきます。しかし、甲子園へ連れて行ってほしいという南の夢は、和也の事故死という衝撃的な展開で、永久に叶えられることができなくなってしまいました。

その夢を引き継いだのが、兄の達也です。亡き弟の夢を引き継ぎ野球部に入部した達也は、南を甲子園へ連れて行くために奮闘していくことになります。

「上杉達也は浅倉南を愛しています。世界中の誰よりも」(『タッチ』11巻より引用)

というセリフは、物語のクライマックスで達也が言ったもの。当時達也は甲子園行きを決めたことで一躍スターになっており、南はどこか寂しさを感じていました。

そんな思いを抱えたまま、甲子園の開会式の日を迎えます。

南は自身が所属している新体操部の大会のため、球場から離れた場所にいたのですが、そこへ甲子園にいるはずの達也が現れるのです。

彼は自分の想いを告げ、南もまたその想いを受け入れました。

ここに至るまでの3人の物語を知っている読者にとっては、待ちに待ったセリフ。それゆえに多くの人の心を掴み、語り継がれています。

「お前はもう死んでいる」『北斗の拳』

「北斗神拳」――それは、相手の秘孔を突き確実に死に至らせる伝説の暗殺拳です。その伝承者であるケンシロウは、かつての親友だった男・シンによって許嫁のユリアを奪われ、復讐の鬼と化していました。

復讐者となっても心には熱い正義を持っているケンシロウは、悪をくじき弱気を助けながら、旅を続けていきます。

著者
["武論尊", "原 哲夫"]
出版日

「ジャンプ」の黄金時代を築いた『北斗の拳』は、過激な描写もあるバトルアクションと、主人公であるケンシロウのハードボイルドな生きざまを描いた作品です。

舞台になっているのは、核戦争で多くの人類が死に、限られた資源を奪い合って人々が争いをくり返している世界です。過酷な環境のなかでは、力のない弱者は虐げられるしかありません。

そんな弱い人たちを助け、悪党を「北斗神拳」で容赦なく倒していくのがケンシロウです。まさに救世主のような存在で、その一方で彼に倒される悪党は清々しいまでの悪党として描かれているのです。

ケンシロウの因縁の相手は、許嫁のユリアを奪ったシンという男。シンは「南斗聖拳」という憲法の使い手です。彼との戦いはケンシロウにとっても物語にとっても重要なポイントになっています。

本作を読んだことのない方も1度は聞いたことがあるであろう「お前はもう死んでいる」という言葉は、ケンシロウが敵に致命傷を与えた際に言い放つ決めゼリフです。しかし意外にも原作では1度しか使われていません。アニメで多用されたため、人気と知名度が一気にあがり多くの人に親しまれるようになりました。

このセリフが原作のどこで使われていたのか……それはぜひご自身で確認してみてくださいね。

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「だが断る」『ジョジョの奇妙な冒険』

19世紀、イギリス。名門貴族であるジョースター家には、跡取り息子であるジョジョと、養子のディオ・ブランドーという2人の少年がいました。

ディオは密かにジョースター家の乗っ取りを画策しており、たびたびジョジョに嫌がらせをしてきます。しかし皮肉なことにこの嫌がらせが、結果的にジョジョを成長させていくことになるのです。

時は流れ、2人が青年と呼ばれる年になった頃、ディオは遂にジョジョを暗殺しようと動き出し……。

著者
荒木 飛呂彦
出版日

1986年から「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、2017年現在も続いている大人気作品です。

連載期間も長いですが、作中に流れる年月はもっと長く壮大で、ジョースター一族にまつわる因縁がその子孫にも受け継がれ、時代とともに主人公を変えながら語られていく物語となっています。

そんな壮大な物語の始まりである第1部は、すべてのきっかけとなる初代ジョジョと、家を乗っ取るために彼を殺そうとするディオとの出会いや因縁が描かれています。

ディオに殺されそうになったジョジョは、返り討ちにすることに成功するのですが、追い詰められたディオは、被ると力を得られるという古代メキシコから伝わる石仮面を装着し、吸血鬼と化してしまいました。ここから2人の戦いはさらに激しくなっていきます。

壮大なストーリーはもちろんのこと、その独特な絵柄やインパクトのあるキャラクター、ファンの間で「ジョジョ立ち」と親しまれる独特なポージングなど何をとっても独創的な本作は、世代を超えて他の作品にはない魅力を感じさせてくれます。

「だが断る」(『ジョジョの奇妙な冒険』41巻より引用)

このセリフが登場するのは、第4部。1999年の日本を舞台にくり広げられる物語で、主人公は東方仗助という高校生です。

仗助と犬猿の仲である岸辺露伴という男が、敵に追い詰められてひん死の状態に陥ってしまった時のこと。敵から仗助を差し出せば命を助けてやるという取引を持ちかけられます。
 

自分は今にも死にそうな状態だし、しかも差し出せと言われているのはライバルである仗助。1度はその提案に乗ろうとするのですが、敵が己の思惑通りに事が運ぶことに微笑んだ瞬間、「だが断る」と突き放しました。

命よりも信念、自分が死んでも敵が笑うことを許さない、そんな露伴のカッコ良さを感じられるこのセリフに、多くの読者が魅了されました。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」『SLAM DUNK』

神奈川県立湘北高校に入学した不良少年・桜木花道。赤い髪と188センチという高身長が特徴で、バスケ部で主将を務めている赤木剛憲の妹・晴子に見初められ、入部しないかと誘われました。

花道はこれまでバスケなんてやったこともありません。しかし晴子にひと目惚れしてしまった彼は、二つ返事でバスケ部に入り……。
 

著者
井上 雄彦
出版日

本作は、不良でわがままで傍若無人、暴れ出すと手が付けられないほど凶暴な性格をしている花道が、バスケットボールと出会い、しだいにその面白さと才能に目覚めていく王道のスポーツ漫画です。

バスケ部に入部した当初は、まったくの初心者。ものわかりの悪い彼がルールをイチから覚えていかないといけないので、バスケのことをあまり知らない読者も自然と一緒に理解を深めることができます。

また、登場するキャラクターたちも魅力的。主人公の花道は一見不真面目な不良少年ですが、バスケ部で地道に練習をしたり、大口を叩きながらも内心では自分の経験が少ないことを気にしていたりと、随所で真面目な一面を垣間見ることができます。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」(『SLAM DUNK』8巻より引用)

という言葉は、花道たちが所属するバスケ部顧問の安西先生が言ったもの。インターハイに駒を進めた花道たちは、強敵を相手に大差をつけられ、絶体絶命のピンチに陥っていました。花道をはじめチーム全体に負けムードが蔓延していた時、安西先生が花道に言うのです。

この言葉を聞いた花道は、安西先生がまだ勝機を見出していることを感じ、奮い立ちました。

ただの根性論で言ったセリフではなく、まだ勝てるチャンスが残されているという監督の確信を伝える言葉で、2人の強い信頼関係がうかがえる印象深いセリフです。

「逃げちゃダメだ、 逃げちゃダメだ、 逃げちゃダメだ……!」『新世紀エヴァンゲリオン』

西暦2000年、「セカンドインパクト」と呼ばれる大災害に襲われた地球は、人類の大半を失う被害を受けました。

それから月日が流れ、2015年の日本、14歳の少年・碇シンジは、別居していた父・碇ゲンドウから突然の呼び出しを受けます。

気が乗らないもののゲンドウのいる第3新東京市へやってきたシンジは、汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」にパイロットとして乗り込み、謎の敵「使徒」と戦うように告げられて……!?

著者
貞本 義行 カラー・GAINAX
出版日
1995-08-29

アニメの主題歌になった「残酷な天使のテーゼ」も有名で、通称「エヴァ」と呼ばれる本作。その内容からさまざまな物議をかもし、社会現象を巻き起こしました。斬新な設定はもとより、凄惨とも悲劇ともいえるストーリーが、読者に強いインパクトを与えたことに間違いはありません。

「エヴァ」とは人型をした巨大な兵器のことで、人間がパイロットとして乗り込むと稼働します。エヴァだけが謎の敵である「使徒」に対抗できる唯一の手段であり、そのパイロットは全員14歳の少年少女たちでした。
 

そのひとりに選ばれた主人公のシンジは、幼い頃に母親を亡くし、父親とも離れ離れで暮らしていたため家族の愛情というものを知らない少年です。そのためか自分に自信を持つことができず、内気で人とのコミュニケーションもあまり得意ではありません。

そんな彼は、初めてエヴァを目の当たりにし、しかもそれに自分が乗って敵と戦えと言われた時、当然自分にはできるわけがないと言います。しかしシンジが乗らないと、この時重傷を負っていて戦線離脱をしていたもうひとりのパイロットの少女・綾波レイが再び乗らなければいけません。

彼女の傷ついた体を見たシンジは、自らに「逃げちゃダメだ」と言い聞かせ、エヴァに乗り込むことを決意するのです。自分を奮い立たせるために何度もくり返し言うこのセリフは、かなりのインパクトがあり、シンジの葛藤や悲壮な覚悟に苦しさを覚える人もいるかもしれません。

ちなみにこのセリフはアニメ版の第1話で見ることができ、マンガ版には描かれていません。実際に見てみたい方はぜひアニメ版をチェックしてみてください。

「金は命よりも重い…!」『賭博黙示録カイジ』

主人公の伊藤開司(いとうかいじ)は、高校卒業と同時に上京したものの、定職に就かず、賭け事と安酒とくだらないイタズラをくり返すだらしのない生活を送っていました。

しかしある日彼は、自分が保証人になっていた借金の返済を求められます。しかし当然返済の当てがありません。

金融業者の遠藤というヤクザに言われるがまま、ある船へと乗り込むのですが……。

著者
福本 伸行
出版日
1996-09-03

負ければ命の保証はないという極限のギャンブルと、それに立ち向かう人々の心理を描いた『賭博黙示録カイジ』。ジャンルとしてはギャンブル漫画になります。特徴的なのは、作中で扱うギャンブルがすべて独自のもので、なおかつ生死に関わる極限のものだということでしょう。

主人公のカイジは基本的には自堕落な人間で、いわゆるクズと呼ばれるような存在。そんな彼が、友人の借金の肩代わりをするために命がけのギャンブルに参加することになってしまうのです。

普段こそどうしようもない人間ですが、生き残りをかけたここぞという土壇場で、誰にも負けない度胸や機転を発揮させます。

クズなのに彼が魅力的に映るのは、このような天才的な部分を含め、本当は真っすぐな性格をしていることがわかるからかもしれません。

そんなカイジたちに、ゲームの主催者側の人間である利根川幸雄という男が言い放った言葉が、「金は命よりも重い」というセリフです。命掛けのゲームを前に尻込みをするカイジに対し、利根川は、人は自分の命を削り金を稼いでいる、すなわち命を使って稼ぐ金は命よりも重いと演説しました。

妙に説得力のあるこの言葉に、思わず考え込んでしまう読者も多いのではないでしょうか。この他にも、金と命というテーマを扱う本作には随所に名言が隠されています。ぜひお気に入りのセリフを探してみてください。

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「”海賊王”に!!!おれはなるっ!!!!」『ONE PIECE』

かつてこの世のすべてを手に入れたとされる大海賊、ゴールド・ロジャーは、処刑される寸前、「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)」を遺したと言いました。この言葉をきっかけにして、多くの海賊たちがワンピースを手に入れ「海賊王」となるために、海へと乗り出していくのです。
 

「東の海(イーストブルー)」にあるフーシャ村に暮らしている少年、モンキー・D・ルフィは、村に滞在していた「赤髪のシャンクス」という海賊と出会って以来、自分も海賊になりたいと思っていました。

そしてある日、シャンクスたちが手に入れてきた「悪魔の実」を食べてしまいます。その途端、ルフィはゴムの体を持ったゴム人間になってしまい……!?

著者
尾田 栄一郎
出版日
1997-12-24

言わずとしれた「ジャンプ」の代表作であり、日本のみならず海外での人気も高い作品です。主人公が旅の過程で仲間を増やし、絆を深め、新しい土地への冒険にワクワクし、次々に現れる強敵と戦うというまさに少年漫画の王道を走っているといえるでしょう。

ルフィが食べた「悪魔の実」というのは、食べると特殊な能力を身に付けられる代わりに、海に嫌われて一生泳げなくなってしまうというもの。

たとえばルフィが食べた実は「ゴムゴムの実」は、全身をゴム人間のように自由に伸縮させられるもの。このほかにも、手や足など体の部位に花を咲かせることができる「ハナハナの実」や、炎を自在に操ることができる「メラメラの実」などがあります。

「悪魔の実」を食べた人間を総じて能力者と呼び、作中では王道的なものから個性的なものまでさまざまな能力を操る能力者が、激しいバトルや笑えるギャグ、涙なしには読めない感動ストーリーをくり広げていきます。

「”海賊王”に!!! おれはなるっ!!!!」(『ONE PIECE』1巻より引用)

これは主人公・ルフィのセリフ。第1話で「海賊王」を夢見て村を出た彼が、高らかに宣言したのが最初で、後に挫折を味わったルフィたちが再出発しようとするシーンでも描かれています。
 

少しバカだけど誰よりも純粋で明るく、自分や仲間の力を信じ抜くことのできるルフィは、夢を宣言することを恐れません。簡単なようで実はとても難しいことをやってのける彼の姿に、多くの読者が憧れているのかもしれませんね。

ちなみに1度目のこのセリフは1巻で見ることができますが、2度目は61巻。かなりの分量がありますが、そこに至るまでのどのエピソードも夢中で読めるものばかりなので、ぜひ最初から読んでみてください。
 

「あたしは無印良品よ そのへんの女といっしょにしないで」『花より男子』

最終的には「地位も名誉も美しさも俺が持ってるから、お前はそのまんまでいいんじゃねーの?」と、スーパー俺様イケメン御曹司である道明寺司に、このセリフを言わせちゃう牧野つくしとは、どんな女の子なのでしょう? つくしの魅力全開ストーリーが始まります。

著者
神尾 葉子
出版日

娘の玉の輿を狙う母親に、超名門お金持ち学校の英徳学園に無理矢理入学させられた牧野つくしは、至って庶民な女子高生。ブランド物しか持たない、周りのケタ外れなお金持ちの生徒に馴染めるわけもなく、ただひたすら卒業まで目立たず地味に学園生活を送ろうと誓うのでした。

そんなつくしですが、ある事件をきっかけにその生活は崩れ去ります。友達をかばって、学園の絶対的存在「花の4人組(通称F4)」に目を付けられ、ロッカーに赤札を貼られたことから、穏便な学園生活が一変するのです。F4とは、財閥の御曹司である道明寺司をリーダーに、花沢類、西門総二郎、美作あきらがメンバーという、スーパーおぼっちゃまな軍団であり、彼らが学園を牛耳っているといっても過言ではありません。過去にF4から赤札を貼られた生徒は全員、F4からもちろん、全校生徒からもイジメの対象となり、果ては不登校、自主退学に追い込まれていました。

ですが……つくしは負けてはいません!庶民出身の彼女は、いままでターゲットにされた生徒とは格が違うのです。まさに雑草パワー全開です。

「宣戦布告よッ」 (『花より男子』より引用)

牧野つくし、やってくれます!読んでて気持ちがいい程に、つくしは戦ってくれるのです。F4、特に道明寺と対等に戦う、つくし。グーパンチも食らわせます!イケメンにされるがままではないところがまた気持ちいいのです。イジメという重い設定をも吹き飛ばす、テンポの良いやりとりが満載で、つくしのことを心の底から応援できちゃいます。

読み進むにつれて、生まれたときからお金持ちなのでかなりなズレはありますが、F4は意外といい奴等だということが発覚していきます。彼等の周りにいままでにいなかったタイプのつくしが、F4を変えていったのかもしれません。

もちろん、そんなつくしの奮闘と並行して、恋愛も忘れてはいません。負けず嫌いなつくしと不器用な俺様な司。ケンカや障害も多いですが、胸キュンな場面も多く、2人の今後が気になるのは必至です。

ドラマ化もされており、見応え抜群の本作をぜひ読んでみてくださいね。

「くじけるなハチ公 人生は七転び八起きだ」『NANA』

ナナと奈々。同じ音(NANA)を名前に持つ2人が出会い、かけがえのない親友になっていく……。女の子の友情と、夢と恋愛に苦悩する姿が痛々しくもあり、身近に感じられるストーリーです。

著者
矢沢 あい
出版日
2000-05-15

ミュージシャンとしてデビューするのを夢見て上京した大崎ナナと、東京にいる大好きな彼氏とずっと一緒にいたくて上京した小松奈々。暗い生い立ちを過去に持ち、天涯孤独なナナと、平凡ではあるが家族に愛されて育った奈々。負けず嫌いで、喧嘩っ早く、曲がったことが嫌いなナナと、明るく愛されキャラだが後先を考えず惚れっぽい性格の奈々。

正反対にみえる2人は、上京途中の新幹線の中で出逢います。そこでお互い意気投合するものの、東京駅でいったんお別れとなり、もう会うこともないかに思われましたが、偶然にも同居することとなるのです。そして、始まる2人の同居生活。自分をしっかり持っていて、物怖じせずハッキリものをいうナナは、奈々の憧れ的存在になり、一方ナナも奈々をハチと呼ぶほど、ほっとけない妹のように可愛いがります。2人の絆はしっかりと結ばれていきます。

しかしナナのかねてからの夢であったミュージシャンデビューをきっかけに、2人の人生の歯車は狂い出します。ナナと奈々は一見正反対ですが、2人とも恋に生きる女の子なのです。

ナナはBLACK STONES(ブラスト)のボーカルとしてメジャーデビュー。元恋人で、いまや大一線で活躍するトップバンドTRAPNEST(トラネス)のギタリスト蓮と復活愛を果たします。一方の奈々は、ナナのつながりで、ブラストのギタリストであるノブと、トラネスのリーダーのタクミと知り合い、2人の間で揺れていくことになります。

ブラストとトラネスのバンドメンバーのそれぞれの絡みを軸に、ストーリーは終焉に向けて進んでいきます。ストーリー自体はそれ程時間は経っていませんが、世の中の女の子が人生で経験する、またはそれ以上のことを一気に経験していくナナと奈々。

しかし根底には友情が生きています。彼女たちは、相手を思いやれる人間に成長していくのです。読み進むと、性格が正反対のナナと奈々‥本当は正反対でもなく、脆いナナと芯が強い奈々がいます。

「明日は泣くかもしれないけど、明後日はきっとまた笑える。それでいいんだ。日々の暮らしってそういうものだよね。何があっても希望を捨てなければ、明日は来る」 (『NANA』より引用)

はじめは男に振り回されていたハチこと奈々が、内面的に成長して大人の女性になっていく過程のセリフです。実は芯が強い女の子だったのです。

連載を熱望するファンがとても多い本作、ぜひ読んでみてくださいね。

「ごめんなさい、あなたが死んでも私はきっと死ねないわ でも…生きていくなら、あなたとがいいな…」『神風怪盗ジャンヌ』

永遠のテーマである生と死、そして転生。これを怪盗ジャンヌという形で表現し、さらにジャンヌ・ダルクの生まれ変わりでもある女子高生が実はその正体……というスケールの大きい非日常漫画『神風怪盗ジャンヌ』。世の中の女子が、子どもの頃に一度は夢見る変身ものなので、手に取りやすい漫画です。

著者
種村 有菜
出版日

日下部まろんは、2つの顔を持った女の子。1つ目は、容姿端麗、成績優秀な女子高生という顔。2つ目は、この世の美術品に取り憑いた悪魔を回収して、神の娘として、神の力を取り戻すというスケールの大きい使命を背負い、ロザリオで怪盗ジャンヌに変身するという顔です。彼女は準天使フィンと行動を共にし、警察官を父に持つ親友東大寺都を上手くかわしながら、昼は女子高生、夜は怪盗ジャンヌとしての生活を送っていました。

ところが、同じマンション(しかも隣の部屋!)に引っ越ししてきた名古屋稚空の登場で、話は大きく変わっていきます。彼もまた昼と夜の顔を使い分ける高校生だったのです。昼間はチャラめな高校生である稚空が、夜には怪盗シンドバッドへ変身。そんな稚空に徐々にまろんは惹かれていきます……。

可愛い絵柄とは裏腹に、ストーリーは奥深く、まさかの裏切り者が続きます。また現世だけでなく、時空間を飛び越えて過去や天界、創世記まで舞台が広がる点も見所です。

さらにストーリーが進んでいくと、まろんの闇や稚空の闇も露わになっていきます。本作の最大の魅力は、女子高生の変身だけではなくて、現代女子の抱える闇の部分まで描き出す点でしょう。きっとあなたも、まろんに共感し憧れを抱いてしまうことでしょう。

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「遠まわしにプロポーズしてるんです、ぼく」『めぞん一刻』

高橋留美子による、全15巻の大人気作品です。

舞台は一刻館という古いアパート。住人の一人である五代裕作は浪人して大学受験に向けて勉強していました。一刻館という環境に不満をこぼし、何度も引っ越しを考えています。

著者
高橋 留美子
出版日
2007-04-27

そんなある日、新しいアパートの管理人として音無響子がやってきます。美人な響子を見て、五代はつい目を奪われるのでした。

アパートの管理人さんがきれいな女性、というのは男性なら何か期待したくなるようなシチュエーションですよね。しかも、響子の場合は未亡人。五代のことが気になりながらも、亡き夫への操を立て行動を起こせない響子がとても健気でいじらしい。作品のヒロインらしい可愛らしさを見せています。

本作品は何と言っても諦めない五代のアピローチが面白く、まんざらでも無い響子さんとの雰囲気にニヤニヤしてしまう作品。

「……好きでもないのにヤキモチ妬くことってあんのかな…」(『めぞん一刻』より引用)

五代は時にまっすぐすぎるほどにアプローチし、時に救いようの無いほど鈍感。もう、両思いだから早くくっついてよ!と何度もも焦らされてしまいます。

焦らされてるのに読むのを止められない、そこまではまりこんでキャラクターに魅了されてしまうのはやはり高橋留美子の技あり。ぜひ一度ハマると抜けられない、るーみっくワールドでキャラたちの言葉にしびれてみてください!

「ああ、もうあたしの一生は幸せばっかりしかないのだ、と」『最終兵器彼女』

高橋しんによる全7巻の人気作品です。

高校3年生のシュウジは、何かとどんくさい同級生・ちせと付き合っています。当初恋愛に慣れていない2人はすれ違いますが、その後ついに互いの心を打ち明けます。お互いの心臓の音を確かめるように寄り添うふたり。

著者
高橋 しん
出版日

しかし、ある日札幌が空襲を受けます。人々が逃げ惑う中シュウジが見たのは、背中に翼を生やし、腕を巨大な武器に変えた「最終兵器」ちせでした。ちせの心臓の音はもう人間とは異なり、聞こえません。世界が崩壊へと向かうと同時に、ちせの心も以前とは程遠いものに変化していきます。二人の愛が向かう先とは……。

物語の一話目、そしてあらすじの前半は一見ほのぼのとした純恋漫画のように思えます。ヒロインが自衛隊によって改造された兵器になるという発想は到底思いつかないことでしょう。

彼女を守ってあげたいのと思うシュウジと、彼の手の届かないところで戦うちせ。

彼女はシュウジより大きなものをその小さな背中ひとつで背負っており、彼女を愛しく思えば思うほど、シュウジの苦悩も深くなっていきます。

そんな滅びゆく世界の中で、数々の障害がありながらも、ふたりは愛を育んでいきます。
 

人を想う気持ち、そして日常の大切さを改めて感じさせてくれる作品です。

「君は出来ないんじゃない。出来ないと思い込んでいるだけ。」『H2O』

原因不明の病で目の見えない主人公・琢磨は、田舎の学校に転校してきます。そして、新しい環境で様々な少女と出会います。登校初日に道案内をしてくれた無愛想な小日向はやみ、ドジだが優しい学級委員の神楽ひなた、自身を時ノ音の精霊と名乗る謎の少女音羽。彼女たちと仲良くするにつれて、次第に琢磨の世界に光が指していきます。

著者
["枕", "すかぢ", "狗神 煌"]
出版日

男性が一度は夢見る、いわゆるハーレム系のストーリーですが、設定は少々影があります。母親を事故で亡くし、視力もない琢磨は、都会で随分傷ついてきました。しかし、この物語の舞台となる学校でも、田舎の風習によるいじめがありました。

目が見えないという個性をどう受け止めていくのか、琢磨の精神は成長できるのか、シリアスな物語軸にも注目です。

琢磨やはやみだけでなく、実はひなたもある秘密を抱えています。はやみのいじめについても罪悪感を覚え、自分の存在について葛藤してきているのです。

少年少女たちは道を拓けるのでしょうか。いじめ問題だけでなく、自身の心の檻からの脱却というテーマも垣間見れる読み応えのある作品です。

「『人を傷つけた』って記憶はこれからも現れ続けるんだ」『それでも僕は君が好き』

原作は徐誉庭、漫画は絵本奈央による全7巻の作品です。

法律事務所で働いている主人公の芹沢祐輔は、バイクで帰宅途中に見知った顔の女性を見かけます。女性に気を取られてよそ見運転をしてしまい交通事故にあってしまいます。女性の通報のおかげで病院に搬送された芹沢は、彼女は一体誰であったのか、過去の恋愛を遡ります。

著者
絵本 奈央
出版日
2014-04-17

この作品は過去を順々に遡っていくストーリーであり、その時々でヒロインが違います。登場するヒロインは全部で8人。それぞれの女性が悩み、芹沢も苦心し、最後に破局を迎えていきます。鬱系恋愛漫画に指す最後の光は一体誰なのか、最終巻まで一気読みしてしまうこと間違いなしの作品です。

彼女や気になっている女の子と喧嘩になり、自分の気持ちに正直になれず相手を傷つけてしまった、なんていう後悔を経験したことがある男性も多いのではないのでしょうか。芹沢もそんな男性の一人。

芹沢が中学時代に気になっていた、いつも一人ぼっちで図書室にいる「野ブタ」と呼ばれている女の子がいました。いつも一緒にいる友人たちとの衝突がきっかけで、芹沢は彼女にひどい暴言を吐いてしまいます。

それ以来関わりがなかったのですが、彼女に借りたままの小説を家で見つけたとき、その時のことを思い出すのです。

第1巻の見開きには「最後は泣くと知ってたら恋なんてしなかった。」というキャッチフレーズがあります。恋愛での苦い記憶やモヤモヤした気持ちが、丁寧に綴られた作品。少しの痛みを感じながら読み続けると、最後にはある光が射しています。ぜひ作品でお楽しみください。

いかがでしたか?名作と呼ばれる作品には、記憶にも心にも残るセリフがたくさんあります。今回ご紹介したものの他にもたくさんの名言があるので、ぜひ自分だけのお気に入りを探してみてくださいね。

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