例えば、夜寝ている時に見る夢。そして将来に対して抱く夢や目標といったもの。憧れや欲求。 「夢」という単語はいつしかたくさんの意味を連れ立ってむくむくと膨らみ、得体の知れないものとして時に目の前に立ちはだかるように感じることがあります。夢に破れたり叶えたり、夢を見る人、見ない人、いろんなタイプがあります。 その言葉のだだっ広さに、夢という単語を避けていた時代もあったのですが、私は小さい頃から、夢を見る人なんだと最近改めて思い出すことがありました。そして夜寝る時も夢をよくみるわたしです。
生活の為に働き時間が過ぎていく毎日に嫌気が差し、世界一周旅行に憧れる29歳工場勤務のナガセ。
- 著者
- 津村 記久子
- 出版日
- 2011-04-15
夢に出てくる、ピンクの壁のある場所……を夢見て旅に出る猫のハスカップ。夢に見た場所に辿り着いて現実との区別が付かなくなったハスカップ、最後は一体どうなるのでしょう。
- 著者
- 江國 香織
- 出版日
とても痛いお話でした。痛いところを突かれるお話。ここまで個人の領域に入ってこられるような感覚は、恥ずかしくなります。だけど物語なんですよね、不思議です。
- 著者
- 辻村 深月
- 出版日
- 2015-07-10
工業デザイナー、写真家、医者、美容師。ひょんなキッカケから、それぞれに夢を持った4人の男女が一緒に暮らすことになります。その様はまさにひとこと、青春、という感じです。
- 著者
- 宮本 輝
- 出版日
- 1998-11-30
2つの世界を交互に行き来するパラレルワールドな小説は、初めて読んだ時には不思議な感じがしました。少年カフカと老人ナカタさんの視点でまったく別のストーリーが交互に進んでいくのですが、カフカが時おり見る夢はこの物語の中ではとても重要なことなのですが、現実と夢の世界の境界もなんだか曖昧なところが素敵です。
- 著者
- 村上 春樹
- 出版日
- 2005-02-28
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。