閲覧注意!異常な犯罪者が登場するサイコスリラー小説3選

閲覧注意!異常な犯罪者が登場するサイコスリラー小説3選

更新:2021.11.30

どうも、わちゅ〜さんです。 2018年。みなさま今年もよろしくお願い致します。 今年は“戌年”ですね。我々Thinking Dogsも"犬"ということで、ビシバシ駆けずり回っていきます。 そんな我々ですが、来たる2018年3月14日(水)に6枚目のシングルをリリース! 表題曲「愛は奇跡じゃない」は、2018年1月からスタートするドラマ「モブサイコ100」の主題歌にも選んで頂いております。 大人気マンガの実写ドラマ化! ぜひ御覧くださいまし! 今回ご紹介する本は、“異常な犯罪者が登場するサイコスリラー小説”をテーマにピックアップ! サイコパス(=精神病質者)が引き起こす桁違いの恐怖。 身の毛もよだつ極悪非道な物語をとくとご堪能あれ!

ブックカルテ リンク

黒い家

著者
貴志 祐介
出版日

第4回日本ホラー小説大賞受賞作! 保険金殺人をテーマにした、とんでもなく恐ろしい物語です。私がこれまで読んできたホラー小説のなかでもズバ抜けて面白く、ハチャメチャに恐かった作品。お化けや怪物といった類のものは一切登場せず、人間そのものの恐ろしさで読者をビビらせてくれます。戦慄すること間違いなしの超ド級サスペンス!

生命保険会社に勤める主人公・若槻慎二(わかつきしんじ)は、保険金の査定業務を担当する査定主任。ある日、保険加入者である菰田重徳(こもだしげのり)からの電話を受け、自宅を訪問します。居間に通された若槻は、そこで菰田の息子・和也の首つり死体と遭遇。ほどなくして菰田から死亡保険金を請求されるものの、不審な点が多かったために保険金の支払いを保留することに。しかし、菰田のあまりに執拗な要求に疑念を抱いた若槻は、独自調査に乗り出します。それが身の毛もよだつ悪夢の始まりだとも知らずに……。


ケモノの城

著者
誉田 哲也
出版日
2017-05-11

規格外の恐ろしさ! こりゃかなりの問題作でございます。今作は、2002年に発覚した“北九州監禁殺人事件”をモデルとしたミステリー小説。平成史上最凶の犯罪として語られることの多いこの事件は、あまりの残虐さに報道規制がかけられたほど。そのため、細部まで知る者はあまりいなかったといいます。

どんな事件かというと、ある男が一家全員をマインドコントロールし、互いに殺し合いをさせるというもの。犯人自身は一切手を汚さずに、一家全員を抹殺してしまうんです。本書には、そんな極悪非道な事件を再現するかのような犯罪が描かれています。

紹介しといてなんですが、耐性のない方は絶対に読まない方がいいです。もはやイヤミスなんてレベルではありませんぞ! グロテスク系が平気な私でさえ、顔を歪ませながら読んでました。トラウマになるぐらい凄惨な内容ですが、作品自体の読みごたえはバツグン! ミステリー要素も相まってとても面白いんです。一度読めば間違いなく記憶に残ります。耐性のある方はぜひともチャレンジを!

ミザリー

著者
スティーヴン キング
出版日

モダンホラー小説の第一人者・スティーヴン・キングによる長編小説! 主人公は、ベストセラー作家のポール・シェルダン。ある日、不慮の事故で下半身不随になってしまった彼は、たまたま事故現場を通りかかった元看護師・アニー・ウィルクスに助けられます。しかし、ポールの熱狂的ファンでもあったアニーは、なんとそのままポールを監禁し「私のために作品を書け!」と脅迫。ここから、史上最悪の監禁地獄が幕を開けます。

このアニー・ウィルクスという女、完全にイカれております。まさに鬼畜の所業。よくもまあこんなができるなぁと。飴と鞭を巧みに使い分け、ポールをジワジワと追い込んでいきます。

とはいえ、もちろんポールだって黙っちゃいません。あの手この手を使って脱走を試みるのですが、なかなか成功せず……。しかも、逃げ出そうとしたことがバレる度にアニーから罰を受けるのですが、これがまた痛々しくて。うひゃー恐い恐い。果たしてポールは無事に逃げ出すことができるのでしょうか。結末やいかに……!

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    バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。

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