素敵な家で快適に暮らしてみたいと思ったことはありませんか?実は、ちょっとした工夫でセンスのよいコーディネートを実現することができるんです。今回は、それぞれの生活スタイルにあった10冊の本をご紹介していきます。
インテリア企業「アクタス」で働く社員123人の、お洒落な家の様子を紹介した一冊。パラパラとめくって眺めているだけで、インテリアコーディネートの参考書として楽しめる内容になっています。
- 著者
- 出版日
- 2012-10-31
まるで辞書のようにぶ厚い本。123人の123とおりの暮らしがフルカラーで解説されているのが特徴です。インテリア企業の社員たちの家だけあって、お洒落な家が多く、眺めているだけで夢が膨らむはず。
ソファやテーブルなどは、物自体が素敵なデザインでも、実際に家の中に置くとどのように馴染むのかは分かりづらいものです。家具のカタログからは得られない具体的なイメージを与えてくれるのが、本書の最大の魅力でしょう。実際の家の中にレイアウトされている様子を見ることができるので、読者の家具選びも役立つはずです。
またサンプルの数も123と多いので、必ずやお気に入りのコーディネートが見つかるでしょう。洗練されたお洒落なインテリアコーディネートを数多く見てみたい人におすすめです。
作者のMisaは、小さな2人の男の子を育てながら、北欧テイストのすっきりとした空間を保ち続ける秘密をSNSの「インスタグラム」で発信している女性です。
本書は、そんな素敵な暮らしのアイディアと、インスタ非公開のヒントを一冊にまとめたものです。
- 著者
- Misa
- 出版日
- 2016-08-23
2人の小さな男の子がいるなど、まったく信じられないようなすっきりとした室内。ひとつひとつの家具はシンプルで、デザインも洗練されています。
ここで紹介されているのはただおしゃれなだけでなく、普段の生活の動線を考えた収納や子どもが自分たちだけで片付けをできる仕組みなど、誰でも真似できるようなアイディアばかり。しかもそのどれもが空間にしっかり馴染んで存在しているのです。
北欧テイストのインテリア自体も素敵ですが、心豊かなMisaの生活もわってくるような一冊。シンプルだけど深みのある幸せな暮らしが透けて見えるようです。
読めばきっと、日々の生活のヒントを得られるはずですよ。
猫と一緒に心地よく暮らすためのインテリアのコツを、インテリアのプロへの取材から明らかにした一冊です。
猫の飼い方がわかる飼育書としても、コーディネートを学習するインテリア本としても楽しめるでしょう。
- 著者
- 朝日新聞出版
- 出版日
- 2017-04-07
猫と人間がどんな風に空間を共有して、心地よい生活を実現しているのかがしっかりと伝わる内容になっています。人間にとってはセンスがあっておしゃれで、加えて猫にとっては安心で遊び心がある、という2つの観点を共存させた、これまでにない新しい視点のインテリア本だといえるでしょう。
また、猫を飼育する際に気になる疑問を、キャットシッターに尋ねるコーナーも。「猫のために気をつけることは?」「日中仕事などで家を開けてしまっても猫は大丈夫?」など、飼い主の疑問をしっかりカバーしてくれていて、飼育書としても読みごたえたっぷりです。
シンプルでデザイン性のある暮らしが、猫の存在によってさらに心地よいものに変わります。猫に興味がある方も、インテリアコーディネートについて知りたい方も、どちらも楽しめる内容だといえるでしょう。
本書は、無理がなく暮らしやすい暮らしの工夫を、ライフスタイルの異なる14組の家族を例にして紹介したコーディネート本です。それぞれの家庭の飾らないのに豊かな空間が、あますことなく載っています。
- 著者
- 出版日
- 2017-04-29
「豊かな暮らし」とは何なのかということが、14組の家族をライフスタイルから感じることができるでしょう。インテリアだけでなく家の間取りも詳細に記されているので、見た目の感覚だけでなく、論理的にアプローチできるよになっています。
家を造った建築家の思いと、その家を住みやすくしていった住人の工夫がわかるようになっているのです。
ひとつひとつのインテリアが必要だからそこにあることがわかり、実際に住んでいる人が心地よく過ごせることが大切なのだとわかるでしょう。
また、写真がオールカラーなのもポイント。心まで豊かになる暮らしを垣間見ることができます。
ホームスタイルプロデューサーとして活躍するヘザー・ブラッキンの自宅を紹介した一冊。日本人作家の母親と、DIY好きのイギリス人の父親との住まいは、外国スタイルのさまざまな工夫にあふれています。
- 著者
- ヘザー ブラッキン
- 出版日
- 2016-11-14
壁にペンキを塗って家の雰囲気をガラリと変えたり、「無印用品」や「100円ショップ」の商品を上手に活用したり、果ては木の実や小石など拾ったものを使ったり……ほんの少しの工夫であっという間に外国風になってしまうので、まるでマジックを見ているような気持ちになるかもしれません。
紹介されているのは、家具のDIYなど大掛かりなものから、花の飾り方や本の収納方法などの小さなコーディネートまで大小さまざま。同じインテリアでも飾り方や見せ方でこんなにも大きく変わるものなのかと、驚くこと間違いなしです。思わず身の回りにあるものを手にとって、真似したくなってしまうはず。
また、外国スタイルにするヒントを索引できるのも、おすすめのポイント。ナチュラルでおしゃれな空間をちょっとの工夫と手間で作ってみたい人におすすめの一冊です。
インテリアのテイストにこだわらず、自由に自分らしさを表現した30家族の家づくりを紹介している一冊。オリジナリティーにあふれた実例が、たっぷり掲載されています。
- 著者
- 出版日
- 2014-12-19
本書を眺めていると、インテリアにこだわる家族もいれば、心地よさを最優先にしている家族もいて、「家」に求めているものをそれぞれの形で表現していることがわかります。彼らのこだわりが透けて見え、それが「らしさ」に繋がっているのが非常に魅力的です。
また、インテリア自体もその配置も洗練されたものばかりなので、これからコーディネートを考えている人は参考になるはず。人と同じじゃなく、自分のオリジナルのスタイルを追い求めてよいと背中を押してくれるので、本書で紹介されている家づくりを見つつ、自分「らしい」テイストを盛り込みたくなるでしょう。
本書は、「シンプルかつ豊かに暮らしている」ひとの暮らしぶりを紹介しながら、インテリア・着こなし・料理などさまざまな角度から素敵な生活を追求していく一冊です。
大判サイズなので雑誌のように眺めていても楽しいですし、真似をする際にも見やすい作りになっています。
- 著者
- 出版日
- 2015-07-07
「ミニマムライフ」「シンプルライフ」という言葉もありますが、本書を読むと、家にあるいらないものを処分してしまいたくなるでしょう。シンプルであるからこそ、落ち着いた心地よい空間になっていることが見てとれるからです。
ここから見えてくるのは、「取捨選択」することの大切さ。どれが自分の生活に必要なものなのか、何が自分の人生を豊かにしてくれるものなのか、判断しなければなりません。
思い切ってたくさん物を捨てたから心地よい生活ができるとは限らず、快適な暮らしのためにはノウハウやコツが必要なのです。本書からは、そんなシンプルライフに必要なポイントを学ぶことができるでしょう。
さらにその暮らしを保つ方法も紹介されているので、始めるだけでなく続けていくのにも役立ちます。シンプルな暮らしがどんなものなのか知りたい人、思い切って家の中を片付けたい人におすすめの一冊です。
インテリア用品のセレクトショップ「ザ・コンランショップ」を世界中で展開しているテレンス・コンランの作品。
シンプルで実用的なインテリアを選ぶコツやルールを、ポイントを押さえて分かりやすく解説してくれています。
- 著者
- テレンス・コンラン
- 出版日
- 2014-10-25
テレンス・コンランが教える「実用的」とは、具体的にどのようなことなのでしょうか?それは、自分の身体のサイズに合った椅子や、心地よい姿勢でいられるテーブルなどです。インテリアをコーディネートする際に、家具や部屋のデザイン性だけを重視していた人にとっては新しい気づきを与えてくれる視点でしょう。
そしてもうひとつ大切なことは、日々のちょっとしたことにどれだけ喜びを感じることができるか、ということ。触った時の心地よさや、窓から漏れる木漏れ日など、小さな幸せを感じることは時にデザイン性の高いインテリアを選ぶよりも大切だとしています。そのような幸せを、インテリアを通じて得ることができれば、よりよいですね。
そんなテレンス・コンランの部屋は、シンプルながらどこか洗練されていて個性的。それは家具に個性を求めるのではなく、そこに暮らす人の個性を大事にするように選ばれたインテリアだからではないでしょうか。本書を読めば、家具選びの視点が変わるかもしれません。
古き良きものを長くスタイリッシュに使っていく……そんなスタイルのことを「フレンチ・シャビー」と呼びます。
シャビーとはフランス語で「みすぼらしい」という意味ですが、「フレンチ・シャビー」は「みすぼらしい」と聞いて思い浮かべるイメージを180度変えてくれるような、高いファッション性にあふれているのです。
- 著者
- 鈴木ひろこ
- 出版日
- 2011-11-07
シャビースタイルに必須のアイテム、シャビーな家具の演出方法、シャビーを生かしたデザイン性の創作……と、基礎から応用まで徹底的に解説されています。実例写真が豊富なので、初心者の方でも簡単にイメージを膨らますことができるでしょう。
また本書からは、古いものを修理したりアレンジしたりする楽しさが伝わってきます。「フレンチ・シャビー」の面白いところは、古いものは使えば使うほど味が出ること、そして修理をすればいつまでも自己流の心地よさを実現できるところなのです。
「レトロカジュアル」「ノスタルジック」「ポエティックナチュラル」などさまざまなジャンルがありますが、本書はそのすべてをカバーしているので、自分好みの「レンチ・シャビーコーディネート」がきっと見つかるでしょう。
こちらも「フレンチ・シャビー」のプロセスが載っている本ですが、さらにそこに添える植物などのカスタマイズを紹介した一冊です。
- 著者
- 吉村みゆき
- 出版日
- 2014-10-06
紹介されている「フレンチ・シャビー」は渋いデザインのものが多く、大人の落ち着いた雰囲気です。しかし渋いなかにも甘さがあり、クールななかにも優しさがあるという絶妙なバランスで深みを演出しています。
そこに植物や生物を取り入れて、コーディネートを完成させていくのです。
大判の本なので写真が見やすく、シャービックな空間がつくりあげる世界観に思いっきり浸れるはず。ページをめくる手が止まらなくなってしまう一冊です。
いかがでしたでしょうか?今回はおすすめのインテリアコーディネート本を10冊ご紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございます。