多分僕のおもしろに一番影響を与えている漫画

ガクです。こんにちわ。

真空ジェシカのガクです。

ありがたい事に好きな漫画について書かせてもらう機会を頂きました。

 

僕はたまにメディアでエロ漫画が好きだという話をしたり、エロ漫画好きの芸人とエロ漫画トークライブをやっていた事がきっかけでエロ漫画雑誌でコラムを書かせてもらっていたりします。

ただ、エロだけが好きなわけではないんです。

小さい頃から漫画自体すごく好きなので、こういったお仕事をさせて頂けるのはとても嬉しいです。

 

今回このお仕事のオファーを頂いた時「あえてガクさんが健全な漫画について書くっていうのはどうですか!?」と言われました。

「ガクがエロじゃない漫画について述べる事に引きがある」と思われるほど僕にエロのイメージがついているのかと反省しました。

 

そんなにエロの話ばっかりしていた覚えはないんですが、エロ漫画くらいしか引っ掛かりのある趣味がなかった僕にも問題はあります。

なので、これを機に健全な漫画も好きだし、健全な事も言えるよという事を示していきたいです。

健全な漫画の事を、わざわざ「健全な」と言わなくて済むようになるのがゴールです。

 

この岳漫読では、僕が好きな漫画や影響を受けた漫画と、その漫画を読んでいた時期の事について書いていきます。

よろしくお願いします。

 

 

最初に紹介させて頂くのは『世紀末リーダー伝たけし!』です。

なぜこの漫画を一発目に選んだかというと、最高の漫画だから。

小学生の頃に読んでいたジャンプに載っていて、通っていた塾でめちゃくちゃ流行っていました。

多分僕のおもしろに一番影響を与えている漫画だと思います。

著者
島袋 光年
出版日

 

どんな漫画かを簡単に説明すると、主人公は「たけし」という小学生でリーダー的存在です。

「何のリーダー?」と思うけど、そういう事じゃないです。すごく野暮な質問です。どのくらい野暮かというと、120デシベルくらい。

「りぃぃぃだぁぁぁ」という産声を上げながら産まれたリーダー的存在のたけしという少年が、転校してきたポッポ小学校で巻き起こる意味がわからない日常を描いたギャグ漫画。

7割はギャグだけど、たまに感動する回があったり突然バトル編に入って異世界で強い敵と戦ったりします。

 

感動する話はめちゃくちゃ感動するし、バトル編もめちゃくちゃ熱いんだけど、たけしが発する言葉はほぼ全部ボケです。

しかもとにかくしょうもないボケばっかり。

 

先ほど書いた「〜デシベル」はたけしの代表的なボケの手法の一つです。

「〜デシリットル」「〜ヘクトパスカル」とか単位ボケや数字ボケがめちゃくちゃ出てくるし、突拍子もないし筋が通ってなかったりもします。

でもしょうもなさすぎてめちゃ笑ってしまいます。

僕が好きな回は、「足マン」という宇宙人がやってくる回。

足マンは顔から大きい足が生えた宇宙人。

モンスターファーム2のネンドロの手の部分が足になったような見た目です。ネンドロが伝わらなかったら僕にはもう伝える術はありません。参った。

 

化け物のような見た目をした足マンを確保するために警察の特殊部隊が取り囲むんですが、一緒にいたたけしも化け物のような見た目をしていたので攻撃されてしまいます。

そこでたけしは「リーダー汗!」と言って全身から汗を吹き出して、警察が撃った銃弾を滑らせて回避します。

その後たけしは「これぞ奥義”リーダーダイエット”!!!」と言うのです。

 

汗で銃弾を滑らせられるのも変だし、数コマ後には必殺技の名前が変わってるし、そもそも勘違いで人間の小学生に銃を乱射してしまう警察も良い訳がありません。

すごい勢いで変な事が起きていくので小学生の僕は爆裂に笑いながら読んでいました。

その後の足マンが未来を読む回もとてもくだらないので是非読んで欲しいです。

 

そして、たけしには様々なクラスメイトが登場します。

金持ちの「社長の息子」、そんなに強くないのにやたらとマウントを取ろうとしてくるボス的存在「ゴン蔵」、”ロンドンブーツって152号までいるんだぜ“とか”ドリカムってホントは「ドリフ・カムバック」の略なんだぜ”とか嘘ばかり付く男「キムモー」など。

 

そういう変なクラスメイトって、小学生の時は絶対何人かは居たと思うし、なんなら自分がそうだった可能性だってある。

 

僕もそういう風に見られていたような気がします。

小学生の頃、運動がめちゃくちゃ苦手な僕は、休み時間や放課後の野球に混ざれなくて花壇に座ってみんなのプレイを見ているだけでした。

けど人気者になりたくて、学校に自分ぐらいのサイズのデカい犬のぬいぐるみを持ち込んで、花壇で圧倒的な世界観を出しながら野球観戦をしたりしてました。

変な注目の集め方をしようとしてくる奴だと思われてたと思います。

 

あと、小学生の頃は幼いながらに変な尖り方をしていた事もありました。

動物のぬいぐるみが好きで、ベッドにぬいぐるみをたくさん置いて寝ていた時期がありました。

そして、本当はぬいぐるみと会話をする楽しみ方をしたかったと思うんですが、なんかそれはベタだし可愛こぶってる感じがするな、と言う気持ちがありました。

なのでぬいぐるみに囲まれているのにあえてぬいぐるみとは喋らず、敷布団、掛け布団、枕に人格を与えて寝具たちと会話していました。

 

僕の小学生時代は、尖り方拗らせ世界観ボーイだったのです。

けど、誰しも幼いが故の恥ずかしい時代はあったと思います。

 

そんなことを思い出しながらでも、全然思い出しながらじゃなくてもいいので是非たけしを読んでみて欲しいです。

最後の方は凶悪殺人犯と戦ったりして、小学生という設定は完全に忘れてしまいます。

 

 


 

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