新緑が眩しい季節となりました。皆さんいかがお過ごしですか? ずっと読みかった本を手に取ったときのワクワク感が、大好きなんです。あと、素敵な本に出会えたときのドキドキする感じ。 本って素敵だなって、最近あらためて感じます。 自分だけじゃ味わえない感情だったり、シチュエーションだったりを味わえることはもちろん。 素敵な言葉に出会えたりするから。 私が今一番大切にしている言葉は、学校の教科書から学びました。 出会いっていつ訪れるかわからない。何においても。 さて今回は、素敵な言葉に出会える本をご紹介しますね。
- 著者
- 望月竜馬
- 出版日
- 2016-12-15
夏目漱石が「I Love You」を「月が綺麗ですね」と訳したのは、有名な話。
この本はタイトル通り、いろいろな作家の「I Love You」を1冊の本にしたものです。
「I Love You」という一つの言葉に、こんなにも深い意味が込められていて、情景が浮かんで、切なくなったり、温かい気持ちになったり。
恋愛小説とはまた違ったドキドキ感が、読み終わった後にありました。
日本語って奥が深いですよね。
自分だったらなんて訳すんだろう。その人の経験だったり、年齢だったり、いろいろなもので変わってくるんでしょうね。正解なんてなくて、でも全て正解で。皆さんも考えてみてはいかがですか?
- 著者
- 有川 浩
- 出版日
- 2009-06-27
共通の話題でネット上で知り合った2人。
実際に会おうと持ちかける男性と、頑なに拒む女性。それには、深い理由があったのです。そんな2人の、不器用な恋愛小説です。
一概に恋愛小説といえない、問題提起といいますが、少し考えさせられるような話でした。
ですが、不器用で素直な2人。
思ったことをそのままぶつけるから、ヒヤヒヤしたり、もどかしくなったり。
そしてなにより、2人の選ぶ言葉たちがとても綺麗。
私も、こんな綺麗な言葉を紡げるようになりたい。
比較的短いお話ですが、その中にギュッといろいろなものが詰め込まれていて、すごく素敵なお話だと思います。老若男女問わず、たくさんの方に読んで頂きたいです。
本とアイドル
アイドルが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、詩集に写真集に絵本。幅広い本と出会えます。インタビューも。