はあちゅうのおすすめ本5選!結婚でも話題の、炎上上等ブロガー兼作家!

更新:2021.11.15

ブロガー兼作家の「はあちゅう」。彼女の言動はたびたび炎上し、激しく賛否両論を巻き起こしています。神のように崇めるファンも多くいれば、反発するアンチも多数。2018年はAV男優のしみけんと事実婚を発表したことでも話題になりました。結局は多くの人を惹きつけているはあちゅうの魅力とは何なのでしょうか。この記事では、彼女が手掛けた作品のなかから特におすすめな5冊の本をご紹介していきます。

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はあちゅうとは

 

1986年生まれ、神奈川県出身のブロガー兼作家です。彼女がブログをはじめたのは慶應義塾大学に通っている時。企業から資金を募り、タダで世界一周の卒業旅行をするなどして注目を集めました。

卒業後は電通に入社し、コピーライターとして勤務。退社後はウェブサイトメディアの編集や動画のプロモーションなどをおこない、2014年からフリーとして執筆活動を開始します。

そんな彼女の発言は反発を受けることも多く、時には「日本一の炎上ブロガー」と呼ばれることも。

たとえば電通時代の先輩の発言「CMは偏差値40の人にも理解できるものじゃなきゃダメ。この会社にいる時点で普通ではないと自覚しろ。世間にはおそるべき量のおそるべきバカがいる。そしてそれが日本の『普通の人』だ」を紹介し、1番役に立っている教えのひとつと言ったところ大炎上しました。

彼女の発言は的が外れているわけではありませんが、選ぶ言葉や態度などによって多くの反発を受けてしまっていることも事実です。しかしはあちゅうは、「言いたいことをぼかして書いて、嘘の自分でメディアに出る意味はない」という強い意志を持ち、炎上にも屈せず活動を続けています。

はあちゅうの感性が光る代表的な一冊

 

「自分の半径5メートル圏内の世界を充実させていくことが大事」という彼女の発言をきっかけにTwitterを中心に話題となった「半径5メートル論」。

本書は、そんな流行を作り出したはあちゅうが、なりたい自分を手に入れる方法を指南してくれる作品です。

著者
はあちゅう
出版日
2016-06-15

 

「もし失敗しても次の仕事(未来の自分)で上書きすればいい」
「今を変えられる力のない人が、未来を変えられるわけがない」(『半径5メートルの野望 完全版』より引用)

本書には、批判や逆境を受け止めて跳ね返し、さらにそれらを踏み台にどんどん上へ向かおうとするはあちゅうの強さを感じられる言葉で溢れています。その一方で、

「私は私の悪口を世界中で1番目にしていると思います。自分の悪口を見ていて、いい気分になるわけがありません。悔しいし、本当は言い返したいです。『この人何もわかっていないくせに、勝手なこと言って』と思います」(『半径5メートルの野望 完全版』より引用)

と人間らしい弱さが垣間見れるところも魅力ではないでしょうか。ありのままの姿を見せることで、彼女の前向きな発言にも説得力が加わります。なりたい自分になるために、前に進み続けるはあちゅうの言葉に触れてみてください。

はあちゅうの自己啓発書としても読める小説

 

主人公は、毎日を鬱々と過ごしているOLの奈緒。会社を休んでしまったある日、カウンセリングに行った先で人気モデルの中条ヒカリと出会い、彼女の生活が少しずつ彩りを取り戻していきます。

自分の人生を変えたいと思っている人に向けた、応援歌のような小説です。

著者
はあちゅう
出版日
2016-04-30

 

主人公の奈緒は、仕事に一生懸命な普通のOL。しかし頑張っているのになぜか毎日がうまくいかないと、悩んでいます。彼女は本当にどこにでもいるようなキャラクターゆえ、読者も勝手に自己投影がしやすくなっています。

そんな奈緒に対し、ヒカリは容赦のない質問を投げかけてくるのです。とまどいながらもその問いに真剣に鍛えていくうちに、不安の正体と、生活を変えるカギが見えてきます。

ストーリー自体はシンプル。奈緒の成長物語であり、人生のヒントを与えてくれる啓発本としても読むことができます。ヒカリの言葉は実践したいアドバイスも多いので、奈緒と一緒に読者の悩みも解決の糸口を見つけてくれる作品です。

はあちゅう初の短編小説集!

 

香港、パナマ、ボリビアなどの世界各国を舞台にくり広げられる、友達とも恋人ともいえない曖昧な人間関係を描いた作品集です。

「彼が見ている虚構の世界も、今自分がいる現実世界も、そんなに変わらない気がする。今私が見ている世界は、私が作り上げた私の世界なのだし、彼が見ていた世界は、彼の頭の中に確かにあった世界だ。薄い膜を隔てて、きっとどちらの世界も隣同士に存在しているんだろう」(『通りすがりのあなた』より引用)

著者
はあちゅう
出版日
2017-09-27

 

全部で7つの物語が収録されています。はあちゅうの実体験がもとになっているそうで、劇的なオチがあるわけではないですが、やけにリアル。読後に心地よい余韻を残してくれる終わり方で、読者に自分の体験と重ね合わせる余地を与えてくれています。

「恋人」や「友達」という明確な言葉では言い表せない、通りすがの人。でもそれぞれの主人公にとって間違いなく大切な人で、彼らとの出会いや関係が自身を構築しているのです。

揺れ動き、定義できない人間関係と異文化交流を絡めた作品集。ひとつひとつの物語は短くさらっと読めるので、普段あまり小説を読まない人にもおすすめです。

週末旅行でリフレッシュ

 

週末の2日間を利用してサクッと実現できる、国内旅行のプランを紹介する作品。

たとえば京都の「次の恋に備える旅」や、福岡の「はしご酒してみる旅」、山形の「世界一のクラゲを見に行く旅」など、はあちゅうのセンスが光るテーマがそれぞれに考えられています。

著者
はあちゅう
出版日
2018-02-15

 

「旅」というと、ついあれもこれもと予定をたくさん詰め込んでしまいがち。リフレッシュをしようと思っていたのに、逆に疲れてしまうことも多いでしょう。

しかし本書で紹介している旅は、あくまでも週末を楽しく過ごすためのもの。日曜日の午後には家に戻り、翌日の仕事に備えて現実に戻る時間も考えプランが練られています。

目的をシンプルにし、不要なことは潔く捨てることで、余裕がありなおかつ心に残る素敵な旅を実現できるのです。

「私たちは、日常の中で大切なことを先延ばししてしまうことに、慣れすぎていると思います」(『1泊2日で憧れを叶える! サク旅 〜国内編〜』より引用)

本書を読んでいると、時間がないことを言い訳にして人生を楽しむことを諦めてはいけないということに気づきます。限られたなかで少しでも内容の濃い時間を過ごしたい方におすすめの一冊です。

はあちゅうが教える食事デートマニュアル

 

大人になると、異性とのデートの大半は食事ではないでしょうか。そこでいかに楽しい時間を過ごせるか、お互いが気持ちよく食事を食べられるか、さらに関係を進展させられるかは重要なポイントです。

本書は、食事デートを成功させるための指南書。はあちゅうの伝えたいことがシンプルに語られているので、気負わずリラックスして読むことができるでしょう。

著者
はあちゅう
出版日
2018-02-07

 

本書の特徴は、食事デートのポイントやテクニックを男性と女性双方の目線で記していること。異性の意外な目線や心理を解読することができます。特に、いつも食事には誘われるのに次に進めない、という人にはうってつけ。原因が解明されるかもしれません。

時おり盛り込まれるはあちゅうの毒も、おもしろみを加えています。彼女のストレートな物言いは、恋愛に迷える読者の不安を取り除いてくれるでしょう。

気になる人がいる人、今度の食事デートで絶対にチャンスをものにしたい人におすすめ。また実はデートだけでなく、仕事相手との会食などにも応用でき、社会人としてワンランク上の振る舞いを知ることができるでしょう。

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