漫画『進撃の巨人』アニメ第3期の内容を大胆考察!【ネタバレ注意】

更新:2021.11.25

2009年に連載が開始されて以降、講談社漫画賞の受賞、テレビアニメ化を始め実写映画化、ノベル化、ゲーム化など幅広いメディア展開がされるなど、高い人気を誇るダークファンタジー漫画『進撃の巨人』。 2018年夏に新たにテレビアニメ3期が放送開始されることが発表され、今から期待を寄せる方も多いのではないでしょうか?今回は、アニメ1期2期を経て、3期がどんな内容になるのか予想してみたいと思います。 

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まずは、『進撃の巨人』アニメ第2期までのあらすじをネタバレ紹介!漫画では12巻まで!

『進撃の巨人』は、「月刊少年マガジン」で連載中の大人気漫画で、単行本もすでに25巻(2018年7月現在)が発売。2015年には実写映画化もされました。人間を捕食する巨人の存在する世界を舞台に、主人公のエレンが幼馴染のアルミンやミカサと共に巨人と戦う姿を描いたダークファンタジー漫画です。

巨人の脅威から逃れるための城郭都市「ウォール・マリア」で家族や幼馴染と共に暮らしていた少年・エレンは、都市に侵入した巨人によって家族も夢も奪われ、巨人と戦うために兵団に入団しました。その後、調査団の兵士となったエレンは、戦いの中で自らも巨人となりながら、絶望したり希望を見出したりしながら巨人の真実へと近付いていくことになります。

主人公のエレンやヒロインのミカサを始め、リヴァイやエルヴィン、調査兵団の隊長達など魅力あるキャラクターが登場するのはもちろん、巨人のほうにも、女型の巨人や鎧の巨人といった様々な姿形、能力を持った者が登場し、物語を盛り上げています。そしてそれらはただの変わり種というだけではなく、物語に大きく関わってくる大事な要素でもあるのです。

アニメ1期、2期は、単行本でいうと12巻までの内容でした。母親や恩人の仇でもある巨人が、エレンの指示によって動いた他の巨人によって捕食させられたという展開は、今後の物語にも深く関わってくる要素のようです。人気も内容も破壊力抜群の『進撃の巨人』。アニメ3期の内容にも期待は高まるばかりですね。

『進撃の巨人』アニメ第3期の内容を大胆予想!何巻まで?

著者
諫山 創
出版日
2014-04-09

 

アニメ1期2期は、単行本の12巻までが放送されました。3期は2クールに渡って放送されるので、13巻から22巻くらいまでの内容が描かれるのではないかと予想されます。

内容的には、閉鎖的なフリッツ王政がエルヴィン率いる兵団のクーデーターにより崩壊させられるところから、エレンの生い立ちの秘密、ヒストリア新女王の擁立、そしてエレンの父親であるグリシャの記憶から明かされる、かつて「9つの巨人」が大陸を支配していた頃からの歴史を経て、エレン達が新たな地へと旅立っていくところまでです。

中でも、巨人を含めた世界の真実が語られる21巻から22巻は、23巻からの新たな展開を理解するのにも重要な部分なので、アニメ1期2期を見ていない方、アニメが始まる前に原作をチェックしたい方は、まずは22巻くらいまでをチェックしておくと良いかもしれません。

 

クリスタの正体!知られざる過去とは?【ネタバレ注意】

エレン達と同じ第104期訓練兵団を卒業した少女であるクリスタ。当初はクリスタ・レンズと名乗っていましたが、後にそれは偽名で、本当の名前はヒストリア・レイスであることが分かりました。

レイス家は、そもそもはフリッツ家と名乗っていた王家の血筋であり、壁内の世界での最高権力者です。表向きには仮の王を立て身を潜めていましたが、その力は絶対的なものであり、影から世界を支配している存在です。

クリスタの父はロッド・レイスという最高権力者ですが、彼女は妾の子供だったために母と共に家を離れて暮らしていましたが、後に正統な王位継承権を持つことを知らされます。3期でアニメ化が予想される王政編、そしてヒストリア編での彼女の立ち位置はとても重要になってくるので、ぜひクリスタのことは覚えておいてください。

中央第一憲兵団との戦い!【ネタバレ注意】

憲兵団は、壁内で治安を守ったり王家を守ったりする組織のことです。中でも中央第一憲兵団は王政直轄の兵団であり、「王都の憲兵」と呼ばれることも。表向きは王都の治安維持などですが、裏では様々な隠ぺい工作、情報操作、さらには暗殺も行っています。

さらに中央第一憲兵団の中には、対人戦闘に優れた「対人立体機動部隊」というのがあり、その隊長がケニー・アッカーマンという男です。王政の打倒編では、かつて「切り裂きケニー」と呼ばれた殺人鬼だったケニー率いる中央第一憲兵団と、クリスタ(ヒストリア)を新女王にしようとしているエルヴィンや、その副官ハンジとの戦いが描かれます。

ケニー達はエルヴィン達を出し抜き要人を殺したり、エレンやクリスタを拉致したり、さすがの兵団も窮地に立たされてしまうことも多いのです。巨人との戦いとは違う、ヒリヒリするような中央憲兵第一団と兵団の戦いを楽しむことができるでしょう。

エレンの過去!父・グリシャの記憶【ネタバレ注意】

第3期アニメ作品で登場が予想されるグリシャの手記。グリシャ・イエーガーはエレンの父親で、1巻から登場しているキャラクターの中では最も謎めいた人物でした。グリシャの記憶を感じ取るようになったエレンは、かつて巨人を巡りこの世界で何が起きたのかを知っていくことになります。

かつて、「9つの巨人」の力を持ったエルディア帝国は大陸を支配していました。しかし帝国が滅亡した後も巨人の力を巡る戦いは続きます。巨人の真実、そして戦いに身を置くグリシャがウォール・マリアに潜伏するに至った理由などが語られる中で、エレンはかつて自分が訓練兵だった頃の教官キースが、かつての調査兵団団長であることを知ります。

これまでの様々な謎や伏線が回収されるストーリーの中でも重要な話になってくるのはもちろん内容にも引きこまれるものがあるので、アニメ化が期待されますね!

 


『進撃の巨人』の中で張られている伏線の数々を紹介する<漫画『進撃の巨人』最新121話までの伏線をネタバレ考察!>の記事もおすすめです。気になる方はぜひご覧ください。

新女王ヒストリア誕生!どう変わる?【ネタバレ注意】

兵団のクーデターによってフリッツ王政が倒れ、新たにクリスタ、すなわちヒストリア・レイスが女王となった政権。新しい政権は、かつて、フリッツ王政が情報を秘匿していたために発展しなかった産業や対巨人の設備なども、情報を広く開放することで発展させていきました。

中でもヒストリアが力を入れたのは、孤児や困窮者の救済活動。そのためヒストリアは「牛飼いの女神様」と呼ばれるようになり、多くの民衆から慕われていくようになります。

これまで数々の脅威にされされ、恐怖の中で生きてきた人々に活気が戻り、また未来に希望が持てるようになっていく様は、激しいアクションバトルやミステリアスなストーリーとは違う魅力があります。序盤から登場するキャラクターであるヒストリアの成長ぶりに感動する方も多いかもしれません。

そして『進撃の巨人』の物語は島外へと向かう!

著者
諫山 創
出版日
2017-04-07

本作は表紙ですらも伏線になっていることで有名ですが、アニメ3期の結末になるであろう内容が収録されている22巻の表紙は海にいるエレンたちの姿です。

今まで彼らは壁内に閉じ込められ、巨人の侵攻によってどんどんその中へ中へと追い込まれていきました。

しかし、22巻では、海が登場。

つまり、彼らは壁外への脱出に成功したのです!しかし、それは新たな戦争の幕開けとなるのでした……。

さて、おそらくここまでが『進撃の巨人』アニメ第3期の内容となりますが、漫画ではどこまで進んでいるのか、そもそも物語が長尺すぎて今まで何があったのか忘れた、などという方は以下の記事もどうぞ!

漫画『進撃の巨人』最新107話までの伏線をネタバレ考察!今アプリで無料!
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/2198


いかがでしたか? 2009年に連載が始まって以来、人気の衰えることのない『進撃の巨人』。今回の内容は予想なので、放送が開始するまでぜひ原作も読み返しながらどこがアニメ化されるのか予想して楽しんでみてはいかがでしょうか?

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