こぶしファクトリー広瀬彩海が夏休みの読書感想文用に選んだ本

こぶしファクトリー広瀬彩海が夏休みの読書感想文用に選んだ本

更新:2018.7.26 作成:2018.7.26

こぶしファクトリーの広瀬彩海です。連載、少し間が空いてしまいすみません。 さて、本格的な猛暑が続いていますが熱中症など大丈夫でしょうか? 今回は、夏休みに突入ということで、読書感想文におすすめしたい本をご紹介します。 私が実際に読書感想文を書いた3冊になっているので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。 小中学生向けの本ですが、大人の方にもぜひ読んでいただきたい、学びの多いものを紹介していきますので ぜひ最後までお付き合いください。 ちなみに余談ですが、ベタではあるのですが読書感想文は書き出しを印象的なセリフにするとインパクトがあって惹き込まれやすいので、毎年そうしていました。

広瀬彩海プロフィール画像
こぶしファクトリー
広瀬彩海
1999年8月4日生まれ。神奈川県出身。2015年1月2日、こぶしファクトリー結成。その後、リーダーに任命され、9月にはシングル「ドスコイ!ケンキョにダイタン/ラーメン大好き小泉さんの唄/念には念(念入り Ver.)」でメジャーデビュー。同年「日本レコード大賞最優秀新人賞」を受賞。2019年10月2日にアルバム『辛夷第二幕』をリリース。2020年3月30日、東京ドームシティホールでのコンサートをもってグループ活動を終了する。 http://www.helloproject.com/kobushifactory/
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ハッピーバースデー 命かがやく瞬間

著者
["青木 和雄", "加藤 美紀"]
出版日
2003-12-01

小学二年生のときに、図書室にあるのをみつけて初めて読みました。小学二年生のときにはすでに私自身、小説が大好きで、児童書というものを大人に近づきたい一心で遠ざけていたことを、この本に出会い後悔したのを鮮明に覚えています。

家族の物語で、家族とトラブルなど起こしたことがなかった私からすると未知の世界でした。初めて、「私の家庭は幸せなのかもしれない、この環境が当たり前ではないのかもしれない」と子どもながらに思いました。

日本が贅沢な国だということは、幼い頃から両親に教えてもらい頭ではなんとなく理解をしていましたが……。金銭面や生まれ育っている環境がどれだけ良くても、そこに愛がなければ幸せは手にできないこと、不自由なく暮らせればそれでいいわけではないことに気付かされました。

そして、この物語は誰が100%悪いとか、誰が一番可哀想かなんて一概に言いきれないところも、心に響きます。

ぜひ、家族みんなで一度読んでみてほしい作品です。携帯などのコミュニケーションツールが発達している今だからこそ、家族みんなで話す時間も必要なのかなと思います。

そのきっかけが一冊の本だったら、私の言葉だったら……さらに幸せです。

エルマーのぼうけん

著者
ルース・スタイルス・ガネット
出版日
1963-07-15

私が幼稚園生の頃に大好きだった本です。幼稚園の頃は、まだ小学一、二年で習うような漢字程度しか読めなかったので、ひらがなが多くて、読みやすくて大好きでした。たまに挟んである挿絵も可愛くてワクワクするものです。

エルマーという少年の冒険物語なのですが、エルマーが9歳の設定だということもあって、「小学三年生になったらこんな素敵なかっこいいお姉さんになれるのかなー!!!」とあこがれの気持ちを持って読んでいました。

気づいたら、エルマーの倍の年齢になっていました。そんな素敵なお姉さんになれているのかはわかりませんが……。今でもたまに読むとワクワクしてしまう物語です。

二十四の瞳

著者
壺井 栄
出版日
2007-06-23

小学五年生のときに読書感想文を一度書きましたが、中学二年生のときに、小学生で感じた気持ちとまったく違う捉え方になっていて、どうしても書き直したくなって小学五年生の自分と比較をしながら感想文を書いたら原稿用紙6枚半書いてしまい、先生に発表までにもう少し削りなさいと言われた思い出があります。

小学五年生の読解力が皆無に近い自分は戦争という部分に焦点を当てがちでした。戦争がない今は幸せだとか、世界が平和になってほしいとか。もちろんとても大切なことだし、戦争を経験したことのない私たちの世代は忘れてはいけないことだと思います。

でもきっと、著者の壺井栄さんはそんなことはあまり重視していないのです。それは当人にしか分からないことではありますが、中学二年生の私にはそう写りました。なぜなら、「戦争でこんなことがあった」「戦争はこんな残虐なものだ」という直接的な描写はほとんどないからです。

私生活や学校でのやり取りなど、最初はキラキラしていて幸せで満ち溢れているのです。そのほほえましさが戦争の恐ろしさとうまく対比になって後半の悲しさや苦しみがさらに濃く写るように感じます。

戦死した人が名誉だと感じる世界は幸せだったのか、その時代を懸命に生きた人々はどんな気持ちだったのか、そんなことを考えさせたいように感じました。

私たちには一生分かり得ないことではありますが、その時代の出来事だけに焦点を当て自分たちは同じことを繰り返さないと考えるだけではなく、当時の人々の思いに寄り添い、考え、現代に活かすことが出来たら、もうひとつのあたたかい世界が見えてくるのではないかと感じました。

ごく普通の10代の想いに過ぎないので、聞き流す程度でいて頂けたらと思いますが、この本は私に大きなきっかけをくれた小説です。

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