数多くの著作を発表し、悩める多くの人々を応援し続けている千田琢哉。自分の生き方にふと不安を感じてしまった時に彼の作品を読むと、名言がじわじわと心に染み渡ります。この記事では、数多く存在する彼の著作のなかから特におすすめの5作をご紹介していきましょう。
愛知県出身、岐阜県育ちの著述家、千田琢哉。東北大学の教育学部を卒業後、保険会社や経営コンサルティング会社に勤めました。独立した後はそれらの経験をもとに、人生論やビジネス論などをまとめた書籍を数多く発表しています。
また、大学時代にボディビル部でパワーリフティングに没頭した経験を活かして筋トレに関する本を出版したり、1万人以上のビジネスマンと退団した経験をまとめるなど、精力的に活動しています。
「死ぬまでに1000冊の本を出す」と公言していて、これからの動向にも注目が集まっている人物です。
職場では基本的にひとりで過ごし、友達と呼べる人も少なく休日もひとり。
でもそれは決して寂しいわけではありません。「ひとりでいると寂しい」という固定観念を変えてくれる作品です。
- 著者
- 千田 琢哉
- 出版日
- 2017-10-12
本作では、「孤独」が人生や仕事にもたらす影響を千田琢哉独自の視点から考察。マイナスだと思っていたことが、まるでオセロをしているかのようにどんどんプラスに変わっていく驚きが詰まった内容になっています。
千田の言葉は、綺麗事を並べているだけではありません。時には厳しいことも言うからこそ、「孤独」だと感じている人の心に刺さり、その不安を取り除いてくれるのでしょう。
「孤独」になると「本物」が見えるという千田琢哉。彼の孤独論が新しい気づきを与えてくれます。
「桃太郎」「赤ずきん」「白雪姫」など、誰もが知っている童話を千田琢哉が解釈し、人生論や仕事論と織り交ぜながら解説した一冊です。
時代を超えて語り継がれる物語になる理由は、そこに本質があるから。子どものためのものとあなどるなかれ、大人もつい納得してしまう世界の見方を堪能してください。
- 著者
- 千田琢哉
- 出版日
- 2013-02-20
不自然なくらいハッピーエンドで終わる物語や、教訓じみていて現実とはかけ離れている物語など、童話はあくまでも「空想上のもの」だと考えられていました。本書では、そんな童話から現実世界に応用できるヒントを切り取っています。
「うさぎとかめ」の勝者は最初から決まっていた、「マッチ売りの少女」の少女がマッチを擦った本当の意味とはなど、意外性と名言があふれる読みごたえのある内容。またスカイエマが手掛けた動きのあるイラストも魅力的です。
童話の懐かしさと千田琢哉の解釈の新しさが面白い、新感覚の一冊です。
秀才だから仕事ができる、バカだから仕事ができない……世の中はそんなに単純ではありません。
本書は、「できない秀才」と「できるバカ」の違いを、行動力や仕事術、人脈術などの観点から解説した一冊です。
- 著者
- 千田 琢哉
- 出版日
- 2015-09-01
「”ちょっとバカ”を演じるのはバカではできない。周囲よりも遥かに勉強し、経験を積んでおかなければ本当のバカになってしまう。”ちょっとバカ”を演じるためには、圧倒的な実力がなければならないのだ。」(『バカなのにできるやつ、賢いのにできないやつ』より引用)
このように、本書には「できる人」になるための重要な格言が収録されています。自分は賢いと思い込み傲慢な態度をとる人にとっては戒めになる一方、自分に自信の無い人にとっては背中を押してくれる一冊になるでしょう。
ひとつのテーマは3ページほどにまとめられていて、要点を効率よく吸収することができます。世のなかの仕事はけっして賢い人たちだけで回しているわけではなく、またもっとも効率のよい方法でおこなわれているわけでもありません。すべての働く人に読んでいただきたい作品です。
日常生活のなかで「NO」と言いたくても言えない人、「NO」と言いたい自分の気持ちを無視し続けている人におすすめしたい作品です。
千田琢哉が、新しい「我慢論」を教えてくれる内容になっています。
- 著者
- 千田 琢哉
- 出版日
- 2016-10-08
「我慢は美徳」という考え方は正しいのでしょうか。
千田琢哉は我慢について「『我慢している人』は他人にも我慢を強要する」「我慢に慣れると、召使いの背中になっていく」と説いています。「我慢」と「時間」は非常に深い関係で結ばれていて、我慢をすればするほど時間を無駄に過ごすことになり、その時間の無駄が積み重なっていくことは実に惜しいことであると気づかされるでしょう。
人生を変えるきっかけになるかもしれない一冊です。
仕事の能率とスピードをあげるための54の習慣をまとめた作品です。
どれも読んだらすぐに始められるものばかり。会社でできるものから自宅でできるものまで、幅広く紹介されています。
- 著者
- 千田琢哉
- 出版日
- 2017-09-19
仕事が速い人が早く帰宅しているのではなく、早く帰宅すると決めているからこそ効率を重視し、仕事が速くなると説いています。
「休憩時間にどっぷり休むのではなく、休憩中には休憩中用の軽い仕事をする」「背筋を伸ばす」など、基本的にはどれもすぐに挑戦できそうなものばかり。よく周りを見てみると、確かに本書で紹介されている仕事術を実践している人こそ仕事ができると気づくのではないでしょうか。またこれまでの自分の仕事の仕方をあたらめて見つめなおす機会にもなり、すぐに真似したくなってしまいます。
本書で紹介されているのは実際に千田琢哉が実践してきた習慣なので、具体的な方法や効果にも説得力がある一冊です。