ハード・ロック/へヴィ・メタルと聞いてあなたが思うのは、どんなものだろうか? 興味の無い方にとっては、長髪、革の衣類、ギター、それに轟音を響かせる悪魔的音楽などでしょうか… ただこの音楽は、一見入りづらい反面、世界的に見ると、どの音楽ジャンルよりも深く、多くの人々を魅了し熱狂させるものでもあります。私も強く魅了され、人生すら左右された者の一人です。 今回は、ハード・ロック/へヴィ・メタルが好きな人にも、興味のない人にも、新たな発見への扉となるような書籍をご紹介したいと思います。
駆け足で紹介してきたが、このほかにも紹介したい本は、たくさんある。
例えば、先のイングウェイに影響を与え、私自身が音楽を始めるきっかけとなったギタリスト、リッチー・ブラックモアの自叙伝やインタビュー。もっとストイックにバンドという形や音楽への情熱について考えさせられる世界的バンド、メタリカの故クリフ・バートンのストーリーなど。
私より詳しい諸先輩からすれば、あれもだろう、これもだろうという声などもあるかもしれない。それで良いし、それこそが素晴しいと思います。ハード・ロック/ヘヴィ・メタルというジャンルは、そういった十人十色のさまざまな見解や思い入れを各々が抱ける音楽なのですから。
本が描くハード・ロック/ヘヴィ・メタルの世界から、新たに興味を持ったり、さらに深く掘り下げたり、これからも「私」というヘヴィ・メタルの起点の一つからさまざま書籍を紹介できればと思います。ヘヴィ・メタルと読書が共に、あらんことを!
本と音楽
バンドマンやソロ・アーティスト、民族楽器奏者や音楽雑誌編集者など音楽に関連するひとびとが、本好きのコンシェルジュとして、おすすめの本を紹介します。小説に漫画、写真集にビジネス書、自然科学書やスピリチュアル本も。幅広い本と出会えます。インタビューも。