英語のリーディングが上達する!多読におすすめの本と教材を紹介!

更新:2021.12.4

独学でリーディングの勉強しようと思っても、「何から始めればいいのかわからない」「思うように成果が出ない」ということもありますよね。そんな悩みを解消してくれる学習法として注目を集めているのが、「多読」です。多くの英文に触れることでリーディングが上達し、英語脳をつくるのだとか。この記事では、そんな多読におすすめの本を紹介していきます。

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リーディングの専門家が効果的な多読学習法を解説!

 

作者は、多読・多聴を取り入れた英語学習をおこなう塾「SEG」の代表である古川昭夫。本書は、多くの学生を難関大学に入学させてきた作者による、多読の入門書になっています。

多読に挑戦してみたいけど効果的な学習方法がわからない、自分の英語力にあった本の選び方がわからない、といった初心者の方の疑問に幅広く応えてくれるでしょう。

受験を終えても役に立つ、英語力が身に付く一冊です。

著者
["古川 昭夫", "上田 敦子"]
出版日
2010-12-24

 

「辞書を引かない」「わからないところがあったら読み飛ばす」「つまらないと思ったら途中で潔くやめる」というのが3原則。肩ひじを張らず、趣味として、読書の延長線上で多読に取り組む方法を提示しています。

辞書を引きながら読むということは、頭の中で日本語に訳しながら読んでいるということ。本書では、そもそも辞書を引かずに読める簡単な文章から始めて、日本語に訳しながら読むことから脱却することを目指しています。それぞれのレベルにあったストーリーが載っているので、ぜひ自分に適した文章から読み始めてみてください。

また、古川が多読と同じく推奨する多聴の効果についても触れられています。本書内で紹介されている6冊の本の音読サンプルを収録したCDが付いているので、多聴についても理解を深めることができるでしょう。

自分のレベルにあった本を選ぶ方法とは

 

先ほどご紹介した古川が、SEGの生徒たちへの指導で得た効果的なリーディング学習の方法を公開している一冊です。多読を始めるうえで1番最初の壁となるのは、自分にあった本を選ぶ基準。その具体的な見つけ方などが詳しく紹介されています。

たとえば「自分の知らない単語の割合が5%程度のものを選ぶ」など、そのアドバイスはかなり具体的。本書に載っている基準を参考に、楽しみながら読み進めることができる本を選んで、多読に挑戦することができるようになります。

英語多読法 (小学館101新書)

2010年06月01日
古川 昭夫
小学館

 

英会話スクールに通う時間がない、金銭的な負担が気になるなどの理由から、英語学習にリーディングを選んだという方も少なからずいるのではないでしょうか。

自分の好きな時間に好きな本で学習ができるのは魅力ですが、自分のレベルにあわない本を闇雲に購入してしまっては時間もお金も無駄になってしまいます。そして何より、英語に対する苦手意識が付くだけの結果に終わってしまうかもしれません。

本書では、効率よく多読を進める要点を掲載。知らない単語やわからないセンテンスを読み飛ばしても、前後の文章の繋がりで内容が推測できるものであれば、ある効果が得られるのです。またどのタイミングでリーディングに使う本のレベルを上げればよいのかなど、ノウハウが満載です。

読書を楽しみながら英語力も身に付けられる、理想的な多読法を知ることができる一冊となっています。

大人のためのリーディング上達術

 

本書では、大人が英語を学びなおすために最適な学習法として多読を紹介しています。

実は作者本人も、学生時代の授業以外には英語と縁のない生活を送ってきたのだとか。しかし55歳から多読を始めて、実践的な英語力を身につけることができたそうです。

そんな自身の経験をもとに、大人にこそおすすめしたいリーディングの魅力や、人生のセカンドステージに英語力をつけることのメリットなどを交えて多読の入門知識を紹介していきます。

大人のための英語多読入門

2008年08月26日
佐藤 まりあ
コスモピア

 

多読に限らず、英語学習の本のほとんどが、ビジネスや学業のために英語力をつけたい人向けのもの。しかし本書は、定年を迎えた、または目前に控えた大人に向けて、有意義な時間を過ごすためのひとつの提案として英語力の向上をすすめています。

リーディングをすることのメリット、本当に読むだけで英語力があがるのかなど、疑問点に応えながら学習法を教示。勉強自体に苦手意識がある方でも、趣味と実益を兼ねる形で英語力をつけることができます。

長らく英語とはかけ離れた生活をしている人にこそおすすめ。はじめの一歩を後押ししてくれる一冊です。

分厚いペーパーバックが読めるようになるリーディング方法!

 

英語学習をしている人のひとつの大きな目標として、「分厚いペーパーバックをすらすら読めるようになりたい」というものがあるのではないでしょうか。しかし辞書とにらめっこしながら読むのは骨が折れるものです。好きな映画の原書に挑戦して、挫折してしまったという方もいるかもしれません。

本書では、ペーパーバックを辞書なしで読めるようになるための効果的な学習法を提示しています。読みたかった本を自力で読めるようになる、本好きにたまらないアプローチです。

著者
酒井 邦秀
出版日
2002-06-01

 

本書ですすめるのは、「1年以内に100万語を読む」という具体的な目標。とてつもない数字に見えますが、実は児童書を50冊ほど読めば100万語相当になるそうです。決して高すぎるハードルではありません。

またスムーズに読み進めるために、頭の中で和訳をして立ち止まる癖をなくすことも推奨されています。紹介されているノウハウをもとに、期間を区切ってステップアップしていくことで、モチベーションを保ったまま取り組めるのです。

「この本を読めるようになりたい」という明確な目標がある方には、特におすすめの一冊になっています。

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